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「優しさのリレー」を続けたい

さて、本日のテーマは、
優しさのリレーを続けたい、です。
まず、「優しさのリレー」とは、優しくしてくれた人に将来的にもらった優しさを返すための方法論です。
自分が相手に返すだけではなく、自分から誰かを介して相手に届ける、ということです。まるで、リレーのバトンパスのような…そんなイメージを持っていただければと思います。

まず、少しだけ私の話をさせてください。
私は昔から、物忘れがひどく、かなりの頻度でこれをしよう!と思った数秒後には、思ったことを忘れてしまっています。特に、文字という形で残していないものに関して、この傾向が強いな…と感じています。あれこれ思うけど、実は行動に移せてないタイプの人間で、周囲からは、結構呆れられます。
わかりやすいのが、会話の途中でなにを話しているか頻繁にわからなくなることです。私はこの現象を、話が迷子になる、とよく表現するんですが、様子が気になる方はRadiotalkというサービスの「ゆるCafeれでぃお」という番組の初回を確認してもらえると話が迷子になっているところがあるので、どんな感じか、わかってもらえると思います。

残念ながら忘れてしまったものはなかなか会話中に思い出せません。思い出すのはいつもその場から離れてしまった後になってしまい、どうしても後悔してしまいます。人になにかしてもらっても、伝えるべきタイミングで忘れてしまっていると、感謝が伝えられない、恩を返せない…で少し前の私にはすごく苦しい時期がありました。
その苦しさから抜け出せたのが、この「優しさのリレー」の考え方です。

このことを一番最初に言葉にして教えてくれたのは、大学生の時に良くしていただいた少し歳の離れたお姉さんでした。
その方とあるとき一緒に出かけて、食事をおごってもらい、
「いつかお返しさせてくださいね!」
とお伝えしたんです。それに対して返ってきた言葉が、
「私に返さなくてもいいから、将来、私と同じ立場になったとき、誰かに同じことをしてあげてほしい」
でした。そのときは、私が誰かを指導する立場になったら、そうしていこう。その程度で考えていました。
この言葉の意味をもっとわかりやすい形で伝えてくれたのは、趣味を通じて仲良くなった同世代のネットの友達でした。この方はとてもしっかりとした考え方をしていて、見習いたいな、と思わせる行動をできて、今の私の考え方に、少なからず影響を与えてくれた人です。
「人に渡した優しさは巡り巡って、いつかの自分に返ってくることがあるんだよ」
相手は私にそう話しました。この時に「優しさのリレー」という表現も教えてもらった気がします。
ちょうどその時、確か、私は相談に乗ってもらっていて、
「私ばかり頼ってしまって申し訳ないな、なにも返せないな…」
と話していたタイミングだったと思います。
「あなたが元気になってくれるならそれでいいよ」
…とたくさん時間を、心を割いてくれたうえに、この優しい言葉をもらいました。その時に「違う人にもらった優しさを渡すことができたら、結果的に恩を返せたことになるんだ!」って、すごく救われたのを覚えています。
この話の後、私にも、いつのまにか後輩や年下の知り合いができ、人の相談に乗ることも増えていきました。
(…私が苦しかったとき、向き合ってくれた人がいた。だから、今、人の話を聴いて、悩んでる人に寄り添うことでいつかの恩を返せるときなんだ!)
そう思って、相談にのるようにしているのです。…この小さな行動が、私を救ってくれた、たくさんの人に、ほんのちょっとでいいから届いてほしい…そんな事を願いながら。

なので私は誰かに、「あなたのおかげで救われた」ともし言われたなら、
「もし、いつか同じように悩んでいる人がいたら、同じようにしてあげてね、優しさのリレーをすればいいよ、私に返す必要はないんだよ」
と、話すようにしています。…こうやって話すようになってから、特にですが、私が意識的、もしくは、知らず知らず誰かに渡した優しさが、巡り巡って私に返ってきていることを、一人で勝手に落ちていってしまったときに何度も感じているので、この「優しさのリレー」の考え方はきっと真理なんだろうな、と思っています。今、私がとても大切にしている考え方の一つです。
もちろん、巡りめぐって返ってくるのは、悪意も同じだと思っています…ですので、私はできる限りではあるんですが、相手を恨む気持ちが生まれそうなら離れる、を心がけています。これについては「好きなことで繋がった人は宝物」のnoteか、「ゆるCafeれでぃお」の#06を聴いていただけると、よりわかってもらえるかもしれません。

https://radiotalk.jp/talk/232474

人に何かをしてもらった!と思うことが出来れば、人への「恩」は心のどこかには、必ずあるんだと思います。あとは相手の返せるタイミングが来るのを待つだけです。経験上言えるのは、返ってこない!といって、相手に催促はしないほうがいいです…恩はすぐに返ってくるとは思わないほうが、きっと精神衛生上、いいと思います。なにかいいことがあれば、もしかしたら返ってきてるのかも?と思うくらいがちょうどいい気がしますね。
もし、恩が分かるかたちで返ってきたときには、きっと過去のあなたの行動があなた自身を救う、ということを実感できると思うので、これは、
(あの時上手くいかなかった、恩返しできなかった…自分って弱いな…)
と思っている人には、ぜひ、オススメしたいし、多くの人に広まってほしいなと思ったりします。

あなたが悩みながら、生きてきたことは、きっと無駄じゃないし、悩みをあなたなりに乗り越えたとき、その藻掻いてきた日々のあれこれは、未来のあなたを救ってくれるはずです。

みんなで、優しさを受け取り合って、穏やかに生きることができたら、それって幸せなことだなって、私は思うんです。
なので、私が大切にしている「優しさのリレー」という考え方、もし、いいな!と思った方は取り入れてみていただけたら嬉しいです。

…できない気持ちで苦しい人が、いつか少しだけ、心が軽く楽になることを願っています。

今回の話をまとめます。
優しさを誰かに無理なく与えられるときには、積極的に。そうすると未来のあなたは、少しだけ、「世界は、案外優しい」ことに気づけるかもしれません。
よく、恩をアダで返す、といった言葉を使いますが、優しさは、「恩は返ってくる」と期待し、返ってこなければ催促してくるタイプの人には、あまり渡さなくてもいいのではないかな、と考えてます。

あなたの幸せを、本当の意味で望んでない振る舞いとして、受け取れてしまいますからね。

あなたが無理せずできる行動を「優しさ」と思える人が、近くに多くいると、生きづらさは小さくなる、と気づけるんじゃないでしょうか。

今の自分ができることで、たくさんの人からもらった恩を、返せるように行動していきたい。そんなことを思い、今の私がとれる手段で発信をしはじめました。

このnoteでは、私の経験を通して、なんとなく掴んできた、自分の心をラクにする『好きを大切にする』生き方を、話しています。

ゆるゆると発信を続けていくので、読んでみようかな、と言う方は、よければ、フォローしてもらえたら嬉しいです。

そんなわけで、本日はここまでです。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。

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