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正月はホテル暮らしというか監禁1/4  〜コロナカクリの実態:入国からホテル〜

いわゆる「新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について」でして、元旦より「帰国後3日間は政府指定施設」アパホテルにて快適に監禁されております。

「3日間」の正確なところは「帰国翌日から3日目のPCR検査が陰性であれば自宅隔離に移る」とのことで今日がその日。7時過ぎにPCR検査用の唾液を検疫官さん(こういうかんじ↓)にお渡し、4時間たってまだ連絡がないのでほぼほぼ帰宅できるということでしょう。

(実物ではありません)


主なポイント

  • 羽田空港は広い

  • 対応されている方には大感謝(が、もっと効率的にできそう)

  • バスに乗る前には必ずトイレ!(途中でしたくなったらどうなるか不明)

  • 空港到着からホテルまで私は4時間。聞いた中で一番長い人は9時間。

  • ホテルは快適でお弁当もおいしい。(場所によるかも)

  • 運動できず、ブロイラー状態になる(場所によるかも)

  • 監禁が6日だったら耐えられないかも(運動できないのが厳しい)

到着から監禁への道のり(空港脱出編)

日本に着くまでの間に集めた情報によると、到着から監禁までは結構大変らしいという情報ばかりで旅の後半はその心配ばかりしていたように思います。

友人A(10月にパリから帰国。監禁なし。)
「到着してからシャバにでるまでのPCR検査が大変。とにかく歩かされるし、とにかく時間がかかる。あと、アプリのインストールなど事前にできることはきっちりやっておかないと後ろの人が先に進んでしまい、その遅れがあとあと効いてきたりする。」

友人B(12月にハワイから帰国。監禁あり。)
「(前半部分は友人Aと一緒)検査が終わった後にホテルが決まらないで待たされる。結局、到着してから部屋につくまでに9時間かかった。部屋のアップグレードとかも聞いてもらえないし(それはあんたが悪いっしょ)」

飛行機のCAさん
「隔離期間は意外と大変らしいですよ。遠くの宿に行かされちゃったり、食事も時間がバラバラだったり」

で、

実際に羽田空港に到着して飛行機を出ると特に指示があるわけでもなく、すぐに普段の検疫所(体温を測るカメラがあって「体調悪かったら申告せよ」みたいな看板が立ってるけど、おそらくほとんどの人が立ち止まらないあそこ)につきます。「あら、すぐじゃん」と思ったのもつかのま、後ろから走って現れた航空会社の職員さんが「ここではなく、その先まで行ってください」とはるか遠くを指さします。「歩く歩道」はあるもののそれは「検疫所」に向かって動いており、てくてくと歩いて行くしかありません。結局万歩計は2000歩近く行っていたので1.5kmくらい歩いたかと思います。

やっとついたそこにはいくつかのブースがあり、そこにフェイスマスク+マスクの方々が2人ずつ座ってらっしゃいます。飛行機の中で書いてきた滞在先などのデータと誓約書みたいなものなどをチェックされたように思います。


そこからも次の部屋まであるいてはまたブースの人に書類を渡し、また次の部屋ではスマホの状態(アプリのインストールやGPSの設定など)を確認してくれたり。


あと、私の場合は施設隔離が3日だったためおそらくそれを表すと思われる緑の札を手にぶら下げさせられます。

そして、本丸のPCR検査では漏斗と試験管的なモノを渡されてブースに入ると梅干しとレモンの写真が貼ってあり、横に「Imagine」と。。。指示されるがままにレモン(梅干しは嫌い)をImagineし、サクッと規定量の唾液を試験管に落とします。

(実物ではありません)

このあたりの順番は定かではないのですが、さらにもう一カ所くらいで書類提出をした後は搭乗待ちのスペース(それまでも搭乗待ちのスペースか)で、検査結果を待ちます。このスペースには自販機もあり、またおなかがすいた方のためにビスコが無料で配布されてたりしました。

おそらく1時間程度の後に検査結果が発表され(ちょうど運転免許の合格発表みたいに番号が呼ばれる)、結果を告げられた人から一人ずつ待機の椅子に座らされます。一定の人数(私の場合は10人)が集まるとそこからは通常の検疫所に向かいます。このとき、1組につき1名の係の方がついて空港の外までアテンドしてくれますが、実際には迷うような道でもなく(ここまでの道のりの方がずっと迷う移送だった)、逃げ出さないように見張り番と言うことなのかと思いました。

アテンドはしていただいているものの、ここから空港に出るまでは通常の帰国時とほぼ一緒。検疫官に「検査済み」みたいな紙を渡し、無人の入国審査機を通り、荷物を受け取って外にでます。

ここまで到着から2時間半くらい。

到着から監禁への道のり(ミステリーツアー編)

ただ外に出たところではまた係の方がいらして、10名が集まったところでその方についてバスまで案内されます。ここでどなたかが「ホテルはどこになるんですか?」と聞いてらっしゃいましたが「私たちも分からないんです」の一点張り。

「元旦からミステリーツアーかよ」



このとき私は若干の便意(10%程度)があり「仙台、名古屋はともかく幕張とか1時間以上かかるところだとやばいな」と一気に不安が増していきます。


運転手さんはどこぞと連絡を取っているようですが、皆がバスに揃ってからもすぐには出発しません。やっと出発すると大通りに出ることもなく、羽田の比較的に細い道を走っていて「これは蒲田あたりのホテルか」と期待がふくらみます。が、そこからおもむろに首都高に。このとき便意は少々高まり(15%程度)、「幕張はともかく仙台とかだと出ちゃうな」とますます不安は増していきました。

私の不安をよそにバスは浜松町付近で首都高をおり、さらに運転手さんはまたどこぞに連絡を取って「あと10分くらいのところまで来ました」と話しているのが聞こえて安堵すると、しかし「あ、前の組がまだ入れていないので15分くらい待機。分かりましたー。」との声。きゅっと臀部に力を入れなおします。

結局、そこから30分ほど待ちバスが動き出すと「帽子の社長のホテル」が近づいてきました。「もらすことはないな」と、いよいよほっと胸をなで下ろしてホテルに入ろうとすると、そこには物々しい警備の人たちが3m間隔くらいでホテルの周りを警備しています。

「うわ、これ監禁じゃん」

(しかし、あのミステリー中にほんとにトイレ行きたい人がでちゃったらどうするんだろう。コンビニとかに下ろしたら隔離とか意味なくなっちゃうw)

続く


しがない(ほぼ)無職の中年ですが、サポートしていただけたら喜びます。