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私がデザイナーになるためにしたこと❸

新年明けましておめでとうございます。今回の投稿、下書き保存したまま年を越してしまいました。2020年の振り返り、2021年の目標とか投稿したかったのに...のんびりしすぎた。

今回は『私がデザイナーになるためにしたこと"大学時代ゼミ編"』です。

理系の大学だったので、3年生になると研究室というものに所属します。基本的には自分の学びたい分野を専門としている教授の研究室を選びます。私がいた頃は、プロダクトデザイン、インテリアデザイン、情報デザインの3つに分かれていました。私はプロダクトデザインを専攻していたので、その中でもこの教授の元で勉強したい!という方を選びました。

しかし、志望したからと言って必ずそこに配属できるわけではありません。人気の研究室もあれば、そうでないところもあるので教授たちで選考会を行います。志願票と「研究室で学びたいこと」のレポート、あとはGPAによって決まります。

要はGPAが高い人(=これまでの講義をきちんと受けてきた人)が優先的に希望する研究室に配属されます。

研究室配属は前置きなので、これくらいにしておきます。

実際に私が配属させてもらった研究室のゼミでなにをやったかと言うと、『産学協同プロジェクト』です。企業が提示した課題であったり、テーマに対して学生がプロダクト提案を行います。私がいた時は、良品計画さんとACEさんにご協力いただきました。企業にとっては新しいアイデアがもらえる、学生にとっては良い経験になり、かつポートフォリオに載せられる(就活のネタになる)お互いにとってメリットとなります。企業側にとっては負担にもなりますが。

具体的な内容はあえて書きませんが、良品計画さんのプロジェクトはとても良い経験になりました。n=1 のヒアリングの重要性、アイデアにたどり着くまでのプロセスを、時間をかけて実際に体験できたのは貴重な経験です。

その際私が意識していたことは、納得のいく提案ができるまで粘る事です。実際にデザイナーとして働いている人たちだからこそ、学生が真面目に取り組んでいるか、手を抜いているか余裕で見抜くと思います。現役デザイナーから良いアドバイスをもらうためにも、自信を持って納得できる提案ができるまで粘るのは、時間を割いて見てくれている社会人に対する学生としての礼儀でもあると思います。

大学の卒業して数年経ちますが、この時のプロジェクトで提案したものが実際にいくつか商品化されていました。私が提案したものの一部も、ちょうど社内で進行していたそうでしばらくして実際に店頭に並んでいました。(もちろん買いました。笑)

ちなみに私が提案したのはマスクケースでした。3枚くらいのマスクとちっさいマスクスプレーが入るケース。その時はコロナなんて存在していなかったので普通に花粉症の人向けに提案しました。結構いい提案だと思ったのになぁ、、笑

学生の頃にグループや個人で取り組んだプロジェクトって、教授や大人が場を設けてくれるのでありがたみを感じるのが難しいんですよね。でも社会人になるとじっくり時間をかけて、グループで行えるプロジェクトってかなり貴重な経験です。こういうことに自主的に参加しようとするとびっくりするくらいお金がかかります。(もちろん大学も授業料払ってますが)何気なくやってた事が社会人になって、これってあの時のあれじゃん!って脳内で繋がる事がいっぱいあります。

手を抜かずに、用意された環境を存分に活用するほかありません。就活やその後に必ず役に立ちます。

では。

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