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「どっちでもいいよ」に苛立つことをやめられない

複数の選択肢に悩んだとき、相手に「どれがいい?」と訊くと「どっちでもいいよ」とか「どれでもいいよ」と返ってくる。
私は、あれに凄く腹が立つのだ。爆発するような怒りではなくとも、ボコボコと腹の奥底でマグマが煮えたぎるような苛立ちが湧いて顔に出てしまう。

なぜ、あんなに腹が立つのか。
3つのパターンの「どっちでもいいよ」から自分の怒りの喚起要因を分析してみた。


case1「どっちでもいいよ」は「どうでもいい」

一つ目は「どっちでもいいよ」を「どうでもいい」と受け取るパターン。

気怠そうに言われたり、怪訝な顔で言われたり、考える間もなく答えられたりすると、基本、私は「どうでもいい」とこいつは言っていると受け取る。そして、苛立ちスイッチがパチンッと入り腹奥に熱が増していくというわけだ。

二人きりだと尚更だ。なぜなら、コミュニケーションを放棄していると捉えるからだ。

あらゆる選択肢の中から二つか三つかまで絞った。しかし、その先が決められない。
自分が食べるものや着るものを選ぶなど、すべてが自分に被るものなら「どうでもいい」反応はやや理解はできる。状況によってはそういうこともあるだろう。それは「ご苦労様です」と頭を下げよう。

しかし、二人で選択して行動している中で、これからの二人の行動を決めることの中でなら、私の怒り感情は容赦なく顔を出す。

一緒に食べに行く飲食店や一緒に食べる夕食のメニューが最も身近だ。
一緒に食べるものだからこそ自分一人では決めたくない。二人で納得して楽しみたい。ものを決めるより先にあなたと選びたいという欲求がある。

そう、あなたと選びたいんです!

それを「どっちでもいい」と言われると、そもそもその欲求は達成できなくなる。
怒りというのは、自分の欲求が果たされないと喚起されるものだ。
そういう心理に生きる人間の一人ならば、そら、苛立ちが湧いてくる。

要は、あなたと一緒に考えて決めることを楽しみたいのだ。

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