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我こそ日本のマイケル・ジャクソン

80年代はマイケル・ジャクソンの衝撃。踊る芸能人は皆あの人のようになりたいと思いました。我こそが日本のMJだと。

スリラーポスター

『Thriller』MV 日本発売  Pony Canyon 1984

トシちゃんは『シャワーな気分』1983の衣装や振付でMJを追随したい気満々、当時も今もコンサートで『DANGEROUS』1991などいろいろ踊っているのでしょう。何といってもロス五輪の際に「日本のマイケル・ジャクソン」と紹介されるぐらいでしたから。まぁこれはJ事務所が現地プレスに吹き込んだと思われますが。

少年隊、特にヒガシがいかにMJに憧れていたかを著書などで切々と語っています。MJのダンスを見たのが本格的に踊りに取り組むきっかけだったとか、1987年のBadツアーで来日したときに面会したとか、特注ジャケットをプレゼントした帽子もらったニューヨークでも会った、などいかにMJと親しくしたかをこれでもかと。

慎吾ちゃんもMJの手足の長さに憧れていて、1984年春のコンサートで『Thriller』1983を踊ったり、『そこの彼女』1984の振りに取り入れたり。

私はあまりMJに関する知識はなく、『THIS IS IT』2009も観てないし当然コンサートも行ったことなく、せいぜいシルクドソレイユのイモータルツアーを観に行ったくらいですが、なんとなくの印象で、この人ならこの踊りが合うんじゃないかなというのを超おなじみ系ナンバーで以下列挙。

トシちゃんは『Bad』1987。Badつながり、というかトシちゃんの方が2年BAD先輩。あの腰振りのキレを是非トシちゃんにお願いしたい。バレエ的で優美な振りもあるし。トシちゃんには『Billie Jean』1983のステージ衣装のイメージが強いけど。

ヒガシは『Beat It』1983。手足の長さを生かせそうそうなので。ミュージカル寄りだし。少年隊の曲の振りもここからいろいろ取り入れられている気がします。彼にギャングや抗争シーンのイメージはありませんが、あくまでダンスということで。

慎吾ちゃんは『Smooth Criminal』1988。あのテキパキした腕さばきが合いそうだし力学構造を駆使してゼロ・グラビティを限界傾斜でやって欲しい。MJを踊る20代の慎吾ちゃんを見たかった。しかし、『涙のTake a chance』がこの4年も前だったなんてすごい!

それぞれの良さや特徴があるから、誰が一番MJだと言うことはできません。

近年、「和製マイケル・ジャクソン」との称号を見かけますが、日本のMJと呼ばれるのに必須なのは細く長い脚! この要素がないといかにダンスが上手くとも称することは許されません。顔はどうでもいいからスレンダーパンツからのぞかせる「細い足首」が大命題です、正義です、ジャスティスです!