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言いたいことが伝わらない❗️3つのNGと質問攻めのススメ
「コミュニケーションをとりなさい」
よく耳にすることばです。
コミュニケーションにはいろいろな手段があります。
直接話す、電話で話す、メールに書く、SNS…。
中には"背中で語る"というのもありますね。
実はどれをとっても"絶対この方法がイイ!"というのはありません。なかなか言いたいことは伝わりません。
なぜ、伝わらないのでしょうか?
✖︎言いたいことが整理されてない
受験時代、現代文で"筆者の言いたいことを見つけなさい"と先生に言われても、見つけられなかったわたし。
自分の言いたいことも見つけられないのかもしれません。
そうなんです。そもそも言いたいことが整理されていないというのが、伝わらないいちばんの原因です。
子供に「勉強しなさい」と言っても伝わりません。
だって、自分も勉強していなかったから…。勉強しなくても今の自分がいるのだから…。
では、勉強しないとどうなるのか、どんな苦労が待っているのか、伝えたとします。
それでもなかなか伝わりません。そんな遠い将来のこと、子供はイメージできません。(少なくともわが子の場合ですが)
苦労を目の前にしてきっと気づくのです。わたしと同じように…。
結局勉強しなかった自分が、現在少なくとも父親として存在している自分が、
『しないよりはした方がいい』
程度の考えで伝えているので、そのくらいの認識でしか伝わらないのです。
✖︎言いたいことが当たり前すぎる
よく上司が
「残業はそこそこに早く帰りなさい」
と言います。
おっしゃるとおり、残業はそこそこに早く帰りたいのですよ。そんなことはわたしだってわかってますよ!
このほか、売上が足りない、利益を残せ、みたいなことは、わかりきっていることなので、コミュニケーションにすらならないです。
上司にしてみれば"こいつわかってんのかな?"ということなのでしょうが、受け手が"そんなこと重々承知!"の場合は伝わらないのです。
しかもこの手の話はざっくりしすぎていて、むしろ興味ないのが見え見え、と感じられます。
たとえば残業が多い従業員にほんとうに残業を少なくして欲しければ、
今どういう状況で何に取り掛かっているのか、
それはいつまでで、どのくらいの精度が必要なのか、
などなど掘り下げて聞いてみるのがいいです。
もしかしたら実はこんなことがありまして…など抱えていることが顕在化するかもしれません。
✖︎名言、格言を交える
わたしは野球が好きなので、亡くなった野村克也さんの名言集が大好きです。
でもこれを勘違いして、名言、格言を使ってみても、誰の心にも響きません。
なぜなら、大好きな野村克也さんが言ってるから、あるいは、尊敬するあの先輩が言ってるから伝わるからです。
何者でもない人が言っても"はぁ?"で終わってしまいます。
高校のときとき、部活の先輩が卒業のときに
「チャンスの神様は前髪しかないのです」
とか言ってましたけど、お前が言うな!って心の中で思ってました。
これは、文武両道の実例としてその先輩に白羽の矢が立ち、話したんだと思いますが、もはや単なる自慢話にしか聞こえません。
ちょっと成績が良かったから、いい大学に入ったからといってエラそうに!って感じです。
言いたいことを例えを交えながら話すと、より具体的で伝わりやすい、ということはあります。
ですがそこに名言、格言が出てくると一気に冷めてしまうものです。
質問攻めが吉かも
こちら側が一方的になんとなく、解決策もなく、例え話を交えても、なかなか伝わりません。
コミュニケーションというのは相手の立場に立たないと解決しないものです。
いったん言いたいことは飲み込んで、相手の状況を根掘り葉掘り聞いてみましょう。
もう質問攻め!
そうしたら、案外言いたいことがなくなったり、あるいは別の問題が出てきたり、少なくとも一方的に伝えるよりは実りがあります。
立場が上の人は恥ずかしがらずにわからないことも赤裸々に聞く!
立場が下の人は文句を言うのを我慢して質問攻め!
"伝える"より"聞いてくれた"っていう方がよっぽどコミュニケーションが成立するものです。
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