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褒めることの大切さ

今日は、私が一番大切にしていることをお話しします。私自身、これに気づけたのはそんなに昔のことではなく、ここ数年のことです。でも、すごく私が楽になれたので皆さんに共有したいと思います。

■褒めるの下手な日本人

日本人は堂々と褒めるということに抵抗を感じてしまうところがあります。それは謙遜するという文化があるからです。それを否定するわけではありませんが、あまりに卑下することに慣れすぎてしまって、褒める言葉の使い方を忘れてしまっている人が多いように思います。そもそも日本語には褒める言葉が少ない気がします。ポジティブな言葉よりも少しネガティブな言葉を選んで使いがちだとも思います。そして、褒められることに対しても慣れていなくて、うっかり褒められると「いやいや、そんなことは・・・」とすぐに否定で返す。この流れ、よく日常生活にありますよね。でもこれって、なんとなく心がカサカサしませんか?私が一番悲しくなってしまうのは、子供がすごいがんばったことに対して褒められているお母さんが「うちの子なんて全然ダメよ、それに比べておたくの○○ちゃは・・・」というくだり。褒められたことに対してそれを受け取れないんです、受け取っちゃいけないって思っているんです。でもそれ、こども聞いてますよ。そんなの絶対に悲しいし、帰ってからあれは建前だからとか、子供に言ってもそんなの理解できないです。自分たちも小さい頃言われて悲しかった記憶、ありませんか?「みんなそうだから」と折り合いをつけていませんか?でもそこに、お互いのハッピーは見えないです。そして、褒めた人も褒め言葉をネガティブな答えで受け取るのは悲しいです。これは何も親子関係だけに限ったことではなく、友達同士、コミュニティー内での人間関係でも起こりうること。すごいがんばってるね!って言われたら「いやいや・・・」とついいってしまっていませんか?

■褒められた言葉を受け取る

まずはここからトレーニングです!褒められたらにっこり笑って「ありがとう」です。簡単なんです、でも、日本人にはすごく難しいみたいです(笑)これ、自己効力感にも繋がります。人から自分が褒められて、それを受け取れた自分を認めることができるのです。そして、褒めた人も受け取ってもらえた嬉しさが溢れます。もう、ハッピーでしかない!この練習をたくさんできたら受け取ることができる自分の完成です!受け取っていくうちに、あ、こうやって言ってもらうと嬉しいな、とか、これはこう言ってもらうともっと嬉しいかも!とか、いろんなことを学んでいきます。そうすると褒め言葉が自分の中で増えていって、パターンもたくさんできてきます。こうなったら次のトレーニングへ!

■褒めてみる、とにかくなんでも!

なんでもいいから褒めてみよう!が次のトレーニングです。人に面と向かって言うのはなかなかハードルが高い、と思う人はぜひ、ちょっとしたことや知らない人のことを心の中で褒めてみましょう。実際に言葉にできるのが一番いいのですが、トレーニングとしてはスモールステップが肝心です!例えば、席を譲ってもらったとか、道を譲ってもらった人に対して「ありがとう」+「優しい気持ちの方ですね」と付け加えてみる。ちょっとしたことでも自分が言われて嬉しいなって言う言葉をつけてあげるだけで、褒め言葉になるんです。難しいこと考えずにたくさん褒めてみる!そして、少しずつ目の前の人に言えるようになってきたら次のポイントは、具体的に褒める、です。仕事頑張っててすごいね〜、よりも、この前のイベントすごいよかったよ!と褒められた方が、あ、あれについて褒めてもらったんだってわかりやすいのでより嬉しさが増します。この具体的に褒める、がすごく効果的なのは実はこどもに対してです。テスト頑張ったね〜、よりも、あの苦手だって言ってた部分、できてたね、すごいね!の方が絶対に嬉しい。それに、やったことを明確に褒めてもらえるのは、こども自身の自己効力感のアップにつながります。何を認めてもらえたのか、明確な方が意識に残りやすいからです。

■褒め言葉のもつ威力

褒め言葉は相手を認める言葉であり、なおかつ、自分自身を認める言葉でもある、と私は思います。相手のいいところを自然と見つけるようになるし、それって自分自身の中を見つめることにも繋がっています。優しい言葉って日々使っていくことがすごく大事で、使っていない言葉を出すことって難しい。そして、親子関係を一気に変えてくれる威力もある、と私は思っています。こどもに対して、言葉を選ぶことってすごく大事です。こどもたちは一番身近な大人、つまり親から聞いた言葉がそのこども自身の言葉を作る源になっています。なので、こどもから発せられる言葉のほとんどは親自身の発した言葉が元になっているという事。そう思ったら、できるだけ優しい言葉をかけたくなりますよね。親が優しい言葉を使っていいタイミングで褒めているとこどもたちはそれを真似してくれるんです。つまり、こどもたちが親を褒めてくれるようになります。しかも目の前で!こんな嬉しいことってきっとないですよね。多感な時期だからこそ、尖ろうとしているこどもたちに優しい言葉をかけてみましょう。親が、尖ることを否定していない、そう感じたらこどもたちはすぐ心を開いてくれます。でも急にそんなの・・・って思っている方は、ぜひお気軽にメッセージをください。以下FacebookまたはInstagramのDM、またはHPのお問い合わせボタンからでも大丈夫です。不安を一緒に乗り越えて、トライアンドエラー、一緒にやっていきましょう!


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