いざ!フィンランドへ!
2023年5月3日、ついにフィンランドへと旅立つ日がやってきた。フィンランドというかヨーロッパ自体が初めてなので、これまでアジア中心だった自分の海外旅行史に新たな歴史が刻まれるのだ。
そして今回は、ただ旅行に行くのではない。 なんと自分の結婚式のために、フィンランドまで13時間もかけて行くのだ。しかも、結婚相手は自分でも驚くことに、栗色の髪に碧目のフィンランド人女性である。
本当に人生とは不思議なもので、フィンランド人女性と親しくなることは愚か、結婚するとは3年前までは思ってもいなかった。
とある知人にフィンランドで結婚式を挙げることを話したら、「海外で挙式だなんて、なんてセレブなんだ!」と言われた。
事情を知らない人からしたら、至極真っ当な反応だと思う。しかし、私はフィンランドで婚姻をしなければならなかったので、薄給の中、身銭を切って旅立つのだ。
フィンランドへは母も同行するため、負担の少ない直行便のチケットを取った。見出しの写真が、その時に乗ったフィンエアーだ。
夜遅い時間帯の便だったこともあり、成田空港は人がまばらで、まだまだ海外旅行に行く日本人は少ないように感じた。
空港にはゴールデンウィークの混雑を予想して、搭乗時間の4時間ほど前に到着していた。ちょうど夕飯時で、これから5日間ほど日本食からおさらばすることになるので、日本食を食べた。
フィンエアーのホームページを見ると、スーツケースの詰まりが発生していて、目的地にスーツケースだけ届かない可能性があるとの注意書きがあり、かなり心配していた。スーツケースを預ける際には、「ちゃんと届いてくれよ!」と、心の中で強く強く念じた。
出国手続きを済ませて、搭乗口付近で待っていた時が一番長く感じた。それでもフィンランドへ行けること、婚約者と会えることの喜びで普段は寝ている時間にも関わらず全く眠くはなかった。
なぜなら、これからまた未体験の世界に飛び込むのだから。
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