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ジャニーズと欽ちゃんファミリー

ダンス系ソロアイドルをテーマにトシちゃんと慎吾ちゃんをあげてきましたが、それはつまり「ジャニーズと欽ちゃんファミリー」です。

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この事務所やファミリーに特別な思いはほとんどないのですが、あえて振り返ってみます。 

80年代、テレビはかなりの割合でこれらの括りに占められていたと言えるでしょう。歌番組やバラエティーで。後半には協同もしたし。CHA-CHAとか。

ちなみに、『抱きしめてTONIGHT』1988のバックダンサー BD104は二人とも欽ちゃんファミリー。究極の連帯。

昭和ジャニーズの躍進はトシちゃんのおかげ。それまでジャニーズって聞いたことなかった。フォーリーブスなんて知らないもん。欽ちゃん番組はテレビ一家一台の時代に安心して見ることができた笑いでした。大ヒット曲も輩出して幅広い層に話題を提供。

しかしながら、両者とも1990年ごろまでに勢いを失っていきました。歌番組少なくなるし冠番組なくなるし。

大衆は歌唱力を求めアイドル回避傾向、バラエティーでは新しい勢力として攻撃的刺激的なものが台頭し、笑いは内輪ネタや楽屋オチなど薄っぺらいものが主流になっていきました。

このころSMAPが深夜のバラエティー番組に出演していて、「ジャニーズでも売れないと大変だなあ」なんて思っていました。1993年ごろ女子高生が鞄にSMAPのステッカー貼っているのを見て「へー、今さらこんなマイナーなアイドルがお好きなのねぇ」と心の奥底で思ったり。その後どんどん人気が出てきてびっくり。それまではアイドルはデビュー時に人気が出ないと売れない傾向があったのです。これを機にジャニーズは一大帝国を築きました。

一方、欽ちゃん的な笑い、つまり作り込み(かつその破壊)や安心できる笑いは長らく前時代扱いされ、今から5年前ごろになってやっと「人を傷つけない笑い」が見直されてきました。再評価に四半世紀かかっています。人々がようやく「他者をけなしたくない」と思うようになったからでしょうか。

ジャニーズに対してはホントこれといった思いは何もないのですが、やっぱりトシちゃんにもっと派手にテレビに出て来てほしいといったところですね。ジャニーズというひとつの独立した芸能文化を振興した真の立役者として、紅白あたりで現役ジャニーズにバックで踊ってもらうとか。ヤックンだって一緒に歌ってたじゃん。令和になったんだし、もうできる…よね。

欽ちゃんファミリーへの個人的な思い出としては、もう数十年前になりますが、同僚の親友だった女優の鳥居かほりさんに少々関わらせてもらいました。実は彼女も一員。その美しさに本当に驚きました。うっとりするほどの美貌。ダンス界でも活躍なさっていて、私としては映画『Shall weダンス?』1996のヒロインは彼女でもよかったんじゃないかと思っています。もちろん草刈民代さんも素敵ですが。

あれから時代をふたつ越しました。今でもそれぞれ多方面でご活躍で、これからも応援したいですね。

☆彡

【追記】こないだ時代劇専門チャンネルで1984年放送の欽ちゃんファミリーのドラマ『俺たちの熱い風』を観た! みんな若くて懐かしかったー。慎吾ちゃんイケメン、コニタン男前、関根先輩カワイイ。

【追々記】そうそう! 三代目フツオの「オッ君」が好きでした。当時、美術の授業の「レタリング」で任意の文字をデザインするのに、「吉川晃司」と並べて「境田晃一」って描いたなあ。35年ぶりに思い出しました。

【追々々記】そうそうそう!初めて生で見た芸能人は松居直美チャンでした。サインをもらったのも。彼女まだ14,5歳ぐらいだったかと。生田悦子さんも見た! 凄く美しくてオーラがすごかった。そういえば、よせなべトリオだれも上記の時代劇に出演してなかったけど、なんでかな。