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満月にくる悪魔
こんにちは、記号・リュウコです。
昨日のnoteで、本当の夜は闇だと書きました。
これは新月の日の話です。新月は真っ暗闇。ヘッドライトを消すと死ぬほど怖い。
その次に驚いたのは、満月の明るさです。
あの時、あんなに暗闇で恐怖したのに、満月の夜は影が映るくらい明るいのです。遠くまでよく見える。
生き物の動きも活発で、小魚が明るい海面にたくさん来るので、普段は海の底にいる魚も、餌を探して上がってきます。
ある日、地元のおじさんから魚をもらいました。
黒くて長くて歯の鋭い目の大きな太刀魚に似た魚。
太刀魚が天使なら、この魚は悪魔ですね。
クロシビカマス(web魚図鑑より)
鱧みたいに小骨がびっちり入っていて、三枚おろしの後、骨切して食べます。
開きにしたり天ぷらから揚げ刺身など、地域によって食べ方色々みたいですね。基本、深海魚釣りの外道のため、市場に出ることはないんじゃないかな?私も島にきて初めて見たので・・・
島のおじさんに聞いた話によると、この魚は満月の夜にしか釣れないらしい。
おじさんたちは堤防釣りなので、深海魚であるクロシビカマスは満月の時しか見ないようです。
満月になると、海の底からぶわーっと上がってきて、海面近くに来ている魚を食べにくる。悪魔みたいな魚。
と、教えてくれました。
どうやって釣るのか聞いたら、サバやイカの切り身で少し釣ったところで、釣ったクロシビカマスをその場で捌き、それを餌にしてまた釣ると。
仲間の肉食べるのか、そうか。
デリカシーないねおいしいね、から揚げが一番おいしいね、小骨いっぱいだねおいしいね、と家族でぶつくさ言いながら食べていました。
もらった10尾のクロシビカマスをぶるぶる震えながら見様見真似で捌き、顔が怖くて触れないくらいおびえていたことは誰も知らない。
しかしこの時から、魚をさばくのが怖くなくなりました。
ありがとう悪魔。
満月は美味しい悪魔がやってくるよ。
こんなことしています。
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【記号・リュウコ】個展
7/2(金)~7/11(日)
12:00~18:00
東京都目黒区鷹番3-5-3
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— 7/2~7/11個展at学芸大学駅「bon bon cherryハイジの店 」【記号・リュウコ】 (@D9gbo4611QQUxjk) June 27, 2021
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