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自分探しの定義と意義と

質問がきた。

「あなたにとっての自分探しとはなんですか」

自分にとっての「自分探し」ってなんだろう。


自分探しの定義

デジタル大辞泉によると「自分探し」とは、「それまでの自分の生き方、居場所を脱出して新しい自分の生き方、居場所を求めること」と書いてある。

うーん。まさしく。

では、私自身が自分探しとは何かと言われたらどう答えるか。

自分が心地よく息を吸うための生涯続く自己分析と自己理解の反復

自分探しは答えを見つけることではない。一度の行動で終わるものではない。年を重ねるごとに新しい自分の一面に出会っていく。「自分自身」が止まることはない。だから、反復。

ここからはもう少し言葉を砕いていく。

自分探しの自己分析

自己分析。就活生の多くがする。アンケートに回答して「これがあなたの分析結果です」と出るサービス。もちろんここではそのことを「自己分析」と指しているわけではない。
あのサービスの結果が答えか、それが自分のすべてを表しているのか。数スクロールで終わるほどの文章で一人の人間のすべてを語れるわけがない。あれは答えのすべてじゃない。自分の要素の一部だ。

自己分析は自分のあらゆる要素を知っていく作業だ。家族間、友人間、恋人間、職場での人間間、そして、独り。
主軸はあっても、それぞれの環境で自分を形作る要素は枝分かれしている。もう、いやんなっちゃうって言いたいくらいとても複雑だ。

その一つ一つを見つけるために、あらゆる環境に身を置く。身を置いて自分の感情や行動に耳を澄ませる。

忘れてはいけないのは、「自分はこういう人間だ」と自分で自分をカテゴライズしないこと。
人は簡単には変われないとも言うが、人は簡単に変わることもできる。どちらも存在している。だから、決めつけて流動的に変わる自分を縛るのは、自身の要素を知る障害になる。それはもったいない。決めつけず、多くある中の一つの要素だと認識するくらいがちょうどいい。

では、具体的に何をするのか。

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