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「なんか違う」は大事なサイン!【自分の脳に騙されないで】

・恋人に、なにか違うな・・・と感じたら別れた方がいい?

・第一志望の会社だったけど、入ってみるとなにか違う・・・

・誘われて新しい交友関係を築いたけど、なにか違うと感じる

なんていう風に感じたことはありませんか?

実は「なんか違う」という感情はとても大事なサインです!

今回は、そのよく分からない「なんか違う」という感情について、心理学講師である私が、心理学的な視点からお話していきます。


3分で読めます✩


「なにか違う」と感じる正体

こんにちは。

NLPプラクティショナー、LAB®プロファイルプラクティショナー、アドラー心理学勇気づけ講師のまあこです(^^)


先に理由をお伝えしておきます。

「なにか違う」と感じる、その正体は

認知的不協和というものです。

認知的不協和
人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感。人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。 (引用元:Wikipedia)

認知とは・・・それだと認めること。認識すること。


分かりにくいので、分かりやすく説明しますね!

すごく分かりやすい例で挙げられるのが「タバコ」の話です。


煙草を吸う男性のイラスト

​・タバコを吸う人が「タバコを吸うと肺がんになりやすい」と聞きました。

認知1:「私はタバコを吸う」

認知2:「タバコを吸うと肺がんになりやすい」

ここで、自分の中で矛盾が生じてしまいます。

肺がんになりやすいのにタバコを吸うなんて・・・

これが認知的不協和です。人は、自分の認知に矛盾が生じると不快に感じます。違和感を感じて居心地が悪くなります。

かと言って、長年タバコを吸っていた人が急に禁煙するのは難しいですよね。何よりタバコは依存性も強いので「吸いたい」気持ちが大きい。

そこで、

認知3「タバコを長年吸っても健康な人だっているさ」

認知4「交通事故で死亡する確率の方が高いし」

と、認知を強引に変えてしまうことで、自分を正当化させようとします。


そうすれば、肺がんへの恐怖心も薄れるし、「タバコを吸う」行為を正当化できますよね。


行動を変えよう

コロナで緊急事態宣言が出された時、

「外出を控え、自宅でなるべく待機していよう」という認知と、「外出したい、人に会いたい」という認知で矛盾が生じた人もいたのではないでしょううか。

それもまた、認知的不協和です。

そしてなんとか外出したいと考える人は、「インフルエンザで死亡する人の方が多い」という認知にすり替え、自分の行動を正当化しようとします。


「なにか違う」と感じた時は、もしかしたら「1度立ち止まってよくよく考えてみてごらん」というサインかも。


・恋人に、なにか違うな・・・と感じたら別れた方がいい?

→「他の人よりはよっぽどマシだ。自分の勘違いだ」

・第一志望の会社だったけど、入ってみるとなにか違う・・・

→「自分の選択は正しいはず。まだ頑張りが足りないのだ」

・誘われて新しい交友関係を築いたけど、なにか違うと感じる

→「まだ慣れていないだけ。素敵な人たちばかりだもの」


認知的不協和、つまり「なにか違う」と感じた時に、行動を変えず認知を変えることを繰り返していると

自分の直感はどんどん弱くなります。

そして、本当は望ましくない行動をさらに強めていってしまうことにもなりかねません。


自分の直感を信じ、自分の行動を再選択する勇気をもちましょう。


今回はこの辺で。

ここで出会えたことに感謝します。


自分の直感を信じ、より良い人間関係を築いていくために、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

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