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関西弁が地域を越えるオンラインコミュニケーション難を考えてみる

2024.06.16(日)すこしほとぼりが冷めてからこのnoteは出そうとおもったけど一考してみたいので、ホットな時に書いて今回の投稿に。

1時間で書ききれてしまったので、自分の中で悩みは解決しつつあることです。

“関東の人が感じる関西弁 この内容は、ちょっと進展したら別noteにも書き起こしたい事。”

以前こんなアンケートをX上で撮っていたんです。

↓このnoteに書いてあるけどスルーでOK

noteでも関西に住む方、方言が出てしまう方ももちろんいて私自身も関西に学生時代を含めて8年(関西言語圏:滋賀、大阪)住んでいました。

少し長くなるかもしれないけど、あらかじめ前提を踏まえたうえでアウトプットしていくので引っかかりポイント「ん?」と思うポイントがいくつか出てきそう。

書いてデトックスしていきます。


前置き前提

私はとある中小IT企業の東京支社の所長をしています。

こう書くと

あー東京は本社じゃなくてどこかに本社があるんだな

と思うと思います。そうなんです「大阪が本社」

私は関西で大学に入り、大阪で就職。

いろんな経緯※があって東京支社に転勤、勤続20年になる前にその部門のトップになり、今に至ります。

※このいろんな経緯も今思うと環境が嫌で「新天地を求めるための転勤」でした。

そもそもの始まり

会社では4月に新卒の社員が入社し、複数の企業を集めてする集合研修に2ヵ月ほど参加してもらいます。

そのあとITの技術者として各部門でOJTや社内教育を数カ月行います。

社員が教育をするため業務をしながら教えることもあります。中には現場(開発先)で仕事をしながら業務を教える人。

教わる人は先輩に迷惑をかけないよう効率よく勉強しています。

世の中はテレワーク時代。先輩社員も安定したインターネット環境さえあれば、新入社員とウェブ会議などで随時相談を受けることもできます。

大阪本社と東京支社

私は東京の責任者で教育は、ここ何年も東京の部門内で行ってきました。

特に問題があるということもなく、社内で部門の中で人を教えるという行為は「人との信頼関係構築」にも役に立つと思うのです。

一昨年、大阪本社の教育で新人をテレワークで教えていたが、教育がうまくいかず、退職した方がいたようです。研修条件はウェブ会議システムで常時接続するが顔出しはなし。何か質問があるときだけチャットで呼び出し音声で画面共有しながら教える。

東京では開発の現場に出るまで、IT関連研修を先輩とウェブ会議で話せる時間を2時間と決め、それ以外は自宅か東京の事務所で自習して私も含め成長を見守る形でコミュニケーション量を少なくなり過ぎないように研修を進めていました。

これだけ聞くと「手厚さ:大阪>東京」に見えます

ただ大阪の方でテレワーク中に新入社員が別のことをしたり「何をしているのかわからない」という声が上がってきました。


個人的には、テレワークで「だれが何してても、その人を信頼してテレワークにしている」と思いたいところ。

「結果を出せれば、私は問題はない」と思います。

(「何をしていてもいい」とは言いませんが…
ここが他人から見たら、私の社会人として欠点かもしれません・・・)

そこをルールやオンラインの常時接続は監視されているような状態になるのは、精神的にきついと感じる人もきっといるはず。


ことの始まりはここから。

大阪のやり方に問題があったのか検証も含めて、東京の新入社員教育を大阪の先輩たちがテレワークする中で教育するところに混じらせたい。

東京の研修は問題がないのに、大阪のオンライン研修スタイルに合わせることになりました。私としては「別にいいですよ」と回答。

その中で大阪の人が教えるということは、必ず関西弁が出ます。

いままで大阪所属社員と東京所属社員が会話をしたこともあるんですが、関東出身の若手から「大阪の人の関西弁の圧が強い」と言われることがありました。

これが研修の時に「何か意見があれば言ってほしい」と教育する先輩たちがいる部門長に伝えたところから問題が発生します。

この言葉はどんどん独り歩きしていきます。


みやもとは関西の方が話す関西弁に関して圧とかプレッシャーとかを感じないし、語気の強い人も含め耐性があります。(住んでいたんですから。)

ただ、この「圧を感じる」の意見もわかるんです。

一地方、島根県出身者なので。

そして私は同じことを東北出身者の妻から言われたこともあります。
なので、今は極力標準語です。

最初は住んでいた関西を否定されたような気持ちにもなりましたが、今思えば何ともないことだし「そういうもの」と思うようにもなります。

例えばどんな関西弁?

「わからへん?」→「わからへんのか?」

責められている気持ちになるとか

「知ってるやんなー」

親しみを込めているつもりが「知っていることを強要されている気持ちになる」とか。

大阪弁でも北部と南部でもすごく違いがあったりするので、こんなのは一例です。でも言い方を少し変えるだけで相手が引くぐらい強烈な言葉になるのは、私もよく知っています。


ちょっとだけ昔話

結婚する前の話なので、20年近く前。

大阪→東京に転勤になって初めての社員旅行。
(社員旅行があるだけでも会社の仕組みは昭和)

旅行先は「沖縄」。

大阪でお世話になっていた方々と合流するような楽しみにしていました。

が、それは旅行先で気持ちが一変する出来事が起きます。

とある沖縄料理屋の帰りに東京に転勤する前にお世話になった方と飲み会になり、行ったのはよかったんですが…とあることを言われます。

関西弁が喋れへんようになったら、大阪来たらあかんからな

とても尊敬していた女性の先輩からの発言でした。

なんで「私はこんなことを言われているんだろう」

その場の冗談や酔った勢いの言葉でも深く傷つきます。

帰りのタクシーで泣いて帰ったことを思い出します。

実はこれだけでもなく転勤してから大阪社員メンバーと飲み会に行くと東京部門の悪口をお酒の場で聞くことがあって、キレてしまってお金だけ支払って飲み会途中でも帰ったりしたこともあります。

まあまあ、今書き出してみると「若いよなぁー」と思うだけなのでいいけど、関西言語圏に住んでいるときにすごく感じるのは

「大阪 is No.1=大阪は国(大阪に合わせろ)」

でした。


話を戻して

結局、「大阪の人の関西弁の圧が強い問題」に対して急に教育する社員のいる部門長から「私にダイレクトにこの問題をどうしたらいいか?」解決策を提案してほしいというメールがやってきたんですね。

よく話を聞くと、

1回話しただけであまりあったことない先輩から、画面OFFでなれなれしく関西弁で話されると辛い。

これを聞くと関西に在住経験があって
ほかの場所にいるとなんとなくわかると思いませんか?

社員旅行や仕事を一緒にする仲間が友達のように遊んでいる大阪の会社なので、ちゃんと配慮した言葉(友達感覚を排除する)で話せば、関西弁で話されてもそんなはないと思います。

電話のコミュニケーションで、向こうがよく知った感じで関西弁で話されると「うわっ」と思うのに近い。

方言なので仕方がないと思いますが、一定の配慮が必要ではないかと思います程度のメールを返したところ、向こうから「丁寧語は使うが、関西弁は修正するつもりはありません。」と返信があり、それでいいかなと思っていました。

ここも教育する上長からのメールでそう感じさせていたのだったら「申し訳ない」とか「謝る」ではなくて突っぱねられるところを見ると意見しても仕方がないのかなと思わせます。

こういう今まで育ってきた環境でのズレは必ずあるので、当人同士でコミュニケーションをすればいいのに、こういう解決法を上司だけで考えることに違和感を感じるんですよね。

そして6月

新人研修が大阪配属写真で東京の新入社員も含め、オンラインで始まりました。

東京の事務所でその様子も見ていて、東京の先輩社員もテレワークでそのオンライン授業に参加し、特に問題等は感じていませんでした。

しかし部門長の会議で・・・

月に1回ある会議。

大阪では社長を含め5名の関西人とウェブ会議で私が1名。

いま行っている研修で「大阪の人の関西弁の圧が強い」という意見に対して大阪所属メンバーがやりにくさ(ストレス)を感じている
(関西弁を封印しているから)
研修に対してのフィードバックがないので、意見がしてほしい

教育をしている部門長からの発言

ただこれを一人から言われるならいいですが、ほかの部門長にも「関西弁じゃダメなのか?」とか「東京の人が冷たいといわれているのと同意」「〇〇ハラスメントじゃないか?」とも言われる始末。

「関西弁をやめて」とも言っていないし、一定の配慮をもって新入社員とは接するべきで、環境差や年齢差もあったりもします。

顔が見えないコミュニケーションでウェブ会議システムで音声は切っていても話す頻度も少ない人たちに関西弁で先輩後輩だからというフレンドリーな感覚の価値観で話すと拒絶する人だっています。

私の意見

いい方だけなのかもしれないけど・・・

そこで違う事業部長から

この問題に対しては、あなたがジャッジ判断するべき

はぁ?はい??
もうこのへんから意味が分からんw

関西弁で圧があるという人物(オンラインで教えている先輩講師社員)と「私ともまず話してもいない」のでジャッジもしようがないんだけど。

アンガーマネージメント発動!

いろいろ言われてるけど
スー( ̄。 ̄)ハー( ̄0 ̄)スー( ̄。 ̄)ハー( ̄0 ̄)シンコキュウ

東京側は、今の研修は特に問題がないと思っているし、方言が使えないことでストレスを感じているなら当事者同士で話して解決することで部門長だけで話して解決することじゃないし…

部門長が両者の間にしっかり入ってあげることは歓迎です!

ここで関西の事業部長たちが私に対していろいろと言ってはきましたが、社長とか一部の事業部長は「そんなのどうでもいいわ」ぐらい。

逆に言うなら社長の方が理解しているのかもしれません。

ここでとりあえずその場をおさめることを言って会議は終了。(*´-д-)フゥ-3


課題を分離しよう

ここで、ちょっと新人を教えてもらっている東京の社員たちに意見を聞いて

ここでみやもとブレインがフル回転しました(@◇@) グルグル

テレワークで教育をしている社員の意見(関西弁のどこが悪い)を通す関西の事業部長たちの気持ちもわかる。かなり言いたい放題言われましたが、私が言われて解決するならそれでもいい。

東京の研修に関わるメンバーと話をしながら解決の糸口を探っていきたいと思います。(そんなに簡単じゃないけどねw)

大阪で教えている人たちには、どんな相手でも方言が許容されるわけではなく方言を通してでも話すなら若い人にプレッシャーを与えないように話したり教えたりするのは自分がストレスを感じるなら「成長痛」と思ってほしい。

ぐらいなんです。

なので教育している大阪所属メンバーにも私自身が否定的な意見も持ってないんですよね。

「課題を分離」しなきゃーだしね。とnoteを書いていて思い出したところ。

ここで上長たちが私を非難する意味が分からなくて数日ぐるぐるしましたが、とりあえずはその場をおさめてほとぼりが冷めるを待ちたい・・・


最後に

ただ日本の中で仕事してる限りはどんな方言であってもストレスなく使うべきじゃないかなと思ったりします。

いろんな場所に住んでこそ思うこと。

置かれた環境だけに甘えず謙虚に生きることも必要。東京に来ている関西人の人は上手に関西弁を隠したりする人もいっぱい知っています。

(他の地方で暮らす関西人は相当賢いし、関西弁を切り替えています。)

関西の出身者が東京に出て来て「関西弁はキツイからやめて!」と言われた経験でできるだけ方言を抑えたり、標準語でしゃべっていると「関西の人には誠意が伝わりにくい」とかも私が経験してきたことだからこそ。

お互い一定の配慮があれば許容範囲内で「オンラインのコミュニケーションだからこそ丁寧に」とおもうことがあってこんな文章となりました。

くれぐれも「関西弁をバカにしている」というわけではありません。
ご理解いただければ嬉しいです。

最後には「しらんがな」と言いたい 。* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ


絵も図ない5000字最後までお読みいただきありがとうございました。


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