stand.fmのご縁から、ある”お仕事”が生まれた話
フリーランスは、SNSをフル活用して仕事をしよう!
なんてよく聞くけど、わたしはその真逆にいる。
Twitterのアカウントはあるものの1日2~3ツイートしかしないし、このnoteだって気まぐれ更新。むかしっからSNSに疎いのだ。
でもそんなわたしが、あるSNSにどハマりした。
それが、stand.fm(スタンドエフエム)
音声配信である。
スマホ一台で誰でもラジオパーソナリティーになれる、その手軽さがSNS離れしていたわたしを再びSNSの世界へ呼び戻してくれた。
◯
stand.fm(以下:スタエフ)は他のSNSとは違い、リアクションの数字を気にする必要がない。これがすごく心地いいんだ。
フォロワー数や再生回数は一切表示されないし、いいねも実際に配信を聞いた人からしか見られない。だから配信側が数字にとらわれることはないし、自分の話したいことを純粋に話せる場所になっている。
再生回数が伸びやすい話題が好まれるYouTubeに対し、スタエフはニッチでコアでディープな話も大歓迎。
それゆえフォロワーとの関係は「広く浅く」よりも、「狭く深い」ものになる。そこが、スタエフのいいところだろう。
わたしの配信内容はというと、「海外生活の出来事をただただ話す」フリースタイル。
フリーランスやライターとしてのノウハウを語るわけでもなく、毎日の「ちょっと聞いてよ〜!」を収録している。背伸びしない方が、続けられると思って。
たわいもない話を、コツコツ。
そしたらありがたいことに、わたしの話を「おもしろい!」と言ってくれる方が、少しずつ増えていった。
たとえば、こんな収録。
ちょっとニッチなベトナムあるあるを話してみた。
そしたら、この話を聞いてくださった方から
などなど、たくさんのコメントをいただいた。
わたしの何気ない「日常」は、誰かにとっては「非日常」だったりする。
わたしには「当たり前」のことも、誰かにとっては「特別な価値」に感じるんだってことを再確認できた。
◯
こんな感じでゆる〜く配信を続けていたら、昨日スタエフの配信者さんから、ある相談をいただいた。
二人のお子さんと一緒にスタエフでラジオ配信をしている、カプチーノさん(https://twitter.com/cupchiino)からだった。
カプチーノさんは「親子ラジオ」をテーマに、実体験をもとに現在Kindle本を執筆しており、なんとその文章のチェックをわたしにお願いしたい!という連絡だった!(嬉しすぎる!)
でも正直、驚いた。
なぜ驚いたかというと、
わたしがラジオで仕事の話を一切していなかったからだった。
ライターになるコツ、とか
人を引き寄せる文章術、とか
文章を書くときの注意点、とか
そんなビジネス的なことを語っていたなら、オファーが来るのもわかる。
でもわたしの収録は、日常の些細な出来事。
つまり、たわいもない話しかしていなかった。
カフェのクッキーがかわいかった、とか
最近の推しアニメはこれだ、とか
ボルダリングが下手くそすぎて泣けた、とか
こんな話しかしてないのに、カプチーノさんはわたしの仕事を覚えてくれていた。それに加えて「まあやちゃんにお願いしたい!」と言ってくれたのだ。
こんな嬉しいこと、ある?
やらせてください〜!と、すぐさまお返事。
やっぱり、「あなたにお願いしたい」は、魔法の言葉だよなあ。
◯
わたしはラジオで「仕事」の話をしていない。
本当に、ただの「日常」の話しか、していない。
でもこのラジオが、ある種「まあや」のポートフォリオになっていた。
だから、新たなお仕事が生まれたんだ。
たわいも無い話でいい。話すことなんて、正直なんでもいい。
大切なのは、自分らしく楽しく続けることなんだから。
海を超えて、スタエフで出会えた、このご縁。
SNSって、本当はすごく楽しいものなのかも。
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