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ドラマ『つくたべ』で肯定したい「ひとりひとりの幸せ」

ドラマ『つくたべ』で肯定したい「ひとりひとりの幸せ」

異性との恋愛・結婚・家庭=幸せ

世間にはびこるステレオタイプな「幸せな女性」像。それにハマらない人は“かわいそう”、“不良品”などと思われがちなように感じます。

こうしたジェンダー・バイアスをつくる原因の一つがテレビドラマだと思います。
時に人々の価値観を形成してしまう「テレビドラマ」を通して、世間の偏見に疑問を投じたい。

そんな思いから、主要な漫画ランキングで上位を飾る『作りたい女と食べた

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ロケ地から見る「恋せぬふたり」

ロケ地から見る「恋せぬふたり」

初めまして、毎週月曜よる10時45分から放送中のよるドラ「恋せぬふたり」制作部の長船です。
今回は、「恋せぬふたり」のロケ地ついて書きたいと思います。

ロケ地のお話をする前に、制作部をいう言葉を初めて聞いた方が殆どでしょうから、制作部とはどんな仕事をする部署なのかを簡単に説明します。

制作部は、プロデューサーやアシスタントプロデューサーと一緒のプロデュース部になります。

担当する仕事の一番は

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「衣装」で魅せる!「恋せぬふたり」

「衣装」で魅せる!「恋せぬふたり」

初めまして。毎週月曜よる10時45分から放送中のよるドラ「恋せぬふたり」の衣装を担当した高橋さやかです。

ドラマにおける衣装(スタイリング)の役割は、登場人物の設定にリアリティーを持たせるといった基本的な要素以外にも、セリフやストーリーでは語りきれない“背景の部分“を表現して視聴者の皆さんが人物を掘り下げて想像するきっかけ作りをすることが大切だと考えています。

今回は特にその点を心がけてのスタ

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耳をすませば!?「恋せぬふたり」の「音」の世界

耳をすませば!?「恋せぬふたり」の「音」の世界

毎週月曜よる10時45分から放送中のよるドラ「恋せぬふたり」で音響効果を担当している、吉川と申します。

恋せぬふたりは私と、二人の音響デザイナー(松本、岸)の3人で順番に各回の音響効果を担当しています。作曲家の選定、楽曲作り、各回の選曲や効果音まで、ドラマで鳴っている音全般のデザインを行っています。
今回は、私たちが「音」のどこにこだわって取り組んでいるのか、その一端をご紹介できればと思います!

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「色」で彩る「恋せぬふたり」

「色」で彩る「恋せぬふたり」

毎週月曜よる10時45分から放送中のよるドラ「恋せぬふたり」。
こんにちは、よるドラ「恋せぬふたり」の編集・グレーディング・VFXを担当した堀田です。

「グレーディング」とは?今回のnoteでは、「恋せぬふたり」のグレーディングについてお話させていただきます。グレーディングとは、ざっくり言うと映像の色を整えたり、調整したりする作業になります。下記にグレーディング前と後の画像があります。

グレー

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美術の世界へようこそ!「恋せぬふたり」

美術の世界へようこそ!「恋せぬふたり」

はじめまして、よるドラ「恋せぬふたり」の美術を担当しました、伴内と申します。今回は趣向を変えて、美術の仕事について少しお話させていただきます。

そもそも美術の仕事ってなんだろうと思われる方がほとんどかと思います。 主にはスタジオセット、ロケ地の選定や装飾、登場人物の扮装(衣装)を担当していて、今回は私と長谷川という2人の美術担当でそれらの大枠を考えています。

ほかにも美術部にはたくさんの役割の

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ドラマ「恋せぬふたり」が生まれた理由 

ドラマ「恋せぬふたり」が生まれた理由 

はじめまして、よるドラ「恋せぬふたり」を企画・演出しています。押田友太です。

2013年にNHKに入局し、広島拠点放送局を経て、4年ほど大河ドラマや連続テレビ小説を中心に、東京でドラマ制作に携わっています。

そんな私がこのドラマを企画したきっかけについて、少しお話できたらと思います。

恋愛を描かないとドラマにならないのか?最初に赴任した広島拠点放送局で初めて制作したドラマがあります。それは高

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