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持ちものの量を「箱」で測定しよう (27)

片づけは、長期戦です。手当たり次第に作業を始めず、どの順番で手をつけるか、まずは見積もりを立てましょう前回、モノの写真を撮影し、片づけの優先順位を決めるところまでお話しました。

写真からもう1つ、確認してほしいポイントがあります。あなたが持っている「モノの量」です。モノの数を1点1点数えるのは現実的ではないですが、用意した100cmサイズの箱(前回記事で説明しています)に詰めると何箱分になるかは、大まかに数えることができます。

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優先順位を決める際に作成したマッピング表に、箱の数を書いていきましょう。写真を見ただけでピンとこなければ、実際に、箱をモノがある場所に持っていって、1つ2つ箱に入れてみましょう。

全部で箱の数は何箱になったでしょうか?それが、あなたの持ちものの総量です。後から収納について考える時も、持ちものの量と収納サイズを比べることで、客観的にモノが多すぎるのかを、判断することができます。

一般的に、人の家にあるモノの数は、1人あたり1500アイテム、100cmサイズの段ボール箱で20箱分ほどになります。

次に、スケジュールを決めていきます。
ここでのポイントは、「1箱=30分、1日5箱まで」とすることです。

片づけにかかる時間は、今持っている持ちものの総量に比例します。箱で総量を測った意義としては、時間の見積もりが立てやすいことです。1箱あたり、整理収納にかかる時間は30分。1日で手をつけられる箱の数は、5箱までです。

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作成したマッピング表で、左上から順に、手をつけるアイテムとスケジュールを決めましょう。

注意点としては、マッピング表の左上象限に、愛が深いモノが入っていた時の扱いです。自分にとってお気に入りのモノは、最初に手をつけると挫折しやすいので、数回片づけをしてから着手としましょう。

また、気をつけたいポイントとしては、一度に2箱以上に手をつけないことも大切です。1箱終わったら、次の1箱に手をつけます。これは整理・収納を、いっぺんに終わらせるためです。時間・場所を区切らず、際限なく整理を進めてしまうと、収集がつかなくなってしまい、中途半端な状態で1日が終わります。部屋中にモノを広げたまま時間切れとなり、かえって部屋が散らかってしまいます。

1箱あたり、30分。整理15分・収納15分です。ここからのステップは、ぜひ、スマートフォンのストップウォッチ機能を使って、時間を超過しないよう管理していきましょう。



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