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好きな人と大切な人は違う〜第5話〜

奇跡的な「たまたま」

自分を攻めまくった
なんであんなことをしたの?

いつもの帰り道は長く感じて、
いつもよりペプシが酸っぱかった。
いつもよりペプシを飲むスピードが速かった。

明日学校で彼にあったら
まずは、挨拶して昨日のこと謝りに行くことにした。

「たまたま」

を狙って。

野球部は朝練があるから朝練終わったら
他の生徒よりも早めに教室にいるのはわかっていたから
そのタイミングを狙おうと思って

いつもより早く起きて準備していつもより早く学校に着いた

......

彼がいた....

私「昨日はごめんね!せっかく拾ってくれたのに。」
彼「え、全然!俺なんかしたかな?って思ったし。」
私「私が焦りすぎて、奪うように取ってしまったの。
  本当にごめんね。」
彼「なら、全然よし!!じゃあ今度ガムくれ!ペプシでもいーぜ!」

ほかの生徒が投稿してきた。

思春期まっただなかの中学生
男女で喋ってるところ見られると、みんなからいじられる
それが嫌でこの後すぐに解散した。

たった数分の会話でも思い返すだけでニヤニヤが止まらなかった。

今日一日ずっとテンションが上がって

帰りのペプシは最高に美味しかった!

彼の好きなガムはわかっていました。
だからいつかっていつ渡そうかな?
がズーーツと頭の中でぐるぐる

今度は話すきっかけがあるから

「奇跡的のたまたま」は考えなくていいんだね!

#恋愛


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