オーストラリアで働く看護師が守られているのはなぜだろうか？

New South Wales Nurses and Midwives' Association (NSWNMA)

【New South Wales Nurses and Midwives' Association (NSWNMA)】とは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州における看護師と助産師の労働組合です。私の住んでいるNSW州では76000人以上が加入しています。看護師と助産師の労働条件の改善、職場安全の向上、そして業界全体のプロフェッショナルな発展を促進するために頑張ってくれているのです。労働交渉や政策提言など、様々な活動を通じて、NSW州の看護師と助産師の立場を支援しています。また、教育プログラムを提供し、プロフェッショナルとしての専門知識とスキルの向上も支援しています。労働条件交渉中には、看護師・患者受け持ち比率、給料アップなども含まれています。

NSW Nurses and Midwives 2024 Enterprise Agreement

2024年は看護師にとってとても大事な年なのです。なぜなら今後4年間の賃金引き上げ交渉の年なのです。どこの病院でも活発に動き始めています。【Enterprise Agreement（EA）】とは、承認日から最長 4 年間の賃金を含む雇用条件を企業（病院）レベルで締結される協定のことです。（Fair Work Act 2009）
下記は一例として、私の病院の賃金交渉です。（他にも看護師人員配置基準の見直しも求めています。）これが成立すると遡って 昨年7月1日以降の給与から交渉金額となるため、Back pay（差額）が支払われます。つまり、未払い金を受け取る権利があるのです。私の病院は、合計９％アップを目指していてみんな必死です。Voteで決まるのです。2024年5月10日金曜日の午前12時から始まり、午後11時59分に終了します。さあ〜みんなYesしようね。

• 3.25% backdated to first full pay period on or after 1 July 2023
• 3.25% first full pay period on or after 1 July 2024 (this figure increased by a further .25% since the last round of negotiations)
• 2.5% first full pay period on or after 1 July 2025
• Total of 9.0% over the life of the agreement