ダメな自分でも今ここにいる不思議

わかっていてもできないことって結構あります。

早起きして朝の日差しを浴びた方がいいのはわかっているけど、ついつい夜更かししてギリギリに起きてしまう。

ちゃんと勉強した方がいいのは重々承知なんだけど、サボってテストでとんでもない点数を取ってしまう。

次の手を打った方がいいのはわかっているけど、考えるのをやめてほっといたら取り返しのつかないことになっている。

我慢した方がいいのはわかっているけど、おやつやスイーツを貪って太ってしまう。

数えきれないくらいの「わかっているけど…やらない」を散々やってきました。

時には「ダメダメ、こんなことじゃ！」と一念発起することもあるけどなかなか続かない。

この繰り返しなんです。

こんなことでは自信を持つことなどできず、立派な大人とは言えないですね。

でも残酷なことに時間は待ってはくれずここまできてしまいました。

そこでふと思う。

なんだかんだ言ってこうやってここにいるではないか。

何回も何回も失敗して、こうした方がいい！という答えがわかっているのにそれをしないまま、今ここにいること。

つまり、自分を裏切り続けているのに、その繰り返しなのに、今ここにいること自体が不思議だなぁと思います。

できなかったことや失敗したことを、悔いたり、反省することも大切です。

ただそればかりだと自分を責めることにもつながります。「できない自分」「ダメな自分」が結論。

どうせ自分なんか、とか、自分じゃムリ、といった気持ちが先行してしまいます。

悔いや反省よりも大切なのは、今ここにいることへの感謝。

そうなんです。どれだけ「わかっていること」をやらなかったとしても、今こうやっていること自体が奇跡。この状況を感謝してみる。

そうするとスーッと力が抜けて、楽な気持ちになれます。

自信満々な自分、失敗をしない自分、リア充な自分…じゃなくても、今ここにいる。

「わかっていること」とは所詮自分の頭で考えたにすぎないこと。

なかには思い過ごしもあるし、考える過ぎなこともあるのでしょう。

結局息苦しくしていたのは自分自身。

何が思い過ごしで、何が正しいことなのかわからない。

でも、今ここにいることが証明してくれます。

あなたは大丈夫、ということを。