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【エッセイ】かなえたい夢を語る
夢を語るということ。
これまでにも、折に触れて語ってきたが、良い機会を得た気がするので、いま一度ここで自分の夢について語ってみたいと思う。
毎度お馴染み、突然語りたい症候群のスイッチが入ったので長くなるかもしれない。
ご都合の良いときに、暇つぶしのお供にさせてください。
新年ということで、「大きな目標」を抱負として…!
では、いざ。
幼い頃から、それなりに憧れる仕事はあった。
イルカの調教師、動物園の飼育委員、学校図書館の司書、音楽に関わること、プラネタリウムで働く人──。
当時どこまで本真剣にその夢を語ってきたのか、今となっては曖昧な記憶なのだけど、年を追うごとに他者へ自分の描く「目標」や「憧れ」などを語らなくなった。
だんだん「夢」を語ることをしなくなった。
叶えられる自信もなかったし、途中で心変わりするかもしれないという思いもあって、周囲に「夢」を語ることが怖くなったような気もする。
そのまま、ものすごく乱暴な言い方をすると、ノリと勢いそして縁に導かれ、ほぼ運任せで私は高校教師になった。
結果として私は、教壇に立つ時間でかけがえのないものをたくさん得て、お金で得られないものをたくさん学んだ。
「夢」と設定しなくても、これだけ人生にプラスなことがあるということは、教師はある意味で自分にとって天職なのかもしれないと思う日もあった。
何もかも、結果オーライ極まりない。
つまり、特に「夢」を語る必要がなかった。
そんな私が教壇を離れて、しばらくしたとき考え出したのが自分の「かなえたい夢」についてだった。
再三、自分は教え子たちに「何がしたいのか」「どこを目指すのか」を考えさせてきた。
そのくせ、自分自身はその辺を放ったらかしにしているなと自覚したとき、改めて「自分のしたいことは何だろう」と向き合うことになった。
他人のことなら、あんなにいろいろアドバイスをしたり、フォローしたりできるのに、我がこととなると、何と難しいことか…!
自分の好きなことを見つめ直すところから、やってみる。
自分のルーツを辿って、それらの上に根を張る、自分の得意なことを冷静に分析する──。
それら諸々を経て、自分の中に一つの答えを見つける。
では、それを叶えるにはどうしたらいいのか。
何をしたらいいのかの、模索に入る。私の描いた夢を叶えるには、資格も必要ない。叶えるための正解なんてどこにもなかった。
だから、できることからすることにした。
それがこのnoteを広げることになった、経緯のあらましだ。
馬鹿にされるだろうか。
夢みがちだと、笑われるだろうか。
人は私の夢を、どう思うのだろうか。
自分が第三者側にいたとして、どう思うだろうか…。
考えたとて、どうしようもないようなことに思い悩みつつ、匿名で世界に言葉を発信し続ける。
どこへ向けて発信しているという意識はなかった。
ただ、自分がここにいて、何をしようとしているのかを残し続けようという一心で更新をし続けてきた。
私は、この歳になって初めて「夢」を語ることに勇気と覚悟がいることを知った。
現時点で、すでに一年以上「自分の言葉を世に発信する」ということは続いている。
三日坊主だった自分の中に、真剣な自分を見つける。
思ったより大変だった、つらいと思ったことは無かったけれど、日々努力しなければここまで継続させることはできなかったのは、紛れもない事実だ。
そして、同じくらい楽しかった。
元々お喋りをすることが好きな私にとって、発する言葉が「音」から「文字」メインに変わっただけと言えばそれまでかもしれない。
言葉はいつも「私の近くにあった」。
そんな「言葉」を携えて駆け抜けたここまでの時間。約一年以上の時を経て、自分の中に大きな変化というものは感じない。
夢は変わらない。
だからこそ今改めて、胸を張り「かたりたい夢」がある。
私の夢は「何か一つ賞を獲ること」、「私の名前の入った本を本屋さんに置くこと」だ。
人生を賭けた目標としては「自分の生きた証として、本を世に残すこと」がある。
↓約一年前に書いたもの。
久しぶりに自分で読み返してみたけれど、気持ちには何もブレがなかった。この夢が、自分の中では揺るぎないものなのだと自覚できて嬉しくなった!
その夢をかなえるために、ただ今はひたすら、作品を書き続けている。
夢は見ないと始まらない。
一筆目を描き出さないと、白紙は白紙のまま。
言霊って、あるじゃないですか。
私はプラシーボ効果が出やすい人間なので、口に出し続けてたら何か変わる気もしてる。単純!
大きな目標は一つの大きな着地点として見据えながら、いろんな応募先の扉を叩いて回る…。途方もないけれど、やってみないとわからない!
ということで、何を置いても今年は、何か一つでもいいから「これを頑張りました!」と、読んでくださっている方たちに報告できる「結果」を得たい。
旅は始まったばかり。
千里の道も一歩からの精神で、このままコツコツ歩いていくぞー!
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