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調子がいい時にできるのは、当たり前

僕の家からすぐのところに、ラーメン屋がある。
大通りに面してガラス張りの入り口なので、見ようとしなくても外から中の様子がよくわかる。

ちょっと覗いてみた。
学生の街だからか、お客さんは若い人が多くて、とっても繁盛している。

その後、友達が家まで来たので、誘って入ってみることにした。

「うまぁぁぁ。」

スープはあっさりしてて、チャーシューには味が染みていて。
控えめに言って、例えようがないくらいおいしかった。


−−−


先日、仕事で帰りが遅くなった。
23時はまわっていただろう。

なにげなくそのラーメン屋の前を通ると、店内は当然閉店して真っ暗でだれもいなかった。

だが、しかし。
店中が、ゴミだらけだった。

いや、気持ちはわかるよ。
飲食店だからゴミはたくさん出るし、翌日の朝に出すから晩のうちに袋でまとめておく。

わかるんだけど、おたくガラス張りだからさ。
外から丸見えやねん。

もうちょっと気を使ってほしかったな。
あんなにおいしいラーメンを提供できるんだから。


−−−


「お前はなに様だ。」
って言われてる気がしますが、もう少し続けます。

なんかもういっかいあのラーメン屋さんに行く気がちょっとなくなったな。
だって、お客さんによく見られる昼間にテキパキきれいにするのは当たり前やん。

人があまり見ない時間であっても、きれいにする意識が大切だなって。

シートをかけておくとか、カウンター側にできるだけしまっておくとか、できることは何かしらあると思う。


そういえば、学生時代にバスケ部の顧問がよく言ってた。

「できることの徹底」
「調子が悪い時こそ、地道にやる」

僕が好きな漫画のキャラに、スラムダンクのミッチーがいる。

この日は調子が良さそうですね。

ミッチーこと三井寿は、3ポイントシューターなのだが、試合によって確率にかなり波がある。

一度決めたら、もう永遠にミッチーが決め続けるんちゃうって思うほど清々しい実力の持ち主。
だが、2年間の不良生活によるブランクで、なかなか試合の最後まで体力が保たない。

それでも、ミッチーはただでは転ばない。
たとえ、相手がどんなに強かろうと、どんなに体力が削られようと、ゴールを狙い続ける。

その熱くてまっすぐな姿勢が、ミッチー人気の最大の理由のように感じる。


「人の振り見て、我が振り直す」

こんな言葉があるけど、あの日の夜のことで、僕自身を振り返るきっかけになった。

体調や、周りの環境に左右されずに、人の見えないところでも継続できる人間になりたいものだ。

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