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贈与という行為

またりなるさんの記事から
面白い本を読む事ができています
昨晩Kindleで購入して読みやすく面白いので
一気に半分ほど読み終えたところです

近内悠太 著
『世界は贈与でできている』

面白かったのが
この本を半分読み終えたところで
りなるさんの記事を読むと
スーッと内容が頭に入る入る…
不思議な現象でした

りなるさんの記事やこの本の解釈などは
人それぞれあると思うし
私のアタマでは
薄っぺらな感想しか書けないと思うので
横に置いておきます


ただきっかけになって思い出した事を1つ


今うちでは職人を1人雇い入れています
20年近くになるでしょうか
この間何人かの人を雇用した事がありますが
その1人以外は残っていません
数年前に面接に来た人は未成年でしたが
〝親が反対するから…〟
という理由で入社はしませんでした
言葉通りとは思っていませんが
おそらく金銭的な面だったようです

私が見習いとして仕事についた時には
いろいろ教えてもらう上にお金をもらえる
という考え方でした
手に職をつけて自分で作ったものを
買ってもらえるまでは見習いです

でもここら辺の事を主人と話すと
かなり食い違いが起こります
決まっている最低賃金から始まるのは
当然の事だと思う私と
この金額では生活しんどいだろうな…
という主人
足りない分は親御さんがいるなら
援助してもらえば良いという私
してもらえる人がいないなら
家賃の一部や夕飯の1品でも
私たちが援助するものだという考え方です

職種や規模にもよると思うけれど
そうやって仕事ができる人間を育てる事が
社会人の役目の1つだと思っています
単純にこれだけの事をしたからいくらとか
逆に大卒なんだからいくらとか
なんか違う気がします

ただ私たちにはそれができませんでした
自分たちが食べる事でいっぱいいっぱいで
我が子を世に送り出す事しか
できませんでした

働き始めの若者に対する
奨学金制度のようなものは公にありますか?
勉強不足で知らないのですが
特別な職種や特別な業界とかではなくても
雇い主が充分な事ができない分を
補ってくれるような制度
ある程度の企業なら社宅を持っていたり
家賃を負担してくれたりしますが
私たちレベルだと
実際のところかなり難しいです


法人税は上げるぞ
社会保険や年金は半分払え
福利厚生はきちんとしろ
そんな事ばかり言われても…です

まだ真っ白な状態の若者に
銭かねより大事なものを
伝えたり教えたりしなければいけない大人が
高卒と大卒だとこれだけ給料が違うとか
そんな事ばかり吹き込むから
給料はいくらだろう?残業は?有給は?と
人生をお金基準でしか
見られなくしている気がします

こういう話をすると
でもお金がないと生活できないし
結局1番大事でしょう?綺麗ごとだと思う
と言われてしまうでしょう
そして何を基準に何を大切にして生きるかは
人それぞれで大きなお世話ですね


りなるさんの記事や
紹介された本の内容からは離れた話でしたが
どちらも一読されれば
なんか共感できて納得してしまう面白さです

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