エッジAIの展示まとめレポ 【国際画像機器展2019】
こんにちは、Deep Learningスタートアップでマーケターをしています、MARINA(@m__sb04)です。
前回今年最後の展示会レポートかも?といいつつ意外とまだまだ展示会が残っていました。笑 今回で展示会レポート、第5段です。
国際画像機器展は、画像処理などマシンビジョンがメインのイベントで全体の展示としてはFA向けの外観検査×AIといったデモやソリューションがたくさん(というよりほとんど・かつ似たようなもの ex.ベルトコンベアに流れている部品を分類とか紛れている異常を判定とか)展示してありました。
なので、今回はたくさん紹介するというよりは個人的に気になったものだけをピックアップしようかなと思います。ではサクッといきましょう。
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■ FLIR
FLIR社のFirefly DLというディープラーニング推論カメラを使った人物検出のデモ展示。Firefly DLは、Intel Movidius Myriad2が搭載されている。消費電力は2Wほど。
何よりもめちゃくちゃ小さい(27 mm × 27 mm × 14 mm)。NUCとかに繋がなくてもこれ単体で推論処理することもできるという。この小スペースに収まっているのは凄い。
スターターキット自体は代理店のVSE社が販売予定。価格は20万を想定。
■ HMS
産業用のスマートAIカメラ「SiNGRAYシリーズ」の展示。Ambarella社のCVシリーズのプロセッサを使用。Rシリーズの方はToFカメラなので距離推定などもできる。
やはりカメラ内だけで完結している見せ方はわかりやすくてとても良い。本社は福岡の会社らしい。
今回展示会で初のお披露目だったよう。
■ Xacti
カラーコーンの上にカメラを設置するという斬新さだが、使用用途やアプリケーションをイメージしやすくてとても良いデモだった。近づくとバウンディングボックスの色が変わるというような侵入検知のデモ。
ノイズリダクションも展示されていた。後ろの箱にJetsonが隠されている。
■ システム計画研究所
gLupeで有名だが、同じように少量の学習データでできるひび割れ検出「ひびここ」を使ったひび割れ検出デモ。業界別にパッケージを分けていくのかなと感じた。
■ NET Japan
Edge TPUで一時期話題になっていた*その場で1枚学習させて分類できるようになるようなものをARM CPU+FPGAでやっているデモ展示。
* https://youtu.be/Ou-gulnNkaE (2分15秒くらいから)
■ LINX
LINX ARTSのJetson Nanoを使ったバーコード読み取りなどのデモ。
HALCONという画像処理ライブラリを使って学習させている。
Boardをパネルにくっつけて横から見えるようにしていたり、ディスプレイでの表示の仕方など展示の仕方がよかった。
サクッとこんな感じでした。駆け足で紹介したのであれですが今回行けなかった方の参考になれば嬉しいです。
では、また次の展示会レポートで!
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