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観光業はSEOよりMEOのほうが重要かもしれない話(Googleマイビジネス)

こんばんは。観光ライターのMasanoriです。

Webマーケターなら、日々SEO的な話でGoogleアナリティクスやサーチコンソール、最近ではタグマネージャーなんかの話題に敏感かと思われますが、観光業においては、実はMEOのほうが重要な情報が眠っているかもしれません。

MEOとは

SEOが何であるかは15年前ぐらいの話題なので割愛するとして、MEOは、Map Engine Optimizationの略で、要は地図エンジンの最適化のことを指します。最近noteにテーマとしてよく書いている、旅館やホテルはもちろん、店舗など所在地があって、そこに直接集客・誘客をしている事業者ならすべて対象です。自社(店舗)をGoogle検索して、PCならサイドに基本情報やビジネスインフォ、マップ、口コミなどが表示されませんか?
あなたがビジネスオーナーとして登録しているなら、今更な話ですが、主にはGoogleマイビジネスの運用がメインとなります。

Googleマイビジネス マメに運用してますか?

昨年の11月に公式サイトの全面ライティング見直しと撮影のおしごとをご依頼いただいた、北関東にある某店舗型ビジネスの顧客のGoolgeマイビジネスを、初期設定からサービスで毎月メンテナンスを入れていたりします。というのもビジネスオーナーでなければ細かい設定などができないので、自分の勉強のためでもあります。今回、オーナーさまの許可を得たので、特定されない範囲で実際のスクショをもとに話を進めたいと思います。

マイビジネスをマメに見ている方ならお気づきかと思いますが、インサイト情報にのってくる定量数字は、場合によってはGAより重要です。なぜなら、GAはサイトに訪問しなければ解析されないところ、マイビジネスはタッチ前の状態なので、顕在化する前の見込み客の動向がわかります。

マイビジネスのインサイト


例えば、こちらはインサイトから見ることができる、「ユーザーがビジネスを見つけたGoogleサービス」。マップでの表示回数がわかります。店舗型の場合、マップ表示で目的を達成するケースも多いですね。

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こちらは実際のユーザーのアクションが、Webサイトへのアクセス、ルートの検索、電話をかけるのそれぞれから判明しています。ルート検索が少ないのは、駅近でアクセスがわかりやすいからでしょうか。この情報とセットで、「ルートのリクエスト」という、ユーザーが店舗までのルートを検索した地域がマップで明示されています。

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そして、オーナー、または投稿者の写真の閲覧数もわかるようになっています。ベンチマークなどは設定する部分はないですが、Google基準での同業他社より多いか少ないかの評価付きです。

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クチコミの返信、商品の登録、クーポンの設定など、Googleマイビジネス上でできることは多々ありますが、今の時代、公式サイトまで到達しなくても検索結果のマイビジネスで得られる情報とアクションだけで、ユーザーの目的が達成できてしまうことも考えると、ビジネスオーナーなら最低限の運用はしておきたいものですね。

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こういう通知もGoogleから定期的に届きます。宿泊事業者などは特に、見込み客がOTAで事足りる情報を検索する場合、“画像を見て決めたい”という方も少なくはないので、公式サイトへの訪問前に見せられるものは提示しておくほうが良いですね。

登録できる項目も増えている

ご時勢的に、以下の対応状況を登録できるようになっています。この内容はいくつかのチェック項目からも選択することができ、営業時間の下部「健康、安全」という項目に表示されます。

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押下すると、ポップアップで、“ここで取られている対策”としてアイコンとともに出力されます。

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このあたりを気にする方は、ここで判断するケースもあり得るので、機会ロスに繋がらないよう、感染防止対策を講じているならば、Googleマイビジネスにもしっかり登録しておきたいものです。

理解あるオーナーさまのおかげもあって、Googleマイビジネスの運用や分析もようやく体系化できそうなので、自分のおしごとにも初期設定から運用までのメニューを追加しました。

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