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あらたな旅前コンテンツ。大使館特別見学ツアーは貴重な体験かもしれない話

こんばんは。観光ライターのMasanoriです。

ANAトラベラーズさんが「大使館特別見学ツアー」をバーチャルではなく、実際の在日大使館内ツアーということで実施されるそうです。

■日本にある海外を訪問「大使館特別見学ツアー」を設定 ~スウェーデンやベルギーの文化を体験する旅~(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000029572.html

これまでのように気軽に海外旅行へ行くことができなくなってしまった中、日本に居ながら海外の文化を体験できるツアーをご用意いたしました。ツアー当日は、在日大使館に集合し、大使館スタッフから各国の歴史や文化についてご説明をいただき、当社添乗員がおすすめする各国の観光スポットなどもご紹介いたします。また、大使館の館内見学へご案内いたします。

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対象になっているのは、スウェーデン大使館(六本木一丁目)とベルギー大使館(麹町)とのことで、前職で観光メディアでディレクターをやっていた頃でも、担当外というか、このあたりの大使館はなかなか機会がありませんでした。自分は主に米国大使館が多く、一時期はよくおしごとの打ち合わせで大使館を訪問していたものです。

在日米国大使館の海外感

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こちらはその米国大使館。中は撮影禁止なので外しかありません。六本木ヒルズ森タワーや、東京スカイツリーを施工した、大林組の建築であることがわかるプレートです。実はここにいたるまでが大変で、空港のイミグレーション並のセキュリティを通過する必要があります。何時何分、どのセクションのどなたからの招待かのリスト照合、身元保証の提示(免許証など)、セキュリティゲートでは屈強な管理官立ち合いのもと検査され、手荷物はノートPCもスマホも、入館時には持ち込めない徹底ぶりです。まぁ当然のことですね。

実は初めて訪問する際、そのあたりを聞いていなかったのですが、もしやと思い、資料を印刷してきてほんとによかったと、当時の日記(mixi)に自分で書いてありました。おそらくこの場合の入館は、ビザの発給・申請などで入れる場所とは異なり、招待がないと入れないゲートになります。ご厚意で、大使館員の方々が日常的に利用されている館内レストランでランチをいただいたりしましたが、日本国内にあって海外にいる、という意味でもほんとうに外国気分が味わえたので貴重な体験でした。

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米国の国章である双頭の鷲のエンブレムがデザインされた、相変わらずかっこいい感じの招待状が届きます。大統領が来日しているときに滞在される執務室などありましたが、残念ながら自分が訪問するタイミングでは一度も遭遇するチャンスはありませんでした。ただ、なかなか威圧感のある大き目の肖像画は飾ってあったと思います。

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こちらも米国大使館さん主催でおこなわれた、渋谷セルリアンタワー上層階のイベントスペースで開催された、グルメ系のお披露目会。

普段、大使館さんが主催するイベントは、上記のように都内のホテルの会議室やイベントスペースを利用して、メディアや報道陣を招いて大々的に開催されることが多いので、割とガチめの打ち合わせなどがないと、訪問する機会はないため、ぜひこの機会にANAトラベラーズさんの「大使館特別見学ツアー」で貴重な体験をしてみるのも話のネタになるのではと思います。

いかがでしたか。
米国大使館さん以外にもフランス、オランダ、ロシアなどさまざまな大使館イベントに招待いただきましたが、共通していえることは海外旅行感だけではなく、“インスタスポットが意外に多い”こと。今更感があるかもしれませんが、伝統工芸的な展示や美術品などが飾ってあるのと、お披露目のためのシアターやステージもあるので、建築物とともに楽しむことができます。

今回のツアーは、大使館員の方による歴史と文化の解説付きとのことで、コロナ禍だからこそ生まれた、あらたな“旅前”コンテンツのスタイルとして、観光系の自分としても大変興味深いです。

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