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大学と「地域の防災」について考える日/防災DXデイ

2024.10.22(火)noteでも、地域活動としても「防災」に取り組んでおられる方は多いですよね!

ちょっと専修大学の学生さんに、防災関連のイベントにお呼ばれしてきたので、その様子をnoteから。ドゥゾ♪(っ'ω')っ))

6000字程度あるので、流し見程度でも見てもらえるとありがたいです。
(動画などは時間がある方でOK!)


2024/10/12(土曜)【午前】10:00-12:00

令和6年度多摩区大学・地域連携事業「防災DXデイ」

これはチラシなのでもう少し詳しい概要を

専修大学(所在地:東京都千代田区、学長:佐々木重人、以下本学)ネットワーク情報学部では、10月12日(土)に多摩区との大学・地域連携事業として「防災 DX デイ」を開催いたします。

神奈川県川崎市多摩区が行っている「大学・地域連携事業」は、大学の専門的な知見を活かして区内の地域課題を掘り起こし、大学、地域、行政の連携により、課題解決を目指すものです。今年度、本学では「デジタル技術を活用した防災まちづくり手法の開発」をテーマに活動に取り組んでいます。

イベントでは、災害食について研究を行う高知県立大学の島田郁子准教授による講演「災害時の食事と栄養」、学生が作成した災害食レシピの紹介、都市防災を専門とするネットワーク情報学部の佐藤慶一教授による「まち
づくり DX ラボ」で取り組んでいる逃げ地図デジタル化※の報告、SIV(専修生田ボランティア)や Anker フロンタウン生田の活動紹介を行います。また、「まちづくり DX ラボ」とヒューマンロボットインタラクションを専門とするネットワーク情報学部の石井健太郎教授による「無人コンビニラボ」が連携して開発した、NFC(近距離無線通信)カードを用いたイベント参加者情報管理システムや、RFID(無線周波数識別)を用いた備蓄物資管理システムの実証実験を行います。
つきましては、ご多用のところ恐縮ですが、報道関係の皆様にご案内申し上げます。

~概要~
■令和 6 年度多摩区大学・地域連携事業「防災 DX デイ」
日 時:2024 年 10 月 12 日(土)10:00~12:00
場 所:生田キャンパス 10 号館 10101 教室(神奈川県川崎市多摩区東三田 2 丁目 1−1)

内 容:10:00
講演「災害時の食事と栄養 ‐いざその時のために今からできること-」
講師 島田郁子(高知県立大学 健康栄養学部 健康栄養学科 准教授)

11:00 災害食レシピ・活動紹介
専修まちづくり DX ラボ
SIV(専修生田ボランティア)
Anker フロンタウン生田

12:00 終了予定

対 象:多摩区民、専修大学生等
※逃げ地図デジタル化とは逃げ地図とは、災害発生時に避難完了までにかかる時間を地図上に可視化する手法のことで、ゆっくりとした歩行で避難場所まで辿り着ける時間を 3 分ごとに色分けし、地図上の道を手作業で塗りつぶして作成します。避難対策や防災まちづくりへつなげることを狙いとして、全国各地の自治体や学校で取り組まれています。佐藤教授らは、逃げ地図をデジタル化することによって、避難者属性や地域の起伏に合わせた避難時間を計算したり、危険箇所や避難場所等の設定に応じた様々なシミュレーションを瞬時に行ったり、避難困難者数を計算したりするなどを可能として、データに基づいた地域防災の取り組みにつなげることを狙いとしています。

専修大学のプレスリリースが報道関係者向けに出ています。

報道関係者?ではないけど、Yahoo!ニュースを書いているので報道関係者のような・・・感じで、これも何かのご縁かもしれません。

Yahoo!ニュースエキスパートとはまた趣旨が違うので、noteに記録として書かせてもらおうかなと思います。

専修大学・生田キャンパス

すごい山の中に専修大学ってあるのね。

地域の人もそんなに大学の中に入ることはないかなと思います。私も入ったの5,6年ぶりです。図書館利用を1度、試験で何度か来たりしました。

入退館管理システム

山の上にある大学に坂を上って到着。

今日の入館予定者にICカード発給され、パソリにかざしてデータ登録。入退館を管理しています。

画面に表紙された個人情報なので、ぼかしてます。

防災の仕組みにRFIDやICカードのテクノロジーを使っていることもあり、今回入退館の仕組みを専修大学の学生が作ったようです。

こちらの企業が協力されているようです

RFIDを使った在庫管理システムとかも多くなっていていますよね!

ユニクロで買い物するとレジで自動的に金額が表示される経験ないですか?

注:みやもとは、IT企業で「システムエンジニア」だったのと大学では情報工学を専攻していた人です。もちろん仕事で大規模物流システムも経験があり。

(今回は、長くなるのでしれっと省略します。)

さっそく講演の内容の方へ

講演「災害時の食事と栄養 ‐いざその時のために今からできること-」

講師 島田郁子(高知県立大学 健康栄養学部 健康栄養学科 准教授)

50分程度のスマホ動画

見る余裕のある方は勉強になるので、一度動画のURLだけとっておいたりするといいかもしれません。

話の内容からこれは見ておいた方がいいかなという情報を抜粋して書き出してみます。講師の島田先生が紹介しているのに動画の中だけの情報ではもったいないので(o´・ω-)b ネッ♪

高知県立大学健康栄養学部:非常時に役立つパッククッキング紹介動画

高知県立大学社会福祉学部 要配慮者(聴覚障害者)への支援動画

  • 被災地での栄養・食生活における栄養課題と支援活動
    動画から被災してからの時間で栄養として取るものは変化していく
    高エネルギー食→たんぱく質・ミネラル・ビタミン不足

  • 避難所での衛生管理
    食中毒を出さない

  • 安全への備え
    防災グッズの紹介

  • 防災アプリ
    もしもの時の情報をとれるように備えておく

  • ローリングストック

  • 災害時に備えた食品ストックガイド

缶詰でつくる料理レシピの紹介

動画で紹介されてた「ツナ缶ローソク」調べてみた!

「災害時における乳幼児の栄養支援の手引き」がPDFファイルだったのでページを紹介しておきます。

自分にあった備蓄を調べられるページを見つけました。

  • 被災地でのトイレの話

  • ポリ袋クッキング

  • 【普段できないことは災害時にできない】

ざっとダイジェストだけ抜いてみたんですが、50分ある動画でかなり勉強になるものだと思います。

※スマホ撮影で上の方が見切れているのは、スイマセン!専修大学から正式な動画も出ると思うのできれいなものを見たい場合は、そちらをご覧ください。私の中ではしっかり情報が記録できれば、それでOKです。

防災の知識は、どんな人にでも必要で「まずは知ること」から始まると思います。という意味でみやもとから発信しています。

防災DXリレートーク

11:00-防災DXリレートーク

11時からの「防災DXリレートーク」を1本の動画にしました。

ざっくりどんな内容だったか書いていますが「詳細は動画を見てね!」ぐらいです。(1テーマ5〰7分程度)

  1. まちづくりDXラボ 栄養に配慮した災害食メニュー
    誰でも作れるような災害食にチャレンジしています。
    (カロリーシミュレータ欄外記載)

  2. SIV(専修生田ボランティア)
    活動内容の説明。災害ボランティアなども行う。

  3. Fablab生田 折って作る紙皿の開発
    折り紙食器の端材が出ないように利用する方法
    (折り紙食器beakについて欄外記載)

  4. 無人コンビニラボ 災害対応情報システムの開発
    今回の入退館システムと災害時の配給物管理への利用

  5. まちづくりDXラボ 逃げ地図のデジタル化
    データに基づいた地域防災

  6. 株式会社川崎フロンターレ Ankerフロンタウン生田
    Ankerフロンタウン生田施設説明とポールウォーキング

それぞれ知識として持っておいてもいいものやこれから災害時や防災に技術転用可能なものもあるので、今後の展開に期待したいところです。

災害食レシピ
リレートークのあと、非常食を見て午前の部終了

【午前感想】

ここまで聞くだけでも、頭の中防災でいっぱいです。

講演の内容から被災時の食事や過ごし方について、全く考えないよりも頭でイメージを描いたりするだけでも訓練になるとも思える時間を作ることが大切。大学の大きな講義室でたくさんの方が聞いたのは専修大学の取り組みとしてもいいものだし、そのぐらい地域に開いてもよいかなと感じました。

ポールウォーキング

Ankerフロンタウン生田からポールウォーキングの講習を受けます。

このあと20名程度がポールウォーキングします
ポールを使って準備運動
ポールウォーキング日和

準備運動から正しいポールウォーキングでの歩き方を教えてもらいます。専修大学生田キャンパスの午後のワークショップの場所まで歩いた様子を簡単な動画でUPしました。

やってみると意外と坂道も早く移動できます。

皆さんお疲れさまでした!

このポールってどのくらいするのか聞いてみると7000円〰8000円ぐらいだそうで使っていたポールのメーカー「SINANO」を調べてみるとウォーキングポールの情報満載でした。

こういうのがあることを知るのも防災知識の一つ(o´・ω-)b ネッ♪

ここまでが午前の内容です。


午後は、地域の方限定で集まってもらいワークショップ形式のようです。

ここでもICカードリーダーを読み取り入退館管理システムで部屋に入ります。そして受け取ったのがこれ。

防災備蓄品:みんなお昼にこれを食べていたようです。
そして入っていたビニール袋にはタグが付いています。

ということは、誰に何を渡したかも管理しているってこと。備蓄品を渡せていない人がわかりますよね。と言いながら、私は野菜ジュースだけ飲んで、講義室に忘れて帰りました(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

学校で撮れたハーブでのお茶

午後:「防災ワークショップ」

午後は各グループ(4つのチーム)に分かれてデスカッションを行う形式です。私が内容をレポートするよりも、おそらく学生さんがまとめてくれると思うので、私からは大きく流れ・要点(皆さんに知っておいてもらいたい事)を書くだけにしておこうかなと思います。

佐藤教授の司会により午後の部がスタート
今回の提供された防災備蓄品の概要
提供された防災備蓄品の栄養価
コメンテーターになってますがワークショップに入ってもらっていました

午後は何を話していたかというとこちら

まずは地域が抱える災害リスクの把握から

多摩区の防災について

想定される多摩区の災害リスク

多摩区危機管理担当の方から15分程度、川崎市が発信している防災情報などの見方などを教えていただきました。

多摩区をスクリーンショットしたもの

こういうのは一度自分で住んでいるエリアをチェックしてみたりすると自分事化されていいですよ!

注:川崎市のオープンデータの取り組みをやっていたことがあるので、しれっと詳しいです。

昔に比べたら防災ポータルサイトもかなりいろんな情報がとれるようになったと思います。

川の水位カメラも見れちゃう
(私がこの文章を夜に書いているので多摩川が暗くしか映ってません)

ここから以降は、ディスカッション

佐藤先生から説明
この発言の内容を大学側では記録しています。
自由な発言でいろんな選択肢を出してもらう工程です
全体
各チームの様子

最後は付箋にはった情報をそれぞれのチームから発表してもらってワークショップ終了。チームなどは関係なく聞いた内容をざっくり列記してみます。

  • 生田緑地周辺でがけ崩れが発生しそう
    一本道などが多い

  • 人口増加による避難所の数が足りなくなるかもしれない。
    今後、タワーマンションなどの建設が予定

  • 災害時にどこに逃げたらいいかわかりにくい

  • 多摩区民ではない人もいる
    大学生は県外からやってくる人もいる。
    働く人は多摩区外からもいる。

【改善に向けて】

  • 学生・地域の防災意識向上
    PR活動・避難訓練イベント

  • 防災アプリ
    逃げ地図(被災時に逃げるルートを教えてくれる)、ポイント化

  • 災害時のドローン活用

  • ハザードマップの強化
    盛り土や過去の工事情報などから
    子どもが見てもわかりやすいもの
    実際に道を歩いて見てのフィードバック
    人流管理ができたらいいなー:避難路の確保

  • 行政へのお願い
    代替避難所(個人宅や会社・事務所)の選定と優遇があるといいかも

  • 商品開発
    土嚢(水を吸うもの)、ゴムボート

  • コミュニティ
    学生と地域のつながり(一緒に防災訓練する)

(ここはみやもとの考え)この辺り動画から発表の内容を簡単に抜粋したんですが、上の意見の中で「学生は多摩区の人以外もいる」というのはいい意見かもしれない。

川崎市は時間帯(昼間人口と夜間人口の差が激しい市)で、災害の様相が変わります。時間軸の考え方がなかったかも。

午後に起きた災害「3.11」の時に、都内で働いていた人は歩いて帰ったことを思い出すでしょう。「帰宅困難者」という言葉がそこで生まれた気がします。あの時はエイドステーションで寝ているスーツの人や都内の避難所に人があふれる事態になりました。それから都内では、会社で数日過ごせる防災セットを常備するようになりました。

自分自身も土砂災害や水害をみんなが家にいる前提で、避難所に行くことしか考えてないと感じたりもしました。

そういう意味でも普段から「防災を意識した行動」というのは情報として触れておくべきことなんですね。専修大学ネットワーク情報学部のまちづくりDXラボとしては「逃げ地図」のアプリ開発のために地域の人から情報を集めるというミッションのために防災DXデイを行ってもいますが、地域の人が考えるきっかけとしていいものだったとも感じています。

今回は大学の連携事業としてワークショップの形にはなりましたが、普段からその土地に関係する人たちがそれぞれのバックホーン抜きにして普段から防災意識を高める為に定期的に話し合っていくというのは大切なことにも感じました。

被災すれば役所の人でも、企業の人でも、地域の人でも同じです。


この午後のワークショップの内容は、ざっくりしかまとめていません。

専修大学の学生がそれぞれのテーブルで音声録音やファシリテーションをしっかりされていたので、後日何らかの形で発表されるものと思っています。


ここまで書いて6000字近いのですが最後に

編集後記

ここまでまとめてみて「地域の防災」と言っても多岐にわたる備えが必要ということも感じれた一日でした。でも、まずは知るところから始まるんですが、一部の人間だけが知っていても防災って出来ないと思うんですよね。

そういう中で防災の取り組みを広げている方々が知見を広めようとがんばっているのを見たりもしています。

まずは「専修大学ネットワーク情報学部まちづくりDXラボ」が、デジタル技術活用で防災まちづくりをしようとしていることを

  • 地域(川崎市や多摩区・近隣周辺)の人に知ってもらう

  • noteを読んだ人が知る

  • 防災に関心・興味がある人の情報となる
    大学・企業、地域コミュニティなど

ちょっとでも役立ててもらえればありがたいです。

参考情報

専修大学ネットワーク情報学部まちづくりDXラボ(担当:佐藤慶一教授)

Instagram(@senshu_sato_lab)

Instagram(@sato_project2024)

専修大学の取り組みに興味があるという方は、Instagramから問い合わせしてみてもいいと思いますよ!


それではみなさんよい一日を!(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

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