こんにちは、まなみです。
最近、独居の父から夕飯の料理写真が頻繁にLINEで送られるようになってきていました。
年に何度かある、父の料理自慢期間。
寂しいとは言わないし、帰って来いとも言わないけれど、1人を感じているタイミング。個人的にはサインと捉えていて、その傾向が強くなったら、実家に帰省するようにしています。
ということで、この連休も弾丸で帰省してきました。
毎回恒例の子どもたちの背比べ。父は父ではなく、すっかり「おじいちゃん」の顔になっていました。
実家の柱には、父のキズと私たち姉弟のキズと、娘と息子のキズが。もう横線入りまくりで、どれが誰だか分からなくなってきています。
私の実家は祖母の代からの古い家なので、父の代で終わりかなぁ…と思っていますが、優しい笑顔を子どもたちに向ける父の姿を見ていると、この柱がなくなるのはちょっと寂しいなと感じました。
私たち姉弟がみんな県外に出払っているもので、1人になった今、きっと寂しい想いをさせてるなぁと、少し申し訳なく、少し心配していたのですが、聞くと60超えてからサバイバルゲームを始めたらしく、私には全く理解できない内容でしたが、ただただ楽しそうに話す父の顔を見て安心しました(笑)
とは言え、最近はこのコロナ禍で家からほとんど出てないとのこと、また料理の写真が頻繁に送られて来たら、タイミングを見て帰省しようと思います。
昼食はテイクアウトの三津浜焼きを。
「いつから三津浜焼きになったんやろか」
「わしが子供の時は・・・」
「私の子供の時でも・・・」
そんな話をしながら食べていると、父が一言。
「やっぱりみんなで食べると美味しいなぁ」
お皿にも移さず、割り箸のまま。色気こそなかったかもしれませんが、久しぶりの家族と孫たちの笑い声が行き交うその空間は、十分にぎやかな宴でした。
華やかではないけど、豊かな時間を紡ぐのが上手な父。私の原点はきっとここ。
今更ですが、私は私が思っている以上に、父のことが好きな気がしています。
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