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『1973年のピンボール』 音楽プレイリスト

村上春樹の小説『1973年のピンボール』に出てくる音楽のプレイリストです。
小説に興味あるなしに関わらず、音楽をどうぞ。



p7
 ヴィヴァルディ「調和の幻想」

ハイドンのト短調のピアノ・ソナタ


p16
 リッキーネルソン「ハロー・メリー・ルウ」


p17
 ボビー・ヴィー「ラバー・ボール」


p32
 「ペニーレイン」


p33
 サンタナのコピーバンド


p53
 ミルドレッド・ベイリー「イッツ・ソー・ピースフル・イン・ザ・カントリー」


p70
 そして日曜日には鼠は漠然とした気持ちで一日を過ごし、彼女はモーツァルトを弾いた。


p73,74
 スタン・ゲッツ
 スタン・ゲッツ、アル・ヘイグ、ジミー・レイニー、テディ・コティック、タイニー・カーン、最高のバンドだ。
 「ジャンピング・ウィズ・シンフォニィ・シッド」のゲッツのソロ


p75
 チャーリー・パーカーの「ジャスト・フレンズ」


p77
 ヘンデル「レコーダー・ソナタ」
 レコーダーとヴィオラとチェンバロのあいだに通奏低音のように肉を炒める音が入っていた。
 ハンス=マルティン・リンデがヘ長調のソナタの最後の一音を吹き終える頃に食事の支度が出来上がった。


p78
 ビートルズの「ラバー・ソウル」


p81
 園内のスピーカーで「オールド・ブラック・ジョー」のオルゴールを流した。


p90
 スピーカーからウェイン・ニュートンの古いメロディが流れ出す。


p91
 「マッカーサー・パーク」


p92
 ファルセット・ボイスの甘いソウル・バラード


p102
 ジャンとディーン


p106
 ジーン・ピットニー

七番ホールでは近所に住む学生がフルートの練習をしていた。


p110
 ジャクソン・ファイヴ


p119
 バッハとハイドンとモーツァルト

パット・ブーン、ボビー・ダーリン、プラッターズ


p131
 ビックス・バイダーベック、ウディ・ハーマン、バニー・ベリガンといった古いジャズを聴き、


p151
「ジャンピング・ウィズ・シンフォニィ・シッド」スタン・ゲッツとヘッド・シェイキング・アンド・フット・タッピング・リズム・セクション……


p175
「ラバー・ソウル」








誰もがめいっぱいのトラブルを抱えこんでいるようだった。トラブルは雨のように空から降ってきたし、僕たちは夢中になってそれらを拾い集めてポケットに詰めこんだりもしていた。何故そんなことをしたのか今でもわからない。何か別のものと間違えていたのだろう。

村上春樹『1973年のピンボール』講談社文庫、p58

「哲学の義務は、」と僕はカントを引用した。「誤解によって生じた幻想を除去することにある。……配電盤よ貯水池の底に安らかに眠れ。」

村上春樹『1973年のピンボール』講談社文庫、p99






最近は毎回、記事を有料設定にしています。公開範囲を全文公開にしているため、実質無料なわけですが、お金が欲しいという意思表示のために値段設定をしています。

いつもは、とりあえず意思表示のための、最低ラインの100円設定にしていますが、今回は1500円に設定。これは、コンピレーション・アルバムとか、サウンドトラック・アルバムの値段をイメージしています。お金に余裕のある人は、買ってください。

楽しんで つくっているプレイリストですが、仕事はイヤイヤながらやるものだと決まっているわけではありますまい。この仕事にもお金が払われてもよかろうものなのです。情報にお金を払うのではなく、人間である私に、お金を払うのです。実際、まったく同じプレイリストをつくる人など、いないのです。見たくもない広告を見せるやつはクソです。


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