見出し画像

うつ病持ち設備設計者が建築設備事務所を作ってみた-③強みと弱み、機会と脅威を分析してみる

どうもこんにちは、沖やんです。
この記事は下記記事の続きです。まだ読んでない方はそちらをご覧ください。

今回は設備設計事務所を立ち上げるに際して、自分の強みと弱み、機会と脅威の分析(いわゆるSWOT分析)をしてみました。


自分の強みと弱み、機会と脅威

●自分の強み

自分の強みは、建築設備設計の経験を活かした業務(建築設備設計、設備図作図)が出来ることだと思います。特に機械設備については知識の量も豊富にあると考えています。また、人の話を聞くことが好きで得意であるとも考えています。さらに、建築設計事務所との業務経験から、建築設計事務所の業務スタイルに慣れていると考えています。

●自分の弱み

自分の弱みは、機械設備については得意ですが、電気設備については少し弱いところがあると考えています。作図業務ならまだしも、設計業務はあまり得意ではないと考えています。また、一級建築士や建築設備士の資格試験にこれまで何度も落ちていて、未だに資格取得ができていないことが弱みとしてあげられると思います。さらに、うつ病の診断をうけて、これまで治療に1年近くかけているので、建築関係の人脈が薄いことも弱みとしてあげられます。

●社会の機会

社会の機会としては、設備設計をできる人が不足しているということがあげられます。建築設計事務所からみて、設備設計をできる人が少ないと感じるというデータもあります。

●社会の脅威

社会の脅威としては、建築設計の業務量がどうしても多くなりやすく、またここ最近の法令改正やIT・DXの促進に、環境に配慮した設計の要求も伴って、設計業務がさらに複雑になりつつあります。

●上記から導き出せるSWOT分析

以上に挙げた項目から考察した、SWOT分析を下の表にまとめました。

自分のSWOT分析

上記のように、ヒアリングや打ち合わせを通して意思疎通を図りながら、設計業務や作図業務を進めるのが良さそうです。一方で、人脈が不足しているところがあるので、そこを補強してあげるのが優先だと考えています。

建築設備設計者と建築業界を考える

社会情勢のさらなる分析として、現在の建築業界における設備設計者についても分析してみます。

●マクロ視点での分析

建築業界の中で、特に人材不足と言われるのが設備設計者であると言われています。

設備設計は大きく機械設備と電気設備に分けられますが、より人材が不足しているのは電気設備設計の方でしょう。これは、建築系の大学(学科)において、設備系の研究室に進む人が少ないことと、意匠設計と比べて地味な仕事が多いことが挙げられ、さらに電気設備については建築系とは異なる資格があること(例:電気工事施工管理技士)、図面も特殊であることが理由と考えられます。

また、建築基準法や建築物省エネ法の度重なる改正により、設備設計者の必要性が増してきていて、人材不足に拍車をかけています。
さらに改修工事では設備更新を伴う工事が多く、そこで的確な判断ができる設備設計者が求められています。

上記のことが、設備設計者が不足していると言われるマクロ的な要因といえます。

●ChatGPTの分析

ChatGPTからは、以下のような分析となりました。

ChatGPTに訊いてみた

設備設計はCADやBIMなどのIT化の進行が著しい分野であり、特に急速に普及しているBIMへの対応に追われている点があげられます。
また、環境に配慮した設計や、再生可能エネルギーの活用も求められているため、設備設計者はより重要な立場になりうると考えられます。
これらの様々な課題に取り組む必要があり、特に人材育成の点で底上げが必要と考えられます。

●ミクロ視点での分析

一方でミクロ視点で分析すると、意匠設計者と設備設計者の適切なマッチングができていないことも、設備設計者の人材不足と感じる理由としてあげられると思います。
たとえ建築業界のスペシャリストである、一級建築士を取得した意匠設計者でも、設備設計に詳しいとは一概には言えません。また、組織設計事務所で設備部門が存在しない会社もあり、そこでは意匠設計者と設備設計者が適切にマッチングする必要が出てきます。

そこで、建築設備の勉強会を開催することで、意匠設計者と設備設計者をマッチングさせる機会をつくることが、人材不足と感じることへの有効な対策と考えています。

今回のまとめ

今回のまとめとしては、建築設備の勉強会を開催することで、意匠設計者と設備設計者をマッチングさせる機会をつくることができて、自分もそこで意匠設計者や設備設計者との人脈をつくることが、今後事務所を開設するには役に立つことだと考えています。
今後勉強会を開催したいと考えているので、興味があれば連絡をいただけるとありがたいです。

参考文献
設備設計ブログ「建築設備設計職の需要と将来性がある5つの理由について」
https://kenchikusetubisekkei.com/01_demand/
C’Lab「人手不足で需要が急増!「建設エンジニア」の仕事内容と必要な資格について解説します」
https://clab.alirio.net/construction-engineer/

この記事が参加している募集

つくってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?