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写真展「moment x BEATS BOOKS展」総括 TAIPEI b & a C

2023年10月18日~22日 ビーツ

「moment x BEATS BOOKS展」とは、写真集レーベルの moment と BEATS の写真集展です。

DM

今回、僕は TAIPEI b & a C という写真集を出しました。b & a Cという副題は before & after COVID-19 の意味です。
僕は2019年夏と2019年年末~2020年年頭に二回に分けて台北に撮影に行きました。TAIPEIのストリートスナップで写真集を作製しようと思っていたのです。しかし、COVID-19が2020年の2月ぐらいから猛威を世界中にふるったことにより、2023年までTAIPEIに行くことは叶いませんでした。やっとCOVID-19明けの4月~5月に台北へ行くことが出来て、再び写真を撮ることが出来ました。つまり、before & after COVID-19 の before と after は 世界がCOVID-19で停止していた三年間を挟んだ半年づつの台北の街角を撮影したモノになります。いつものようにRICOH GRⅢ&GRⅢxで撮影した写真だけで構成しています。

もちろん、before & after で台北の街も変わっていました。お気に入りのヌードル屋さんや壁のペイントもなくなってました。そして、マスクをしている人は before に比べると当然、多かったです。
そして、before & after  では僕自身の環境も大きく変わっていました。撮影のアプローチも COVID-19の期間中に開始した 非日常プロジェクト のお陰で大きく変わっていると思います。

そんな自分自身の写真と人生の分岐路で構成されているこの TAIPEI b & a C は僕にとってとても意味のある一冊になりました。写真展の為に増販しておいた手持ち分は完売しましたが、まだまだ A4サイズ 144P 3000円(送料込み)で受注販売してますので、お気軽にお問い合わせください。

AIPEI b & a C

さて、BOOKへの誘導として、1m幅で展示が出来るのですが、この四枚を展示しました(右下のが写真集です)。


左の2枚が before 、右の2枚が after となっており、左右は同じ場所で撮影しています。では、もう少し大きくして比較してみます。

パチンコ屋(士林)

これは士林のパチンコ屋さんです。左の写真(before)を撮影したのが2019年8月で既にパチンコ屋は閉店していましたが、店先には行くことが出来ました。しかし、右の写真(after)の2023年5月には高いゲートで囲まれてしまい進入出来なくなっていました。右の写真は結構、隙間があるように見えますが、十数センチしか隙間はない状態でした。


壁絵男子(淡水)

こちらは淡水で見つけた壁絵男子です。同じく左の写真(before)は2019年8月、右の写真(after)の2023年5月です(非日常 2023年5月 でこの壁に出会ったことを書いています)。たった四年で服の柄や顔、そして飛んでいた胞子の絵が破損していました。

ZOOM UP

顔と胞子の部分を大きくして比較するとよく分かると思います。撮影した時は夢中で分からなかったのですが、このように後から比較できるのも写真の特性ですね。時の流れを目の当たりにして、色々想うところがありました。

最後にいつものように配信がありましたので、貼っておきます。今回はBOOK展ということで、一緒に参加されていた写真家は流石に写真集を製作している方々なので、皆レベルが高かったと感じました。

では、また。

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