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年末に向けて株価上昇が期待できるデジタル企業は?(アメリカ株式update/マキシムグループ 久野氏/モーサテ20230912)

S&P500企業の成長率見通しについて、利益予想については2023年3Q以降、上向きとなり、4Q以降は2桁の増益の見通し。

2023年度末のS&P500のターゲットは、4500-5000ptを見ており、2022年1月に付けた最高値を更新しても不思議ではない。

理由として、コアインフレ率の減速する道筋が見える可能性が強く、その際、時価総額が大きいメガキャップから中小型デジタル銘柄に物色が広がると考えている。

注目のデジタル銘柄は以下の2社となる。

1社目は、コンフルエント。
リアルタイムであらゆるアプリケーションに接続してデータ処理する、中枢神経システムとして機能するプラットフォームを提供する企業。

リアルタイムデータをよどみなく処理するニーズは幅広い業種にあり、特にオンライン旅行のエクスペディアやシティバンク、BMWが中心となる。

足元の業績として、4-6月クラウドの売上高は対前年比76%の増加。10-12月には損益が均衡化する予定であり、業績は底堅い。

ポイントとして、獲得市場規模が600億ドルと高く、年率19パーセント拡大する予定で、2025年には1000億ドルを想定している。

続いて、2つ目の企業は、トースト。
レストラン向けのデシタル化支援を目的としたソフトウェア会社であり、最近では北米のマリオットホテルの一部で採用され、大手への拡張が期待されている。

4-6月の決算を見ると、年間の収益は10億ドルの節目を超え、未払い税引償却前利益(EBITDA)は、黒字化をし、2023年通期の業績見通しも引き上げている。

ポイントとして、獲得市場規模がグローバルで1100億ドル超と、成長余地が高い。年間経常収益からみても勢いがある会社と考えられる。

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