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語学学習中/留学中/留学予定の皆さん、「それ、今すぐ言ってみて!」語学の上達スピードアップのコツ

習ったばかりの文法や単語って、発音が合ってるかわからないし、
まだ使うのはやめとこう、という気になりませんか?

私が思うに、それはなぜかというと、
「自分の文章」として想像がつきにくいからではないでしょうか。


***私は英語学習に取り組んできたので、ここからは、ときどき英語を例にお話しします。***


例えば、”have 動詞の過去分詞型 ~ before” (以前、〜をしたことがあります)の文法を学んだとします。

例文として、
I have been to the South Korea before.
韓国に行ったことがあります。

があったとして、この例文を繰り返し言うことで、覚えようとしますね。


でも、もし韓国に行ったことがない/行く予定が無かったら、
いつこんな文章を言いますか?言う必要ないですよね?
(例文が極端なので、実際の英語教材にはもっと良い例文が載っていると思いますが、笑)

もしあなたがお持ちの単語帳や例文集があれば、
例文に目を通してみてほしいです。

「こんな例文、さすがに言わないわ!」と感じたら、
あなたが言いたくなるような「自分流の例文」に変えちゃってください。

I have been to a Christmas market in Yokohama.
(横浜のクリスマスマーケットに言ったことがあります)とかね。
これなら、なんだか友達に言いたくなりそうですよね?


単語がわからないからそんなのできない…と諦めそうになっても、諦めないで!

その瞬間こそ、語学上達へ一歩近づけます!!


自分流に言いたい場合にわからない単語こそ、今のあなたに必要な単語です。納得がいくまで調べてください。


そして、誰かに言ってみて/SNSにでもつぶやいてみてください。

そこで初めて、あなたの単語になるのです。
おめでとうございます。


自分に関係のあることじゃないと、人の記憶って定着しないと思うのです。

初めて人に会う時に、相手に抱く印象ってありますよね。
そこから相手のことを覚えることがあるかと思います。


語学学習も、同じです。
相手は文法や単語。それらに印象づけるのです。
「印象づける」って、実は侮れないですよ。



私はこのことを、留学などの長年の英語学習で学びました。



そもそも、なんで人は留学をするのでしょうか?


私が思うに、

自分が現地に行くことにより、
自分の生活のために必要なことを、
現地の言葉で表現できるようになるから

ではないかと思うのです。



大学生の留学を例にすれば、

授業のプレゼンテーションやエッセイで求められる英語
食事をするときの英語
同世代の友達と遊びに行く時の英語
観光地を巡る時の英語
病気やケガをした時の英語
電車のチケットを買う時の英語 など

いろんな場面に遭遇します。
これらは、留学に関係なく、どこにでもいる大学生が遭遇しそうな場面ですよね。
それらを全て、現地の言葉で行うのです。
というか、行わなければならないのです。


つまり、留学中の言語習得のプロセスとしては、

現地で日々の生活を送っているうちに、

1.現地の人が、どういう気持ちで行動してその単語や表現を発しているのかとか、そういうことまでわかるようになり

2.即時にそういう単語や表現を使わないと、目の前にいるレストランのウェイターや電車の車掌さんやクリニックの受付スタッフや授業の先生たちとコミュニケーションが取れないからすぐに使うことになり

3.そういった一連の出来事を、留学期間中に日々繰り返しているうちに

4.話せるようになって、聞き取れるようになって

5.語学が上達していくのです。



日本にいながら語学を上達させたいと思っても、こういったプロレスを踏んで語学をマスターするのは難しそうですよね。
京都などの観光地にいない限りは日本語以外がたくさん聞こえてくることはないと思いますので。


でもね、「留学すればいいんでしょ?」ってワケでもないんですよ。
「留学」と言うと、海外ドラマのようなキラキラした生活をイメージされがちですが、


留学先がとても田舎
日本人がたくさんいる
留学先の生徒の数が少ない など

ちょっとユニークな環境で留学をすることもあります。

ともなれば、先ほどのような語学学習プロセスを経たいと思ったら、工夫が必要です。


工夫できそうなことの例としては、

留学先がとても田舎
→ サークルに入って学内での時間を充実させる
(趣味や好きなことを共有できる現地の学生と時間を過ごせるかも)

日本人がたくさんいる
→ 日本人同士の会話でも日本語を使わない、現地の学生と過ごす時間を増やす
(日本人同士だと、やっぱり日本語を話してしまうから)

留学先の生徒の数が少ない
→ 先生ともたくさんコミュニケーションをとる、現地でアルバイトをする
(生徒以外の人たちとの接点が増えるかも)


特に今、留学中の方、留学予定の方は、
こういった工夫をしながら日々過ごしてみてください。

語学学習中の方は、学習中の単語・文法・表現などを、すでに自分のものとして意識しながら勉強してみることをオススメします。


あなたの語学習得の道に幸あれ

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