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整理とは、モノに背番号を割り振ること(28)

今回は、整理のロジックを一気に説明します。少し長いですが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです!

さて、整理とは「1つ1つのモノを所有する意味を定義する」作業のことです。

意味さえつけられれば整理は完了。見栄えは関係なく、捨てる必要もありません。1点1点のアイテムを手で触り、ひたすら「分け続ける」ことが、重要です。

まずは「全部出し」から始めよう

整理の基本は「全部出し」。整理したい対象アイテムを1箱に詰めて、意味を考えながら床に1点1点並べていき、整理完了のタイミングで、床一面に対象アイテムが全部出しされた状態になります。本棚やクローゼットに入った状態で、判断を行なってはいけません。

洋服を例に、具体的に行ってみましょう。
まずはハンガーから外しながら、100cmサイズの箱に、ポンポンと放り込みます。ここでは畳む必要はありません。5分以内に行います。既に衣装ケースにきちっとしまい込んだ服も、整理の対象にしましょう。「次の季節の服をまとめているから触らない方が良い」と、例外を作る方がいるのですが、どんな状態であるかに関わらず、必ず全部出します。

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「使っているか」と「愛しているか」で大きく仕分け

次に、1つ1つのモノを箱から出しながら、そのモノを所有している意味のラベルをつけていきます。

箱から出したモノを並べやすいよう、ビニールシートをひいておくと便利です。洋服はベットの上に並べても良いでしょう。

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まず、1つ目の軸としては、「使う・使わない」で分類します。「使うものは左へ、使わないものは右へ」と、実際にビニールシートの上で、場所も意識しながら仕分けていきます。

ここの段階では「思い入れ」を挟まず、客観的に・シビアに判断していきましょう。「過去1年、どのくらい使ったか」をふりかえり、「これから1年、どれくらい使うか」を想像します。 このときに、「とくに好きではないけど、よく使っているモノ」は、「将来こんなモノを使う自分とは決別したい!」という強い気持ちがあれば、「使わない」グループに分類しましょう。

そして、2つ目の軸は、「愛情」です。

1つ目の軸で「使わない」と判断されたモノを、「愛する・愛さない」で分けます。

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「使わないけど、愛するモノ」は、捨てずに残しておくべきモノです。反対に「使わないし、愛してもいないモノ」は、積極的に手放すことを検討すべきモノです。

愛があるか否か、10秒以上迷った場合は、一旦「迷う」ボックスへ(カゴや紙袋にまとめます)。「なぜ判断がつかないのか」の理由を添えておき、整理作業の最後に、もう一度、背番号を割り振れないか、見直します。

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片付けの見積もりのステップで、100cmサイズの箱一つにつき、30分というスケジューリングを設定しました。「収納」の時間も確保するため、「整理」作業は最大15分で打ち切りましょう。

この場合、1箱あたり30〜60個のモノが入っているとして、整理に当てられる時間は、1個あたり15〜30秒と限られています。本や手紙を開いている暇はもちろんありません。さぼってしまわないか心配な方は、30秒ごとに音が鳴るインターバルタイマーアプリをインストールしておくことで、緊張感を保ちながら続けることができます。

2人以上で片づけが行える環境の場合は、1人が意思決定者・もう1人がサポーターの役で進めていくと、スピード感があがります。 サポーター役が、意思決定者に、「これは使っていますか?使っていなければ愛していますか?」と聞いていき、意思決定者はリズムよく、それに答えていきます。

使うモノは「使用頻度」で整理する

「使う」と分類されたモノについて、さらに細かく分類分けしていきます。分け方の軸は、「使用頻度」です。

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カバンを例に、分類を進めてみましょう。
たとえば、あなたの家にはカバンが8つあったとします。 また、整理作業を行なっている時期は、10月だと仮定します。

①毎日使う通勤用のトートバック
②週末遊びに行くときに使う、小ぶりなバック
③月1回、特別な日のブランドバック
④年数回、キャンプの際に利用するアウトドアリュック
⑤冠婚葬祭で突発的に使うカバン
⑥夏に使いたい、かごバッグ
⑦雑誌の付録でもらった、ポシェット
⑧親から譲り受けたブランドバック

この①〜⑧で、この1年間で使ったモノは①〜⑥、使っていないモノは⑦〜⑧と分類されました。

①〜⑥を、使う頻度ごとに、さらに分けていきます。⑦⑧は、使う予定がなければ、「使わない」グループに回して、そのあと「愛を持っているか」を確認する作業に移します。

・高頻度(週1回以上):①②       
・中頻度(月1回以上):③ 

・低頻度:年数回以下  :④⑤       
・季節外:⑥ 

・使っていなく、愛している:⑦
・使っていなく、愛していない:⑧

後ほど「収納」に取り組む際、頻度高く使うモノから順に、定位置を決めていきます。使うモノの使用頻度は、厳密に決めていきましょう。この段階で、「月1回以上使うモノ」をグループA、「月1回未満」をグループBとしておきます。

次に、低頻度のモノは、用途に応じて、この段階でグルーピングをしましょう。

たとえば、④アウトドアリュックのように、用途が特定のイベントに限定されている場合は、一緒に使うモノとまとめておくと、後ほどの収納作業に便利です。人が来客した時のグッズも、一つにまとめます。

私の家では母がよく遊びにくるので、部屋着や小物をまとめたボックスを作っています。このように人から預かっているモノも、「預かり品」としてBに分類します。

また、「季節外」のグループは、時期ごとに細かく分けます。 整理作業を10月に行ったならば、「真夏のアイテム」と「真冬のアイテム」はどちらも季節外です。ただし、取り出しの時期が違うので、同じ箱に詰め込んでしまうと、いざ使うときに不便です。

なお、分類していく中で、定義がどんどん細分化されていると思います。 せっかく分類しても、覚えきれず、あとで分からなくなるのでは意味がありません。

ここで出番となるのが、事前準備で用意した、ラベリングシールとカゴです。

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ラベルシールの書き方には、コツがあります。 使うモノは、「使用頻度・アイテム名・持ち主名」の順で記載します。「週1・鞄・母」「真夏・洋服・姉」などです。(1人暮らしの方は、最後の持ち主名は省略)

また、使わないモノは、使用頻度の代わりに、思い出・コレクションなど、「所有している理由」を記載します。「思い出・ノート」「コレクション・アニメグッズ」などです。

使用頻度で仕分けしづらいもの:本

「使うモノ」に仕分けられた本や書類の分類方法についてです。

本は「使う」という行為の意味が多様なため、分類が難しいアイテムです。編集者や研究者を筆頭に、職業柄本を読む方は、自宅に何千冊もの本を持っていることも珍しくありません。「本は自分のアイデンティティだから、いつでも手に触れるところに置いておきたい」と考える人も多く、片づけること自体を放棄する方も多いです。それでも、本の片づけは一切諦めるのではなく、たとえ結果的に捨てなくとも、1冊1冊手にとって意味を考える作業自体が重要です。愛の大小に応じて、収納場所を決めることができるからです。

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本に関しては使用頻度で分けるというより、「読んだ・読んでない」という基準でまず分類し、そのうえで、用途によって分類します。

グルーピングの一例を挙げますが、人により適切なグルーピングは異なります。「なぜ、自分はこの本を持っているのか?」を考え、自分が持っている本を4〜6種類に分類していきましょう。一旦数の制限を無視して、意味合いを考えていきます。

グルーピングの例:
1.まだ読み終わっていない本
 (a)これから読もうとしている本
 (b)読みかけている本
 (c)買ったものの、今は読む気がない本
 (d)人から借りている本 

2.読み終わった本
 (a)参考書として、頻繁に手に取りたい本
 (b)内容が気に入っていて、もう一度、いつか読みたい本
 (c)文献として存在が貴重なので保管しておきたい本
 (d)人に貸したい本
 (e)コレクションとして収集している本(雑誌や漫画)
 (f)インテリアとして飾りたい本

分類が終わった段階として、今一度、「使う・使わない」を分けていきます。本を「使う」の定義としては、今年手に取る可能性があるか、で考えます。

たとえば、文献として存在が貴重なので保管しておきたい本は、当然ながら捨てる訳にはいきませんが、それでも今年手に取って読む可能性は低い内容かもしれません。人に貸したい本は、図書館に寄贈することでも、目的を果たせるかもしれません。

「使う(=今年手に取る可能性がある)」と分類した本は、さらに手に取る可能性ある頻度別に、細分化していきましょう。後ほどお話する収納のステップで、毎週のように手に取る参考書は、机の上の特等席に配置し、当分手に取らなさそうな本は、手が届きにくい場所に配置します。

使用頻度で仕分けしづらいもの:書類

次に、書類の分類の仕方についてです。書類は、「必要となるタイミング」で、分類すると分かりやすいです。例えば、以下のように分類します。

①今月、処理するモノ
②1年以内に、処理するモノ
③保管義務があるモノ
④思い出 

このうち、「使うモノ」は①②です。③は季節外、④は使わないけど愛するモノと分類します。これらは、それぞれ保管方法が異なります。

たとえば、公共料金の領収書、子どもの学校の手続き書類など、「①今月中に処理しようと思っているモノ」は、内容によらずひとまとめにし、トレイなど目に触れやすい場所に置いておきます。

「②1年以内に処分するもの」について、クーポン付のチラシは、クーポン部分だけを切り取り、財布やバッグに入れて、急いで使うようにします(私は面倒くさがりなので、3日以内に使えなさそうなクーポンは、職場で誰かにあげるルールにしています)。 現物の保管が不要なお便りは、スキャンするか写真を撮って、紙自体は捨ててしまってもよいでしょう。

一方で、住宅ローン書類や年金証書など、「③すぐに使う訳ではないけれど保管義務があるモノ」については、最小限に絞って、クリアフォルダへ。 また、家電・携帯電話・住宅設備などの取扱説明書は、基本的にネットに同じ内容が載っています。保証書など、替えが効かないページだけを切り取って保管しましょう。

年賀状や手紙、日記、アルバム、子どもの描いた絵など、「④思い出のモノ」は、ひとまとめにしておきます。

このように、書類は、それぞれ保管方法が異なるのも特徴です。 それぞれに合った方法で、しっかり保管していきましょう。

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使わないモノは「愛」で分ける

「使うモノ」の分類の次は、「使わないモノ」の分類に入っていきます。

使わないモノの分類方法は、ずばり、「愛」です。 愛があるモノは、捨てられません。愛がなければ、より活かせる場所へ、手放します。

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使わないモノは、まず「愛しているかどうか」でグループCとDに分類し、さらに、下記のように細分化していきます。

【愛するモノ】
①思い出   (:卒業アルバム・手紙・写真など)
②コレクション(:アイドルのグッズ・フィギュアなど)

【愛していないモノ】
①しがらみ  (:上司からのプレゼントなど)
②高価    (:ブランドバッグなど)
③迷信    (:日本人形など)
④しつけ   (:終わっていない参考書など)
⑤使い切る意地(:調味料など)
⑥小さい   (:大量のクリップ、紙袋など)
⑦捨てづらい (:壊れた傘・スプレー缶など)

大原則として、モノへの愛は、本人にしか分かりません。

もしあなたが、高価なブランドバッグに愛を感じない一方で、数百円のキーホルダーに愛情を感じたとしても、矛盾を感じる必要はありません。愛に理由はいらないのです。そして、他者に決められるものでもありません。

愛するモノを所有しているほど、人生は、豊かになります。一方で、愛さないモノは、部屋に置いてあることで、あなたの人生をネガティブにします。

愛しているのか、判断がつかないモノは、迷いボックスへ

整理にかけられる時間は、1アイテムあたり最大30秒。瞬時に判断がつかない場合は、「なぜ判断がつかないのか」の理由を添えて、一旦迷いボックスへ仕分けます。

とはいえ、何でもかんでも迷いボックスに入れていたら、整理は前に進みません。愛なのかコンプレックスなのか、判然としないモノというのは、意外と多くあります。続けられなかったダイエット器具、挫折してしまった資格試験教材、昔痩せていた頃に着ていた服…今手放してしまうと、なりたい(けどなれなかった)自分とも縁を切ってしまうようで、辛い気持ちになってしまうのもよくわかります。

私が愛読する『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』(二見書房、2008年)に、「目処が立っていない未解決事項は、本人が気づかないうちに、脳の大部分を支配する」という言葉があります。つまり、「やらなきゃ」と思わせるモノが、視界に入るだけで、潜在的に脳は罪悪感を感じ、すり減ってしまうのです。

愛するモノは、部屋に入りきる・入りきらないに関わらず、所有した方が、自分が幸せになれる。愛していないモノは、視界に入ることで、自分のエネルギーを奪ってしまうのです。

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「さすがに手放すのは勿体ない、辛い」と思ってしまう場合には、同じ目標を目指す人に譲りましょう。私はTOEFLのテキスト一式を、使わなくなった先輩から譲り受けたのですが、先輩の思いを受け継いだような気がして、とても嬉しい気持ちでテキストを使うことができました。

「自分はこのモノを愛しているのか?」という視点だけでなく、「このモノは私の家にいることが幸せなのか?」という視点からも、モノと向き合ってみてください。

「愛するモノ」しか部屋にない方は、さらに分類分けをする

私が整理の際に使用する「背番号表」ですが、熱心なコレクターの方のお宅にうかがうと、ほぼ全てのアイテムが「愛している」に当てはまるが、その数が多すぎて、収拾がつかない!」という声をいただくことがあります。

ここで大事なことは、「一旦、1つも捨てなくてもいいと考える」ことです。 そのうえで、全部のアイテムとゆっくり向き合う機会を作るのです。

定期的に1アイテムずつ手にとって、どうすればより魅力的に見えるか、どうすればより大事に扱えるかを、持ち主としては考えてあげることこそ、愛であり、グッズへの尊重ということです。

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そこで、「愛するモノ」の中でも、さらに細かい分類をしていきます。

今回は、下のような表を使い、使う愛情を縦軸、手に取る頻度を横軸に、モノをマッピングしてみましょう。

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「全部大切」とはいえ、アイテムごとに、「こっちのほうがより大事」「これはよく触っている」というのがあると思います。 たとえば、同じ「写真集」でも、自分にとっての思い入れは、1冊ごとに違うでしょう。昔に買ったので愛着は薄れているが、文献として貴重だから保管しているモノもあるでしょう。1つ1つ手にとって、愛着の高さでマッピングしてみましょう。

愛があるけどあまり触っていないモノは、神聖な領域です。傷1つでもつけたくない、人にもあまり触られたくないので、押入れの風通しのいい場所や、リビングの棚など、自宅の最も安全な場所に置いておくモノです。

愛もありよく触るモノは、右上の象限で親友と表現しました。ベットサイドや本棚、マガジンラックなど、さっと手が届きやすい場所において、いつでも手にとれるようにするイメージです。

反対に、愛もなくあまり使わないモノは、同じ趣味を持つ友人に譲るなど、手放すことを検討できるアイテムです。

どれも平等に愛が強く、「神聖な領域・親友」に分類したモノが多すぎて困った場合には、もう一段階、細かくセグメント分けしていきます。

同じ愛着があるモノでも、「自分の身体の一部と思えるくらい好きなモノ」と、「そんなに気に入っている訳ではないけど、業界内ではレア度が非常に高いと言われている貴重なモノ」では、自分にとって、意味合いが変わります。後の収納のプロセスで、この意味合いの差が役に立つので、細かくグループを分けてラベルに書いておきましょう。

重複アイテムの扱い方

ここで、背番号決めの作業中に発生しがちな問題として、「同役割のアイテム重複」があります。重複アイテムは、消費量に加えてインプットが過剰なため、発生します。その背景には、趣味的に好きだったり、コンプレックスがあったりします。

たとえば、私であればドラッグストアに行くたび、アイシャドウのコーナーで新作をチェックしていました。それは化粧が趣味的に好きであり、かつ、もっと目が大きくなりたいという、コンプレックスがあったためです。

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「好きなモノだから捨てられない」という気持ちも分かりますが、安易な気持ちで、何個も同じモノを買って並べているのは、愛を薄めているのと同じで、よくありません。 また、同じモノを何個買っても、コンプレックスの根本は解消されないということを、自分自身も分かっているはずです。

こういう場合は、重複が見つかった時点で、
①今あるストックを、早めに使い切る
②使い切るまで、新しく買わない

ということを、心に決めましょう。

まず、「①使い切る」を実践するコツをお話しします。

「①使い切る」コツは、使いやすいように配置することと、少し贅沢をすることです。 まとめて1箇所に固めるのではなく、使う場所ごとに、それぞれ配置して、より使いやすくします。 そして、それでも使い切る目処が立たなければ、周囲の人に譲ります。

また、「②新しく買わない」も大事です。
日用品をストックし過ぎてしまうことはありませんか?「何かあったときが怖い」と、日用品・食品の過剰なストックをしてしまう方は、重複保有に要注意です。

防災の観点でいうと、「2週間、家族が暮らせる量」に限定して、ストックするようにしましょう。2週間分以上の在庫を持って、管理し切れなくなってしまったのでは、停電など有事の際に、足元の邪魔になったり、通路の妨害になるなど、かえって危険です。

一人暮らしのストック例
□シャンプー・リンス・ボディーソープ 詰め替え用 各1本
□洗剤・柔軟剤 詰め替え用 各1本
□歯ブラシ・歯磨き粉 1本
□コンタクト洗浄液 1本
□コットン 1箱
□水 2L×14本
□インスタント麺  5食
□レトルトご飯・カレー 各5食
□トマト缶 2缶
□トイレットペーパー 6ロール
□ティッシュ 5箱
□食器洗い洗剤 詰め替え用1本 ・食器洗いスポンジ 3個

ディスカウントショップや激安セールは、見ると欲しくなってしまうので、これも、重複所有の天敵です。ネット通販でも、送料無料ライン(○円以上買うと、送料無料)を超えるため、つい必要量以上のストック品を買い込んでしまいます。

あなたがもし、「お買い得」という言葉に弱いのであれば、あなたの自宅の家賃および人件費と、比較しましょう。格安シャンプー10本を買いにいく時間・運ぶ労力、そして、シャンプー10本分の家賃はいくらになるでしょうか…。スペースが限られた我が家だからこそ、もっと思い入れの深いモノを置いていきたいものです。

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ここで注意したいのが、「重複」と「コレクション」は似て非なる、ということです。

「重複」は、「使う」ことを目的に、同じ種類のモノを数多く抱えていることを呼びます。対して、「コレクション」は、数を集めること自体に愛を感じているケースです。

たとえば、応援しているアイドルのシールを100枚持っていたとしても、これは重複ではなく、コレクションです。 一部では、化粧品・お酒・リボンなど、消耗品自体をコレクションしている方もいるため、この分類はなかなか難しいのですが、「胸を張って、それを集めることが趣味だと言えるのか」というのが1つの基準になります。優先順位的には、何でもかんでも収集するのではなく、自分が趣味として、できるランキング上位3位以内のモノを、とくに大事に扱っていきましょう。

おわりに


これで、整理のプロセスは完成です。(お疲れさまでした!!)

最後にもう一度、背番号表を確認します。全てのモノを分類することができたでしょうか?

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「整理」を制する者が片づけを制します。

この段階で、定義づけが曖昧であったり、妥協があったりすると、どんなに上手に「収納」したところで、2〜3日すれば、また部屋は散らかりはじめます。 整理作業で納得いかない部分がある場合は、スルーせず再度、時間をかけて取り組みましょう。

ここまでで行なった、モノの背番号が決めると、あとは適切な定位置を決めれば、片づけは完了です。

もうあと一歩、頑張っていきましょう!




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