教員のデスク環境をICTに最適化する

 教員のデスクといえば、教科書やファイルが入っている本棚とノートパソコンというのがスタンダードでしょうか。しかし、ノートパソコンは画面も小さく、キーボードも打ちづらいので、パソコン作業の効率を上げるには工夫が必要です。そこで、パソコン作業に最適化するための3つのアイテムを紹介します。

1 外付けモニター

 ノートパソコンの欠点は画面サイズが小さいこと。例えるならば、狭い机で作業させられているようなものです。そこで、外付けモニターを接続して、デュアルディスプレイにすれば、画面の広さは2倍以上になるので、絶対おすすめです。2022年2月時点だと、24インチディスプレイが2万円前後で手に入ります。スペックがごちゃごちゃ書かれていて慣れていない人には暗号状態ですが、接続端子(HDMIなど)がノートパソコンにあるものかさえ気にしておけば、正直大体OKです。付け加えるとしたら、グレア(光沢)液晶だと長時間作業するには不向きなので、ノングレア(非光沢)液晶をおすすめします。

2 外付けキーボード

 入力速度と入力精度は、作業効率に直結します。これは使ってみないと違いや重要性に気づきにくいのですが、一度良いキーボードから安いキーボードに変えると、その打ち心地の差に愕然とします。キーボードの機構は大きく4つありますが、

メンブレン<パンタグラフ<メカニカル<静電容量無接点方式

の順番に高価で打ちやすいと言われています。価格は2千円〜2万円以上と幅広いですが、タイピング速度の向上は生産性の向上なので、一定の投資価値があると思っています。

3 トラックボール

 トラックボールというのはマウスの一種です。通常のマウスは手を動かして操作しますが、トラックボールは指先か手のひらを動かすだけで操作できます。メリットは、マウス本体を動かす必要がないので、圧倒的に省スペースです。さらに、机の表面の素材がマウスによってはうまく反応しなくて、マウスパッドを引かなくてはならないケースがありますが、トラックボールは指で動かすボールにセンターが反応するようになっているので、どんな机でも大丈夫です。デメリットは、指先の操作に慣れるのに少し時間がかかることと、一般の認知度が低いために通常のマウスほど種類がないことです。おすすめはLogicoolのM575Sという機種です。ネットショッピングなら5千円弱で購入できます。

(参考) 私の作業環境

モニター:Dell P2219H

キーボード:REALFORCE 91UBK-S

トラックボール:MX ERGO

 モニターは、アンチグレアがマストで、論文や書類が見やすいように回転できるスタンド付きのものにしました。しかし、実際はいちいち画面を回転させるのが面倒になってやらなくなったので、回転機能はいらなかったです。ちなみに、外付けモニターを置くと本棚等を置くのは難しいです。私の机上はパソコンとモニターしかありません。教科書等はすべて引き出しに収納し、書類はデータ管理。常に整理整頓を心がけています。
 キーボードは、REALFORCEが最高です。普段はテンキーを使わないので、テンキーレスモデルにしています。たまーにテンキーが使いたくなる場合もあるので、そういうときだけ同じくREALFORCEのテンキーを付けて使っています。
 トラックボールは長らくM570を使っていましたが、中央ホイールのチルト機能が無いのを不満に思っていました。なので、その機能が搭載されたMX ERGOが発売されたら即乗り換えました。

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