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資源循環最新トピック(2023.6.28)

こんにちは。
今週は資源循環に関連するニュースをピックアップしました。

資源循環

1. 「回収・リサイクル」と「販促」を合わせた仕組みでサーキュラーエコノミーを実現する循環プラットフォームの開発を開始

2. A world first: Lah­ti pi­lots a de­po­sit sys­tem to en­cou­ra­ge re­cyc­ling of tex­ti­le was­te

3. 循環型社会の実現を目指し、廃プラスチック問題解決に貢献『Ziploc RECYCLE PROGRAM』BEAMS COUTURE監修ジップロック®リサイクル傘 新ロゴデザインが登場

4. 人口1万2000人、鹿児島の小さな町に世界から問い合わせが殺到するわけ

MaaR事務局まとめ

 今週は資源循環に関連するニュースをピックアップしました。
記事①②③について、資源回収/循環スキームを構築している取り組み事例を紹介します。
記事①では、従来は「作って売る」ことが中心だった企業活動を変革するため、電通が中心となり「作って売って、回収・リサイクルする」というアプローチに取り組んでいます。クーポンなどの発行により、さらなる購買への導線を作ることで、メーカーや流通企業が実施するメリットを訴求し、販促+資源循環の好事例と考えます。
記事②では、フィンランド・ラハティ市が繊維製品のリサイクル促進を目指し、世界初となる繊維廃棄物デポジット制度を導入したケースが紹介されています。回収された繊維は繊維加工施設でリサイクルされ、糸や断熱材、音響パネルなどに再利用されるそうです。記事①と②の共通点は、回収の主体となる生活者に焦点を当て、クーポンやポイントなどの「販促」を組み合わせることやデポジット制度を導入することで、回収を促進している点です。生活者のメリットを訴求し、行動変容を促すことが取り組みの拡大において重要になると考えます。
記事③では、資源の回収/再資源化にとどまらず、傘として再製品化し、リユースサービスとの連携により、製品の長寿命化にも繋がっている事例です。これはまさに、資源の回収/再資源化/再利用が設計されたサーキュラーエコノミー型のビジネスモデルの事例です。
記事④は、リサイクル率が毎年80%を超えるリサイクル先進地域である鹿児島県大崎町の記事です。埋め立て処分場の対策に追われ、リサイクル率も全国平均を大きく下回っていた大崎町が、いかにして、焼却に頼らない日本一のリサイクル率を誇る地域に変貌し、大崎リサイクルシステムとして世界からも注目されるようになったかについて関係者への取材も交え、詳しく語られています。是非皆さんも記事の本文をお読みいただければと思います。

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