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自分がいる現在地の解像度を上げてみる|セルフケアコーチの授業日誌4月号

セルフケアコーチの授業日誌📔
こちらの記事はcallme.の目黒真心として提供している高校生向けの「伴走授業」の定期レポートです。マガジンからは過去のレポートも読むことができます。

今回は、4月の授業の様子をお届けします。


叶えたい未来「自己受容の先にある自己決定力を養う」

授業スライドより

4月から一緒に時間を過ごす高校2年生のみなさんに、まずは授業を通じて一緒に叶えたい未来をお話しました。ちなみにこちらは担当いただいている高校の先生の熱い想いでもあります。

(余談ですが、先生からこの想いを打ち明けていただいた時、首がとれそうになる程、心の中でうなづく共感の嵐でした(笑)。)

自分を受け入れられなければ、自分の意見が言えなくなったり、自分を見失ったり…。気づけば求められる自分でいることを無意識のうちに選択してしまうかもしれません。

私自身、自分に重たい蓋を被せて押し殺して過ごす時間が多くありましたが、本当に苦しい時間でした。

私はようやく自分のありのままを好きになれたんだと思います。そんな私だからこそ、自分を受け入れる難しさはよく知っています。言うほど簡単にはできないですよね。わかります。

自分のダメなところはこれでもかってほどによく見えてしまうし、自分のダメなところと周り人のすごいところをコツコツ並べては、「自分なんてやっぱりダメだ」なんて思ってしまう。(こんな時ばかりマメになるのやめたいですよね…笑)

苦手なことがあっても人と違っても、それでも「私は私だ」と胸を張って言える自分になるには、「自己受容」が鍵になってきます。

ありたい自分理想の未来に歩んでいくには、自分を知るだけでは足りず、自分を受け入れることが大切だと私は考えています。

ジャーナリングで自分だけの地図を手にいれる

授業スライドより(結構わかりやすく作れたと思っている1ページ)

朝礼の時間を使っていただき、高校生の皆さんにはジャーナリングに取り組んでもらっています。

1行でも構わないので、自分が今感じていること、考えていること、野望などを言葉にして頭の中から出していく。自分の考えが吐き出されていきその数が重なっていくと自分の今が徐々に見えてくるわけです。

ちなみに、ジャーナリングに取り組んでみてどうだった?と生徒さんに聞いてみたところ、以下のような声がありました。

最初は書くことないと思ってたけど、書き終わる頃にはモチベ上がってた!
自分では気づいてなかったけど、〇〇のことばかり考えてるのがわかった
なんとなくだけど、自分の気持ちが書けてきた気がする

きっと書くことになれず、しばらくは苦戦するかもしれません。でも、少しずつ慣れれば十分です。

引き続き、1行でも書き自分を知っていってほしいですね。

✍️ワーク:ジャーナリングから自分の思考割合を知る


私も実際にやってみたのですが、自分の今がかなり整理できました◎

4月のメインワークは、「自分の頭の中の割合を可視化」するという内容でした。日々取り組んでいるジャーナリングから、自分の現在地を発見・理解するワークです。

ジャーナリングとは、自分が今感じているありのままをノートに書き出すものです。自分の感情や考えを客観的に捉えやすくする際に活用できるノートの使い方です。

詳しいワークの手順はこちらでは割愛しますが、

ジャーナリングを読み返し、「勉強」「部活・課外活動」「人間関係」「趣味」「未来」「自分」のカテゴリーの中で、今の自分が何についてどのくらい考えているのかを読み解いていくという内容のワークを実施しました。

こちらのワークは事前に、私もやってみたのですが、「人間関係」と「自分」に関することをよく書いているという気づきがありました。

自分の思考が見えるだけで、自分を理解するための深堀は格段にしやすくなります。

例えば、なぜ人間関係のカテゴリーが多かったのか?と自分に問いかけてみると、「友達付き合いで悩んでいる」「自分の気持ちがうまく言えなくて変わりたいと思っているのかも?」など、悩みや思考の癖、行動の傾向が把握しやすくなるはずです。

また、悩んでいることを書き出してみると、案外解決策はシンプルですぐどうにかできちゃうかもしれません。

私は日頃からノートの上で自分とミーティングをしていますが、書かないときに頭を抱えて、うんうんと唸って悩んでいたことがすんなり解決できてしまったことが度々あります。

ジャーナリングするだけでなく、思い付いたらまずは書くという習慣もおすすめです。

4月の授業を終えて

4月はジャーナリングを活用して、正しく自己理解するための方法をお伝えしました。ありのままの自分を好きになるためには、土台としてまず自分を正しく理解することが欠かせません。

思い込みは、案外自分にもフィルターをかけていることがあるので、自分に対して小さな気づきが日々あるように定期的に思考を洗い出していくことがポイントです

誰しも自分の理想を掲げるだけでは走ることはできない。

自分の現在地を正しく理解できれば、自ずと理想に向かって走る手段も自分の中で見つけられます。

4月は土台の最初の部分を授業を通じて作ることができたので、5月はさらに自分を理解した上での目標設定について授業を2回実施してきました!

どちらもワーク盛りだくさんの時間を過ごせたので、またその様子もレポートにしますね。

5月号もどうぞ楽しみにお待ちください♪
最後までお読みくださりありがとうございました。

登壇・執筆:callme. まこ

***

まとめ

このマガジンでは、セルフケアコーチcallme.の目黒真心が実施している「伴走授業の様子」を少しずつ発信していきます。

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また、個人向けワークショップはcallme.のInstagramにて今後定期的にご案内します。そちらもぜひご覧ください!

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