運を天に任せる前に
「勝つも負けるも時の運」なんてよくいいますけれど、運というものに左右されることがよくあるものです。
実力は相手より上なんだけど、運がねぇ…、とかね。
でも「運も実力のうち」なんてことも言われますから、あながち無視はできません。
ある社長さんは、運がいい人しか採用しない!って言って、面接全部担当しているって聞いたことがあります。見る人が見ればわかるのかもしれません。
毎朝やっているテレビ番組の運勢コーナー。「牡牛座の人、今日はアンラッキーな日だがら赤いものを身につけると運気up!」って、もう出かけるのに今言われても…。
こういうのは「運も実力のうち」の運とはちょっと違う気がしちゃう。
でも毎週地上波でやってる占い番組。わたし、結構あの番組にハマっています。実力派の占い師さんが過去をバシバシ当てていくというやつ。
もうあのレベルになると占いを超えているのでは?と思いますが、本当に感心しきりです。
これが間違っていなければ、確かに運が左右しているのかなぁ、なんて思っちゃいます。
「運も実力のうち」とはつまり、運を引き寄せるチカラとでもいいますか、それを味方につけることも実力なんだ、と理解するのが良さそう。
とはいえどうすりゃいいの?ってなりますよね。
それはわかりません!
わかりませんが「窮地に立たされたときにどうするか?」ということなら対応できるのではないでしょうか?
例えばゼッタイに遅刻が許されないのに遅刻しそうなとき。意外にあるんです。
時間に余裕を持って出掛けたのに、電車が遅延してる!なんてことが。
つい先日そんなケースがありました。まず言い訳を考えます。なんてお詫びしようか、やむを得ない事情を創作しちゃおうかと。いや、きっと許されない。ダメダメ。
次に間に合う手段はないのか考えます。行けるところまで行ってタクシーに乗る、とか。
いろいろ考えを巡らせているうちに、あれ?もしかしたら別の交通手段があるんじゃないか?ということに気づきました。
路線検索したら、待ち合わせの駅は別の路線でもたどり着ける駅だと判明。普段行かないから気づかなかったんですね。
そこで乗り換え案内アプリで検索したら、ななんと!ギリギリ間に合うじゃありませんか!次の駅で走れば…。
走りました。それはもう必死に!まさに飛び乗る。
そして、次の駅でまた乗り換えます。慣れてないから反対のホームに行ってしまう!違う違うと、また走る!
なんとか間に合って涼しい顔で「こんにちは」ってやりました。ほんとはすごーいたいへんだったけど!
こんなこともありました。電車遅延ではなかったんですが、待ち合わせ場所で待つのがイヤでちょうどいい頃合いに着く電車で行こうとしたんですね。
ところがそういうときに限って準備に手間取り結局タッチの差で電車が行ってしまう…。次の電車では遅刻確定。
わたしの怠けた心がそうさせたのです。反省。
このときは早々に観念して5〜10分遅刻します、申し訳ございませんと連絡しました。
でも途中の乗り換え駅で猛ダッシュしてみたりしたんです。往生際が悪いというかなんというか…。
そうしたら幸い間に合いました。ギリギリですが。「間に合ってよかったですね」って声かけられホッとしたりして。
肝心なのは不足の事態が起きたときに、あきらめて思考停止する前に、考えることなんじゃないかと思います。
考えに考え抜いて一点突破の道を探る、探しまくる、これしかないのかと。
そして行動してみるということ。悪あがきだろうがなんだろうがやってみる。ダメだと分かっていても許される限り動いてみる。
その上でどうしようもない、もうなんの手段も残っていない、となったら腹をくくる。その先はそれこそ運を天に任せるしかありません。
それからもう一つ。
わたしたちはいつも運が悪いとき、ついてないときばかり文句を言ってしまいます。
一方、忘れがちですがなんでもないときは実はついている、運がいいときだったりしませんか?
運が良くて当たり前!みたいになっていますが、そんなことはないのです。
あぁ、ついてないなって思うとき、いつもは運が味方をしてくれていたんだと実感するものです。
だからいちばん大切なのは、普段の運の良さに感謝をすること。ですよね!
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