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【仕事】 フランス映画を紹介させていただけた話

先日、池袋の映画館・新文芸坐にて、『クロード・シャブロル監督特集』が上映された。シャブロルはフランスの著名な映画作家で、フランスのヒッチコックとも言われたくらいサスペンスを多く撮った監督である。


その特集チラシの裏面に、わたしが描いた彼の似顔絵を載せていただいた。

これこれ。

サスペンスの巨匠らしい「ちょっとゾワっとする感じ」を表現したつもり


ささやかかもしれないけど、わたしとしては、キーパーソンに直談判して直接仕事をいただけたということ、そして何より何年も恋焦がれて人生を変えられたほどのフランス映画の世界に少しでも加われたことが、めっちゃめちゃに嬉しかった。

ちなみにチラシの表面はこちら。

この特集は早稲田・日芸で教鞭を執る大寺眞輔氏がとり行っていらっしゃる『新文芸坐シネマテーク』と称されており、日本で上映される機会の少ない海外映画を精力的に字幕制作・上映する取り組みの一環である。

今回の特集で新文芸坐シネマテークは100回目だったとのことだ。
ものすごいことだと思う。本当におめでとうございます。

で、このお方はご自身でヨーロッパからフィルムを買い付けたり、字幕翻訳したり、チラシを制作したり告知したりと殆どお一人でやっていらっしゃるようだが、こんな若造に言われるまでもないがそれってめちゃめちゃめちゃにすごいことで。

わたしがよく「あー、フランス映画って良い作品ばっかりだからちゃんと後世に残していきたいなー」と鼻をほじって呟いている間も、やってる人は無言実行でやってらっしゃるということだ


そんな中、ほんの少しでもお力になれないかと直接お声がけさせていただき、実現した今回のお仕事。
実際のところは何度もラフ案のやり取りを経たり、わたしの要領が悪かったりして逆にお手間を取らせてしまった節が大きいかもしれない。

でも、でも、実態がどうだろうと社会的に微々たるもんだろうと、個人的には「人生の中の超でっかい一歩」だったことに変わりはなく、療養がきちんと終わったら、こちらの業界へのアプローチも継続していきたいと考えている。



モーリス・ロネ/ジーン・セバーグ


そしてもちろん映画も鑑賞。
264席、満員だった。

大好きなジーン・セバーグの出演する『境界線』という映画を拝見した。戦争モノ苦手だったはずなんだけど、慣れたのか、シャブロルの絶妙な心理描写が面白くて気にならなかったのか。。。
めっちゃめちゃ面白かった。

海外版DVDのジャケットからもナチスドイツの香りがすごい


チラシにはわたしの名前も載せていただいた。ありがとうございます。



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インスタでイラストを発信しています(全然更新してない)。
覗いてくださると筆者が喜びます。

アカウント名:emoru_illustration


Emoru


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