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東京市場のエヌビディア3兄弟とは?(楽天証券経済研究所 香川睦氏/Morning satellite Feb,2024)

現在注目されている日本市場のエヌビディア3兄弟について解説する。

エヌビディア3兄弟と呼ばれるのは、半導体関連の大手アドバンテスト、東京エレクトロンとソフトバンクグループであるこの3社は、エヌビディアやAI関連のニュースに大きく反応する銘柄となる。

以下のグラフは、これら3社の株価と日経平均年初来推移を示したものとなる。日経平均への寄与度経が高いハイテク株を象徴する3社の年初来平均上昇率は40%超えた。年初からの日経平均の上値追いををしてきたこの3兄弟の強弱には注目したい。それだけ、日本とアメリカの市場でエヌビディアの影響力が増している。

以下の表は、S&P500銘柄の時価総額ランキングと年初来騰落率を示したものとなる。

世界最大手の投資銀行が、地球上で最も重要な銘柄と呼ぶエヌビディアが先週発表した決算発表は、実績および見通しともに、市場予想を上回り、時価総額は一時300兆円に膨らみ、アメリカ市場で3位に浮上した。

昨年から続く生成AIブームと半導体市況の在庫調整終了期待により、S&P500やオールカントリーと呼ばれるMSCI世界株価指数が最高値を更新したエンジンとなった。

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