見出し画像

「眺めのいいカフェ」2023 Autumn.

九條です。

昨日の大阪市内は1日中うす暗くて、冷たい雨がしとしとと降っていました。

けれども今日は一転して朝から秋晴れ、日本晴れ。

朝起きて、バッと両手で分厚い茶色いカーテンを開けてベランダの窓も開けると、そよ風が気持ちよく、青い高い空に白い雲がいくつも浮かんでいました。ベランダに出て伸びをして深呼吸。

いい季節になりましたね。^_^

朝イチから洗濯機をまわして(といってもあんなに重くて大きいマシーンをグルグル回したわけではなくて洗濯をしたという意味です)、1週間分の洗濯をしました。

その後、洗濯物を干してから買い物へ行き、昼下がりに洗濯物を取り込んで、それから約半年ぶりに ‘’おうちカフェ‘’の「眺めのいいカフェ」をオープン!

ベランダに椅子とCDプレーヤーを持ち出して、私が大好きな歌のひとつ、プッチーニの「わたしのお父さん」などを聴きながら、大阪の街の景色を眺めながら、温かいコーヒーを飲みました(安いインスタントコーヒーなのですが)。至福のひととき。^_^

うちのマンションは「あべのハルカス」よりも南にあるのですが、ベランダに出ると見通しが良くて天気のいい日には、あべのハルカスや通天閣、遠くは北浜や肥後橋あたりの高層ビル群まで見えます。

穏やかに晴れた秋の日の午後。青空に浮かんだ雲が陽に照らされて白く輝き、遠くでは豆粒のように見える高層ビル群がキラキラと光っています。眼下に見える街路樹がそよ風に揺らぎ、鳥の囀りが聞こえてきます。

特別なことは何もなくても、お金を使うことはなくても、こうして穏やかに日常を楽しめることはとても贅沢で幸せですね。

やがて西の空が金色に染まって、陽が暮れて行きました。

明るく穏やかな秋の日の休日。平安な1日を送ることができました。小さな、ささやかな幸せに感謝!

※プッチーニ作『ジャンニ・スキッキ』より「わたしのお父さん」(2分31秒)。クラシック音楽の中では「いちばん美しい歌」だとも言われています。

【「わたしのお父さん」歌詞】
[原文(イタリア語)]
O mio babbino caro,
Mi piace, e bello bello,
Vo andare in Porta Rossa.
A comperar l anello!
Si, si, ci voglio andare.
E se l amassi indarno,
Andrei sui Ponte Vecchio.
Ma per buttaarmi in Arno!
Mi struggo e mi tormento!
O Dio!
Vorrei morir!
Babbo, pieta, pieta!
Babbo, pieta, pieta!

[日本語訳]
私の大好きなお父さん
私はあの人を愛しているのよ
とっても素敵な人なのよ
なのでポルタ・ロッサへ行きたいの
そこで指輪を買いたいのよ!
とっても、とっても行きたいの
もし、私の恋が叶わないなら
ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)へ行って
アルノー川に身を投げるわ!
この身を焦がす想いが苦しいよ!
ああ神さま!
私はむしろ死んでしまいたいわ!
お父さん、分かって!
分かって、お父さん!

(日本語訳:九條正博 訳)


※過去記事『眺めのいいカフェ』(2022年10月)

©2023 九條正博(Masahiro Kujoh)
剽窃・無断引用・無断転載等を禁じます。

この記事が参加している募集

休日のすごし方

この街がすき