【急に忙しくなるとき】メンタル管理について

僕のいるテレビや映像業界は、外からは「激務」というイメージがついています。
実際のところは、どうなのかというと、忙しいときは1ヶ月くらい、どこにも行けないほど忙しくて、暇なときは、それなりの余暇時間を確保できるというのが正しい感覚。

僕はフリーランスなので、休もうと思えばおもいっきり休めるから、安定感には欠ける分、この業界で会社員として働いている人より、忙しさには振り回されずにいられる立場です。

ただ、いつでも好き勝手に休めるかというと、そういうわけではありません。

僕の場合は、

「今日はゆったり進行だ」

と思ってその日を過ごしていたら、急に締め切りが翌日の発注が入ったりするなど、思いがけないタイミングで忙しくなるときがあります。
会社員ならこの辺りは上司やスケジュール管理担当がきっちり区切ってくれるんでしょうけど、フリーランスだと個人で動いている分、ダイレクトに頼めるからでしょうね。

こういう事態がよく起きます。

ゆったり進行の日は、頭がそれに慣れてしまっているので、いきなり急発注が入ってくると、まあ、正直、しんどい気持ちにはなりますね。

ただ、先方も「すぐ動ける人」として僕に頼んでいるところはあるでしょうし、頼っていただけることはとても嬉しいのでなるべく僕もお応えしたい。

とは言え、きついはきつい。

そんなとき、僕は僕はこう思うことで乗り越えています。
どう思うかというと……






「ミスっても死なない」

と思うようにしています。

頭がまだ切り替わっていないときに急に発注された、提出までの時間の猶予が少ない仕事に関しては、完璧にこなすのはかなり難しい。

ですので、

「最悪ボツになってもいいや」

というノリでこなすこともあります。
これは、適当にやるということではなくて、普段、80〜90点を目指しているとすると、60〜70点くらいを目指す、それでもダメなら、良い意味で「諦める」ということです。

これは長年やってきてわかってきたことなのですが、クライアントも、急に依頼する場合はそこまで完璧なものを求めていない。
最低限、提案できるぐらいの完成度のものでいいことがほとんどです。

若い頃は、急発注に対してもいつも100点に近い成果物を出そうとしていましたが、評価をするのはクライアントなので、時間をかけなくても評価が良いこともある。

これって不思議ですよね。

それからは、忙しいときは、

「とりあえず終わらせる」

という意識でいくようになりました。

そんな日は、このnoteも、推敲されていない文章が上がってくることもあるかもしれません。
誤字・脱字が多いと思った日は、

「ああ、今、こいつ忙しいんだな」

と思ってください。

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