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地域医療で役立つ勉強法3選

卒後3年目以降の医師(医師以外でもそうかも!?)に合う程度共通することかと思いますが、原則勉強は自分で行うものです。人から教えてもらう勉強(いわゆる耳学問)はきっかけに過ぎないと思っています。なぜなら耳学問は情報の信ぴょう性に乏しく、教えてもらう量には限界があるからです。耳学問自体が悪いことだとは思いませんが、何も考えずに全部鵜呑みにするのは考え物です。耳学問で聞いたこと(ここではまず受け入れる)を、自分で勉強した上で、情報を取捨選択することが重要だと思います。

ですが、自己学習は簡単ではありません。情報社会で暮らす我々は情報を取捨選択しなければいけません。そこで今回は普段自分がおこなっている地域医療で役立つ勉強ツール3選を紹介します。

①ガイドライン
最近はほとんどのガイドラインがWebで公開されています。ガイドラインに載ってない疾患をみる場合やガイドラインが古い場合はUp to dateも利用しています。ただ病院で購読してない場合は結構なお金を払わないといけないが欠点です。

②いがくことはじめ(こちら
東京で勤務されている優秀な脳神経内科の先生が書かれているブログです。脳神経内科疾患を中心に、臨床に役立つことが日々発信されており、シェーマが非常に見やすいです。書かれた内容にはしっかり引用文献がついており、その内容を確認してみても、ブログで書かれた内容が正確であることがわかります。私もこのブログを手本にして、自分の勉強していることを発信し始めるようになりました。

③参考書
私の勤務する病院は近隣の高次医療機関に少なくとも1時間はかかるため、ある程度どんな疾患にも対応しています。内科・整形外科・小児科に分けて紹介します。
内科:「ホスピタリストのための内科診療フローチャート第3版」
この本を読みながら、患者を診ると大きく方針を誤ることはまずありません。https://amzn.to/4f3GwFi

整形外科:「整形内科」
田舎には、opeを必要とせず、局所注射を求められる整形疾患が多いので役立ちます。

小児科:「小児の薬の選び方・使い方」
私が初期研修医の頃に、指導医に教えてもらった本です。これを見れば、ほぼ困りません。


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