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休日家でダラっと過ごすとき、Tシャツにアイロンかけると自己肯定感が上がります

アイロンはふつう、お出かけ時に行う儀式


「こわっ!」

休日で外出する予定がないのに、朝イチでTシャツにアイロンをかけていた私の姿を見た、家族からの一言でした。

ですよね、ですよね。

アイロンはふつう、お出かけするときに行う儀式です。なのに、家でゴロゴロすると決めていた日に、朝からアイロンに向かっているのですから。

しかも、アイロンしなくても許される代表選手のようなTシャツに丁寧にアイロンをかけている姿に遭遇すると、「こわっ」の一言も出したくなりますよ。

でも私は、休日誰にも会わなくても、Tシャツにアイロンをかけるのです。

アイロンをかける3つの動機


私は中学生の頃から32年間、ほぼ毎日アイロンをかけ続けています。小さい頃からクリスチャンなので、日曜日も教会に行く前にシャツにアイロンをかけていました。

日数にすると、なんと11,680日!!どんな習い事も趣味も続かない私が、唯一続けられている習慣です。

でも、なぜ私はアイロンをかけるのか?

3つの動機が見えてきました。

  1. 人にだらしなく見られないため(=義務感または恐怖心)

  2. 自分の清潔感を印象付けるため(=他者評価)

  3. 自分をもてなすため(=自己肯定)

これは結構驚きです。1と2は他人の目を気にしての動機ですから、なんと私は誰かを気にして11,680日もアイロンをかけ続けていたことになるのです!

世の中で言うところの、外発的動機付けです。(スミマセン、職業病が・・・)

でも、3つ目は毛色が違いました。実は自分のためにもアイロンをかけていたことに気がつきました。

休日にTシャツにアイロンするのは、自分をもてなす行為


誰にも会わない休日に、かけなくても何とかなるTシャツにアイロンをかけることを、長い間無意識でやっていました。

かけると、なぜだか自信が増すのです。自分の価値が高まっているように感じるのです。

その理由がわかった気がします。

それは、1と2の「誰かを気にする」動機が排除された、純粋に「自分をもてなすため」の行為だからです。

他の誰のためでもない、自分を大切な存在として扱い、シワのない服を着せてあげるという、自分への小さなおもてなし、自分を愛する行為だったからです。

自己肯定感を自分で高める


ちょっとだけ仕事の話をしますね。

研修ファシリテーターをしていると、自分に自信が持てない方、自己肯定感が低くて悩んでいる方に、頻繁に出会います。そしてその原因や経緯は、とても複雑。私みたいな他人が、簡単に介入できることではありません。

でも、「自分をもてなす」ことは、誰にでもすぐにできる小さな行為。それが、自己肯定感を高め、自信を持つための、何かのきっかけになるかもしれません。

他人から下げられてしまうことのある自己肯定感ですが、自分で高めていくことはできるはず。だって、「自己」肯定感なんですから。

別に、Tシャツのアイロンがけでなくても大丈夫。お花を飾る。良い音楽を聴く。髪の毛を整える。きっと何でも大丈夫。

この週末、自分のためだけに、小さなおもてなしをしてみませんか?


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