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ゲーム制作との付き合い方について。これまでとこれから

■はじめに

 こんにちは、ゲーム制作サークル「ほんわかふわふわ」代表、花倉みだれです。
 ちゃんとリリースした新作は『リアルタイムアシストリプレイタイム ~閉店までの1分間~』です。Steamで無料で遊べるゲームです。よろしくお願いします。

 プロトタイプ的なもので言えば『転生すごろくワールド~ダイスの大冒険~』です。こちらも合わせてよろしくお願いします。

 そんなこんなでゲームを作っています。
 「ほんわかふわふわ」として、あるいは花倉みだれとして、これまでとこれからでゲーム制作とどう付き合っていこうか……というところをふんわり考えていたので、これを書きながらまとめていこうかなという記事となります。
 noteはじめてからも3年らしいですし、振り返るにはいいタイミングかもしれません。

■これまで、スタート地点

 私がゲーム製作に手を出したのは2020年初頭に当時勤めていたアプリゲームの運営会社を退職して、そこから転職活動に躓いてからでした。
 コロナ的な厳しさに飲まれて見通し通りにいかなかったみたいな話なんですが、とにかく「ゲーム関係の仕事にもう一度つくための足しにする」というのが大きな動機でした。

 結果として1年くらい経った頃になんとか拾っていただいて、この目標は達成できたんですね。これはとても良かった。しかもデベロッパーの要素が強い仕事ができて、いい経験になりました。
 「ゲーム作ってリリースする」だけであれば実際わりと誰でもすぐできることではあると思っているのですが、それだけで2020年初頭頃と反応が大きく変わる体感はあって、やったかいあったなぁと思ったものです。
 
 ここで目標達成なので以後やらん! でもよかったわけですが、なんだかんだで目標達成後も継続してゲーム製作はしていました。

 シンプルに楽しいよね、という気持ちもありましたが、仕事に逆流的に活きるだろう、みたいな気持ちもあったことは否定しません。むしろなんだかんだそこからはあまり離れていなかったように思います。
 いつクビになるかわからない、という恐怖からなるべく積み上げておこう、みたいな意識もないではなかったですし。社内での求心力を少しでも高めるために手を動かせるやつ、という印象を作りたかったみたいなところもあったかもしれません。

 なんにせよ、せいぜい向こう数ヶ月、向こう1年レベルの目的意識で動いていたところがあると思っています。

■現在の状況

 なんだかんだで色々あって拾っていただいた会社を退職することになり、現在はまた運営系の仕事をしています。
 デベロッパー寄りの仕事ほどは製作そのものの知識が直接的に活きる場面というのはないことを感じています。
 とはいえなんだかんだで回り回って活きる部分もあるのですが、それはこう「直接的」ではないんですよね。

 なのである意味「仕事のためのスキルアップとして」というモチベーションは比較的には若干弱まっているところを感じています。
 あまり想定したくはないですが、現在の会社に何か不足の事態が生じた際の備えとして~ということは考えられます。が、ありがたいことに前職ほど「すぐ追い出されるかも」みたいな圧は感じないのでそのためのリソースとして割く、みたいな気持ちにはあまりなりませんね(結果的にころんだ先の杖になればいいですけど)

■これから

 というところで、改めて考えたわけです。
 現時点での結論としては一生の趣味にしたいな、というところになります。
 短期的に、再来年までに10万本売ります! とか、5年後にアカツキに入社したいです! とかではなく、まったり続けていく趣味にできたらいいな、と思っています。

 元々長くやっていこう、という意識はないではなかったんですが、そもそも色々なことへの解像度があまり高くなく「続けていけるものなのか」というところでのイメージがあまり持てていなかったところもありました。

unityroomのプロフィールページ(https://unityroom.com/users/m_hanakura )

 ですがもう、イケるでしょう! イケると言っていいでしょう!
 3年続けられる趣味、あまりないですよ。

 牛歩であっても、やればやるだけ色々データや経験や人脈みたいなものは積み上がっていくような感じがして、無駄にした感みたいなのがないのもとてもよいですよね。

 多少失敗しても、今すぐ役に立たなかったとしても「一生の間に回収できれば」と思うと気楽なものです。無敵ですよ無敵。これぞ自分が神であればこそ持てるマインド。

素材を外注しつつ短期間で作ることについて【unity1week共有会_そろえる】より

 自分への投資~という気持ちでいれば、色々、無理ない範囲であればお金使って試すこともこれまで以上に躊躇いなくできるようになってしまいますね!

アセット買うことに対するネジは確実に外れました

 PRマンガなんかもとても良かったですしね~

 そもそも直近のゲームが無料で配布しているのにお金かけてPRしてバカなんじゃねーの? 絶対回収できないじゃんwww みたいに思っている方もいるかと想像しているのですが、ノウハウ積むための投資と思えばべつに何も痛くないですね~というお話でした。

 明後日頃、こういった方向でまた一個試してみることがあるので、今から自分が一番楽しみです(笑)

 とはいえ別に全然お金持ちとかではないので、出来る範囲で~という話にはなってしまうのですが(笑)
 作って、公開して、広めるところまで、自分の裁量でできることで色々動いてみて、ノウハウや人脈や信頼や実績を積み上げていきたいな~と思っているところです。

■あえてゴールを設定するなら……?

 まぁ、とはいえ目指すところはあるだろう、みたいな話はあると思います。
 直近で~とかいつまでに~みたな話ではないですが「ほんわかふわふわ」はイラストレーターの「平和なべ」との2人サークルです。
 ゲームを通じて平和なべのファンがたくさん定着して、そっちのマネジメントとかだけで2人分稼げる、みたいな世界線を目指していけたらいいなというのが1つの目標です。
 平和なべは本当に絵を描くのが好きな人なので、それだけして生きていけるように、対外的な折衝は自分が吸収して……そういう関係になれればいいなとはぼんやり思うところです。

 ゲームは繰り返し同じ絵素材や音素材に触れることになるので、イラストレーターや声優さん、サウンドコンポーザーさんに対してのファンが比較的つきやすいコンテンツだと思っています。
 作る側としても、あるものを擦れるので効率がいい部分もありますしね。
 ゲームの企画との相互作用的な部分はあると思っていて、素材によって面白く感じる、面白いからすごい素材だと感じる、どちらもありますよね。
 協力してくれる方の名誉を損なわせないようなコンテンツを作れる地力は今後も継続して育んでいきたい気持ちです。

 平和なべに限らず、自分が協力をお願いしている方たちが自分を通じて名誉を獲得できる、そういう存在になれればいいなぁとは思う次第です。
 現状はこちらからお声がけしてお願いして~という形になってしまいがちですが、こいつに便乗すれば名誉的にウマイ思いができるぜ! みたいな信頼や実績を得られたら……それが一つの目指すところでもありますね。

 やや抽象的ではありますけど(笑)
 とにかく、継続して継続して、結果的にそういったところに行き着ければそれがいいなと思うのです。

■一生の趣味ではなくなる瞬間

 Unityが個人向けにもメチャクチャな使用料徴収するようになったら心折れるかもしれません(笑)
 頼むぜUnity……!

■終わりに

 そんなわけで、これからは長期的な自分への投資として気長に、かつ色々積み上げていくために積極的にやって、引き続き楽しくゲームを作っていけたらいいなと思っています。

 「ほんわかふわふわ」をこれからもどうか、よろしくお願いいたします!

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