見出し画像

手取りが増える⁉️ふるさと納税、時系列でみる3つのポイント

この季節になると、そろそろふるさと納税をしなきゃ!なんて思います。

なぜこの季節なのか?それは、12月末までにふるさと納税をした分が翌年に影響するからです。年末が一区切り、期限なんですね。

ふるさと納税についてはいろんなサイトで解説されていますが、ここではちょっと視点を変え、時系列でみる体感ポイント3つをご紹介します。

ふるさと納税をするかしないかはあなた次第!ぜひ参考にしてください。

まずはさくっと仕組みを解説

ふるさと納税とは、地方自治体に寄附をすることで寄附した分から2,000円を除いた金額が所得税や住民税から控除される、という制度です。

10,000円寄附したら、8,000円戻ってきます。金額、回数に関係なく年間持ち出し金額は2,000円ポッキリです。

なお、控除を受けられる寄附金額は各自の収入や条件によって上限があります。ふるさと納税各サイトにシュミレーターがありますので確認できます。

さらに各自治体は知恵を絞って寄附金額に応じて「返礼品」を用意しています。そうしないと自分のところに寄附してくれないじゃないですか。

つまり、10,000円寄附したら8,000円が返ってきてさらに返礼品がもらえる、ということです。2,000円でそれ以上の価値あるものをいただける、ということです。

ちなみに返礼品は寄附金額よりも市場価格で安い品となりますが、場合によっては寄附金額に限りなく近い返礼品もあります。

返礼品の市場価格を寄附金額で割った数値を還元率といいます。還元率が高ければ高いほどお得ですし、寄附先に困ったときの指標として使います。

さて、ふるさと納税の制度としては上記のほか、ふるさと納税各サイトでくわしく紹介されていますが、体感というのはやってみないとわかりません。

実はこの体感が最も重要です。ふるさと納税の制度概要と感覚が違うからです。体感は時系列で整理するとわかりやすいです。

①1年目 年会費2,000円で返礼品を受け取る
②2年目 手取りが増える(&返礼品を受け取る)
③一度はじめたらやめられない無限ループ

これがわたしの体感するふるさと納税のポイント、となります。一つずつ解説します。

①1年目 年会費2,000円で返礼品を受け取る

初めてふるさと納税をするとしましょう。

まず、シミュレーターで寄附金額の上限額を確認します。

手元に源泉徴収票を用意しましょう。

上限額がでたらその範囲内で返礼品を探します。

返礼品は食品のほか家電やクーポン券など様々。

還元率を気にする人もいますが、判断基準は人それぞれです。

自分の生まれ故郷に寄附したい!という人もいるでしょう。場合によっては返礼品のないものもあります。災害援助などがその例です。

返礼品の検索はさまざまなふるさと納税サイトがありますのでそこで検索しましょう。

返礼品、自治体が決まったら寄附します。しばらくすると返礼品が届きます。

なお、ここでポイントがあります。最初の1年目は上限額MAXを寄附しない方がベターです。なぜか?後ほどご紹介しますね。

さて、返礼品とは別に寄附先の自治体から書類が届きますので大切に保管してください。この書類は翌年使用します。

なお、後述する「ワンストップ特例制度」を利用する場合は書類の中に入っている申請書をその都度返送する必要がありますので注意が必要。

これで1年目は終了です。なお、寄附金額のうち2,000円は返ってきません。何種類寄附しても2,000円は変わりません。

ですので感覚としては毎年支払う年会費みたいなもの。それ以外は後々戻ってきますから、2,000円で返礼品を買う、そんな感覚なのが1年目となります。

②2年目 手取りが増える(&返礼品を受け取る)

年が明けたら2年目突入!まずやらなければいけないのは2〜3月の「確定申告」です。

1年目、返礼品とは別に寄附先の自治体から書類が届きましたよね。あの書類を添付して確定申告をします。

この手続きをしないと寄附金額から2,000円を除いた金額が戻ってきません!重要な儀式となりますので忘れずに手続きしましょう。

なお、確定申告に代えて「ワンストップ特例制度」を利用すると、確定申告が不要になります。ただし、給与所得者であるとか、寄附先が5自治体以内であるなど、いくつかの条件があります。

この場合、1年目の返礼品とは別に寄附先の自治体から送られてくる書類に申請書が入っていますので、それを返送する必要があります。書類を受け取ったときに返送しますのでお気をつけください。

さてさて、確定申告をしてしばらくすると、所得税の還付金が受け取れます。第一のお小遣いです!

これは、最初のちょっとしたボーナスくらいの感覚です。

本番はこの先6月です。いよいよ住民税からの控除が始まります。

住民税は毎年6月に改定されます。

会社員であれば住民税はたいてい給与天引きで毎月引かれますよね。これがこの先1年間毎月減額されていくわけです。

昨年と給与が同じであれば、6月以降毎月手取り額が増える!というのはこのことです。

実際は1年目である前年に支払った寄附金が戻ってきているだけなのですが、昨年のことなどもはや実感がありません。

ですので手取りが増える感覚を味わうことができます。これはラッキー!しあわせな出来事です。

しかし効果は来年の5月まで。それ以降も手取りが増える魔法をかけたいのであれば、2年目もふるさと納税をします。

そして返礼品もゲット!

さてここで1年目に上限額MAXを寄附しない方がベターな理由をお話しします。

2年目のふるさと納税は、1年目よりちょっと多めに寄附します。

そうすると、3年目の6月以降、住民税の控除額が前の年より少し大きくなりますよね。

ということは、さらに手取りが増える感覚が味わえます!

次の年はさらに上乗せ、その次の年は…と毎年毎年上乗せしていくと、どんどん手取りが増える、という算段です。

せこいっ!!と言われればそれまでですが、毎月のことなので、効果は計り知れないのです。ぜひお試しください。

③一度はじめたらやめられない無限ループ

ここで残念な!?お知らせがあります。

勘のいい方はもうお気づきかと思いますが、どこかでふるさと納税をやめたとします。

そうすると所得税の還付は受けられず、住民税の控除はなくなります。

一気に手取りが減ってしまうのです!これはたいへん…。

そしてもう一つ。来年のためにふるさと納税をしていますのでその分寄附をしていますよね。

控除された金額と新たに寄附した金額は、差し引きゼロか徐々に上限額に近づけていれば余計に払っています。

手取りが増えることを続けるために、同額かそれ以上の額を新たに寄附をする、まさに無限ループ地獄、ということなんです。や、やめられない!!

でもご安心を。残念とか地獄とか言いましたが、ほんとうはそんなことありません!

忘れてはいけないのが「返礼品」の存在。手取りが増えるのはあくまで感覚であり、魔法の一種。これは寄附した金額が戻ってきているだけ。

上限額ギリギリの寄附をしても実際かかるのは2,000円だけで、あとは返礼品をいただけるのです。結局お得であることには変わらない、というわけです。

ふるさと納税やってみませんか?

返礼品がもらえ、毎月手取りが増える感覚が味わえるふるさと納税。

時系列で考える方が実感覚を表しやすいのですが、ふと気づくと無限ループ状態では?と思いがち。でも最後の最後は基本に立ち返ってみる、のがいいですね。

合言葉は「2,000円で豪華返礼品」です。

わたしの場合、返礼品はお米の定期便にしています。お米は日常必需品ですし、それが毎月届けば返礼品のありがたさと手取りが増えるお得感を毎月味わえます。

ぜひ参考に、ふるさと納税ライフを楽しんでみてください!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?