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北海道在住の23歳。不動産営業マン(新卒1年目)。旅と写真と本が好き。将来の夢は世界一…

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北海道在住の23歳。不動産営業マン(新卒1年目)。旅と写真と本が好き。将来の夢は世界一周!!!!!

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視界いっぱいをその薄いピンクに染められ、そよぐ風の中で、ゆらゆらと揺れる彼女らを追いかけ捕える。 今年はそれを今まででいちばん上手にできた気がします。 光に透かされ花びら、そしてその中にうつる影が好きです。 桜もあっという間に散ってしまいました。時間が過ぎるのは本当に一瞬で大学ももう3年目。大学生活も後半戦に入ってしまいました。 自分の好きという気持ちを大切に、だけどそれに溺れることはないように。今まで何かを貪ることばかりしかして来なかったけれど、これからは咀嚼してしっ

    • 青天の霹靂

      「おとん、やばいかもしれん」 仕事終わりの疲れた身体をだらしなく椅子に預け、夕食後そのまま海外ドラマを見ていたらスマホが鳴った。 母が深刻そうな声で、父親の肺に4センチと2センチの腫瘍が見つかったと告げてきた。 「え、腫瘍って何?がんってこと?」 「わからない。どうしよう。人間ドック引っかかってAIに肺に影があるって診断されて町の医者に行ったら当然個人医院でわかることじゃないから紹介状書かれて中央病院いけって言われて行ったら検査が必要だって。もうどうしよう」 まくしたてる

      • ビニール傘

        イイオンナはビニール傘を使わない。 寝るまでの消化試合に似た時間。 ネットの恋愛記事でそんな文言を見つけた。 いい女というのは、一日の始まりに天気予報を確認し、お気に入りの傘を持って出かけるのだという。 なるほど、たしかにそれっぽい。 急な雨に慌ててコンビニでいそいそと傘を調達する女よりも、予報通りね、と上質な生地の落ち着いた色をした傘をサッと開く女のほうが、ずっとスマートだ。 そうは納得しつつ、私はあの安っぽくて頼りない、どこにでもあるビニール傘とともに雨の日は出か

        • 希死念慮の飼い方

          希死念慮をいかに飼いならすか。 これは私が中学2年、齢14にしてその波に取り込まれて以来、7年間(ウソでしょ)掲げているテーマです。 もちろん、年がら年中その渦中にあるわけはありません。しかし、つい昨日まではそれはそれはひどいものに襲われていました。 今回はついに深夜恋人に泣きながら電話しだしてしまいました。それでも賢明にこらえたほうですが、どんなにまぶたが重くて眠りを求めていても、一つの感情から逃れられず、声も堪えられないようになって泣くことしかできなくなってしまったの

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          fiction

          目尻から耳の穴まで垂れ流れていく液体の不快さにまた顔をしかめる。そしてもっとたくさんの液体を溢れさせて指でそれらを拭う。布団の中で仰向けになった女はまた今日も一人。ずっと一人。こみ上げてくる衝動をひたすらにこらえて、己の社会的立ち位置やら、交友関係やら、責任の所在やらを勘定し、いつになったら踏み切れるだろうかと青白い画面に教えを乞う。 耳をかきむしる。そのまま頭皮をかきむしる。このまま皮膚が破けて、骨を砕いて、眼玉を落として、裂けてしまったらいい。脳までぐちゃぐちゃになって

          言葉は無力だ。それが届くときは相手にも聞く耳があるから。 聞きたくない、知りたくない、どうでもいいって時は自分のための心からの言葉であっても、それほど鬱陶しいものはない。 相手の行為を拒絶してしまう自分の弱さがひたすら憎い。 月イチのやつ、今回ホルモンバランスやってらんないわ

          言葉は無力だ。それが届くときは相手にも聞く耳があるから。 聞きたくない、知りたくない、どうでもいいって時は自分のための心からの言葉であっても、それほど鬱陶しいものはない。 相手の行為を拒絶してしまう自分の弱さがひたすら憎い。 月イチのやつ、今回ホルモンバランスやってらんないわ

          書くことの苦しさと言ったら。

          どうも。 昨日、久しぶりに目標などを改めて投稿したわけだが、一つ驚いたことがあった。(文体が全く統一されない自分についても驚いたがそうではなく。) なんと言っても、心の内を文字に起こして文章として意味のある形に変換すること、書くことがこんなにも苦しいとは思わなかった。書くためにはまず、輪郭のぼやけたモヤモヤと自分の中に渦巻くものを、言葉によって形作らなければならないのである。これがどうにもひどく苦しい。 書くには、形のないものを言葉という枠でくくるには、それについて考え抜

          書くことの苦しさと言ったら。

          久しぶりに。

          随分ご無沙汰してしまいました。 どうも、ここでは村崎 陽と名乗っています。村崎です。 先日21歳の誕生日を迎え、現在就職活動の真っ只中、将来について考えることがいやでも多くなった今日この頃です。 とりあえず21歳の目標を宣言という形で記録しようと思います。 まず、自分が自分らしく、生き生きとして過ごすための自由を確保していくことが目標。 そのためには、 ①自身の個人の力とでもいうべきスキルの向上 ②経済的な自由を得ること ③どんな人間でありたいか、どんな

          久しぶりに。

          Moldy bread

           弟が死ぬ。まだ、死んではいない。けれどほとんどもうそんな状態だ。最期のときがまもなく訪れようとしているのが傍目からでもわかる。体の一部は溶け、ジュクジュクと肌が濡れている。俺自身の体も弟から移ったこの病魔によってどんどん冒されているのがわかる。ただ呼吸をするだけでも苦しい。空気がひたすらに重い。暑い。鈍って朦朧としてくる意識になんとか縋り付くことで生きながらえている。どうしてこんなことになったんだろう。  前は良かった。まっ暗でとても寒い場所だったけれど、空気はずっと澄ん

          Moldy bread

          今宵は三日月

           昨日はあんなにいい日だったのに、今日はその反動か鬱々とした気持ちが私の中を満たしていた。今日も外は晴れていた。でも出ていく気にはなれず、なんとか服を着替えた。何をしようにも気力が湧かなかった。恋人との電話の約束を億劫に思った。LINEの返信を億劫に思った。本を読もうと開いてみても、文字の上をただ目が滑るだけで内容が入ってこなかった。用もないのにスマホを開いては閉じ、SNSのタイムラインを眺めてはそればかり繰り返す自分に嫌気がさしていた。  本を読んでいたかったがどうにも進

          今宵は三日月

          3つの時間

           こんばんは、陽です。今日はいい日だったよ。  昨日はさっそく日記が書けなかったけどそれには訳があったんだよね。というのも、今日の2限のゼミで発表しなければならなかったから一日を呪術廻戦とスライド作成に充てていたんだ。おかげで自分の学びも深まったし、今日も合わせて全24話を見終わることができた。  では、今日の日記の内容に入るとしようか。  今朝起きてまず思ったのが「ああ、昨日はちゃんと眠れたのか」ということだったんだ。ここ数日、どうも寝つくのに最低1時間はかかってしま

          3つの時間

          本日は晴天なり。

           ふと思い出したから、またなんともありふれた1日だけど残していく。  今日は2限のオンライン講義の後、友人と一緒にすき家に行った。一年半ぶりくらい、実に久しぶりのすき家である。私にはかねてよりずっと食べてみたかったものがあった。児嶋だよ!チャンネルで推しに推されているねぎたま牛丼だ。彼らがそれはそれは美味しそうに食べるものだから気になってしょうがなかったが、その気になればいつでも行けるすき家というのは、逆に私にとってわざわざ行かない場所であった。そうして目の前に差し出された念

          本日は晴天なり。

          淡々と。

          ただいま電車の中。唐突に日記を書き始める。 今日は自分にとってはなかなかの行動力に溢れた1日だった。 まず午前中。就活支援団体のメンターである先輩と初めての面談をした。zoom越しでの初対面である。パソコンに写った自分の顔は塗りすぎたハイライトによっていやにてかてかと光っていた。はて、鼻筋に光源でも埋めてしまったのだろうか、そんな具合。巻きすぎた前髪の毛先は若干下からのアングルによって眉の上に鎮座していた。そんな顔と先輩の顔を交互に見つめて、就活に対する率直な疑問や不安を

          淡々と。

          10代最後の記録として。

          あと数日で二十歳の誕生日を迎えます。15歳のときの目標はあと5年生きることでした。まだまだ人生を終えるつもりはありません。そのことを嬉しく思います。 ざっと振り返ってみようか、でも長くなりそうだしそれは次のnoteに書くことにしようかな。最近の私の頭の中を少しだけ、残します。19歳の私はこんなことを考えています。 最近の私はというと、秋頃から恋人の影響でいろんなものに興味を持っては手を出しています。もともと写真をお互い趣味として親しくなり、付き合い始めて最初はアニメやボカ

          10代最後の記録として。

          日本海が美しい

          進学のため新潟に来た。 すると、海が身近な存在となった。 そのなんと美しいことか。 夕陽と織りなすその景色のなんと雄大なことか。 海が見えるこの街に来て良かった。

          日本海が美しい

          カメラの世界は無限大

          私が一眼レフカメラで写真始めたのは高2のGW明けである。それからもう大体3年半の月日が経ったと知り驚きが隠せない。 カメラのたのしみ方、そんなもの無限大である。 自分の撮る写真なんて技術も何もかも未熟なものである。カメラについて話すなんて恐れ多い話ではあるのだが、それでもまだこの面白さを知らない人に伝えたいことがある。ぜひとも聴いてほしい。 写真を撮ることは、本当に面白い。どこまでも楽しめてしまうのだ。 見えていなかったものが見えるように。 カメラを持つようになって

          カメラの世界は無限大