13.日々勉強する
前回、スタッフが辞める責任は施設長にある。
部下に会社の方針を伝えて会社との信頼を築かせるのが施設長の仕事。
とお伝えしました。
▼前回の記事はこちら▼
あなたは、あまり賢くない人から指示を受けて快く引き受けますか?
「なぜ、この人から指示されないといけないの?」と思うでしょう。
誰でも自分より上に立つ人は賢い人が良いと考えるものです。
しかし、上に立っているあなた自身はどうでしょうか?
賢くならなければいけないとはあまり思っていないのではないでしょうか?
自分は今のままで良いと思っているでしょう。
ここに部下との矛盾が生じているのです。
あなた自身が、賢くならなければならないのです。
では、部下が快く指示を受け入れるような賢い施設長になるには、どうしたら良いのでしょうか?
それは勉強をするしかありません。
とはいえ、今から数学や国語、社会を勉強しろと言っているわけではありません。それらを勉強しても仕方がないことです。
では、何を勉強すれば良いのでしょうか?
以下のことに取り組んでください。
1.自己啓発
2.施設に関する保険制度
3.施設について
自己啓発
一つ目は、自分自身を奮い立たせるような本を読むことです。
自己啓発本は、ポジティブな思考に転換してくれると共に、日々の悩みも解決してくれます。
難しい本もあれば、小説のように読みやすい本もあります。
まずは簡単な物から手を出してみてください。
施設長にオススメなのは、森崎のりまさ著「退職者を出さない管理者が必ずやっていること」です。
管理者のあるあるや、その解決方法が書かれていて、とても分かりやすい本です。
そのあとは、自分が困っていることを題材にしている本を選んだほうが良いでしょう。
当社の施設長は以前、社員とのコミュニケーションに悩んでいました。
そこで、コミュニケーションに関する本を数冊買い、その内容を実践しました。
今では、社員とうまくコミュニケーションを取っています。
自己啓発本には、必ず解決策が書いてあります。
たった数千円で問題が解決できれば安いものです。
一人で悩まずに、本に頼りましょう。
施設に関する保険制度
二つ目は、保険制度です。
あなたが働いている施設は、保険制度によって成り立っています。
その保険制度を施設長が知らないなんておかしな話です。
今からでも遅くありません。勉強してください。
勉強の仕方は、「保険制度」で検索すればいろんな人がわかりやすい文章で書いています。それを片っ端から読むだけです。
YouTubeでも動画が存在します。それを見るのも良いでしょう。
施設について
三つ目は、あなたの施設をよく知ることです。
例えば、あなたがある船の操縦士として乗船していて、その船の行き先がわからない場合、あなたはどう思うでしょうか?
船を動かすために、行き先を知りたいと思うでしょう。それと同じです。
施設もどこを目指しているのかわからなければ、施設長としての仕事はできません。
もし、経営計画書があれば、それを読むだけでその施設がどこを目指しているのかがわかります。
しかし、ほとんどの施設には経営計画書は存在しないのが実情です。
その場合は、社長の話をよく聞き、会社の方向性を知りましょう。
社長は、何かしらの意思を持ってその施設を立ち上げたのです。
その意思を率先して勉強するのも施設長の仕事です。
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今日のまとめ
部下が快く指示を受けてもらえるように日々勉強をする。
1.自己啓発
2.施設に関する保険制度
3.施設について