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“目標”のない人生をめざして

僕がめざすべき理想の生き方のひとつに、「丁寧に、好きなことをして暮らしたい」というものがある。我ながら使い古されていて、誰もが「そりゃそうだろ」と思いそうな生き方だと思う。

だけど、それでもけっこう本気で「これを叶えたい」と日々心のなかで繰り返しながら生きているのも事実だ。お恥ずかしながら。

こういったときに思い出すのが、

「人生に、理想や目標は必要なのか」

これである。

忙しい現代人にとって、多かれ少なかれ誰もが一度ぐらいは頭を悩ませたことがある、にがい問いではないだろうか。

その点、僕は、とても中途半端だ。“目標”があったほうがメリハリをもって、踏ん張りながら生きられると思う。その一方で、肝心の“目標”にとらわれすぎると、心もからだも疲弊してしまうとも思っている。

とはいえ、僕も人間なので、仕事では1円でも多くのお金を稼ぎたいし、資格をとって認められたいし、noteではたくさんの人から読まれたいし、記事を有料化してお金に換えたりもしたいし、投資の勉強をしてお金に働いてもらいたいし、などと、こう見えてたくさんの“目標”がある。ほしいものや、行きたい旅行先を挙げてもキリがない。

だから、まず真っ先に掲げている“目標”が、冒頭で挙げたとおり「丁寧に、好きなことをして暮らしたい」、これなのだ。

これから詳しく書いていく。

補足ですが、以下で挙げる趣味や習慣は、僕がこれまでの人生で身につけてきた「無意識に心地よく感じられて」「人や結果と張り合うことのない」穏やかに過ごしていくためには欠かせないものばかりです。

● 22時寝5時55分起き

改めてここに書くまでもなく、「朝は、早くに起きる」のがいい。

まだ僕が、学生だった頃には気がつかなかったのだけれど、早く起きるためには「早く寝る必要がある」。だから、夜は可能なかぎり早い時間から床につき、スマホはなるべく遠くに置いて、読みかけの本でも抱えてベッドに入る。これこそが、贅沢で理想的な時間な使い方だなと思う。

ついでに、早起きはあくまでも「心地よく生きるための“手段のひとつ”」であることも理解しておきたい。つまり、起きることを目的にするのではなく、「起きてから何をするか」ここをしっかりと夜寝る前に決めておかないと、二度寝してしまうのがオチだったりする。

● 断捨離とミニマリズム

これも、ものを捨てたり手放したりすることじたいを目的にすると、いけない。ほんとうに大切なことは、「手放した先には何が残る(残す)のか」を知ることだと思う。

ものがなにもない真っ白な部屋をめざすのではなく、きらいなものがなにもない、たとえものが多くてもすきなものだけに囲まれた空間をつくることが目標だからだ。70点を10個ではなく、120点をひとつだけ。

● 散歩と自転車

いまこれを書いているとき僕は、実家で暮らしているので、姪っ子とよくご近所を散歩するのが習慣の一部になってきた。歩いていると子どもというのは、道端の草花や、民家に並んだかわいらしい動物の置き物などにすぐ目をひかれる。大人には想像もつかないようなものを見つけてきては、喜んだり悲しんだりする。

散歩をして、それで幸せを感じられるということは、人生どこで暮らしていても豊かに楽しく生きられるということだ。自転車ももちろんそう。

車や電車などに乗っても新しい発見があるのかもしれないけれど、僕はやっぱり、じぶんのペースで止まったり速度を変えたりしては、苦労することを楽しみたいもの。

● 本、ドラマ、映画。あとは書くこと

本はもちろん、ドラマや映画も僕の人生には欠かせない。日常では起こりえない体験を、文字や映像をとおして想像できるのが、いい。

ただ、最近ひとつ思うことがある。それは、「案外、受動的な趣味だよな」ということ。考えてみれば当たり前で。どこかのだれかが創作したものを僕たちはただあとから味わっているだけにすぎないからだ。

ようは、アウトプットがあって初めて満たされる。だからこそ、このnoteが楽しくなる。“丁寧に暮らす”の大原則は、「いいものを吸収して、気持ちよく吐き出す」これに尽きる。

● 家族と過ごす時間

早寝早起きも、断捨離も、散歩も自転車も、本もドラマも映画もnoteも。どれもこれも、自分ひとりだったら満たされない。他愛のない会話をしたり、ときには文句を言ったり、愚痴をこぼしてみたり。そういう家族と過ごす何気ない時間が、何よりも大切だと気がついた。

おわりに

「なりたい自分」を意識することは大切だ。でも、そんな毎日ではすぐに疲れてしまう。

上の補足にも書いたことだが、これらの趣味や習慣は、“目標”とは言いつつ、日々意識するのに難しいというほどのものではない。だからこそ、いま、この瞬間から「“穏やかで心地いい人生”をめざしてみる」のも悪くない。

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