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『二都物語』(A Tale of Two Cities)

九條です。

英国ヴィクトリア朝を代表する作家チャールズ・ディケンズの名作『二都物語』(A Tale of Two Cities)ですが、私は中野好夫訳の新潮文庫版(初版は1967年)を持っていて、ずっと愛読して参りました。

この小説を映画化した『二都物語』(1957年/英国)も私の好きな映画のひとつで、DVDも持っています。

しかしこの小説『二都物語』は、2014年に同じ新潮文庫から加賀山卓朗氏による新訳が出ました(旧訳の中野好夫版は絶版となりました)。

旧訳と新訳とを読み較べてみるのも面白いなと思いまして、近日中に新訳のほうも買ってみようかなと思っています。

まぁ、ディケンズによる原文自体が相当難解な英文のようですから、旧訳も結構分かりづらかったのですが新訳ではどのようになっているのか、楽しみです。^_^

『二都物語』
フランス革命時のパリとロンドンを舞台とした物語。1859年刊。
フランス革命の光と影を見事に描いている名作です。とくに現代の歴史教育ではあまり教えないような革命時の民衆の狂気と大混乱をリアルに描いている点が注目に値します。
この『二都物語』は、英国の歴史家トーマス・カーライルによる『フランス革命史』(1837年刊)を参考にして書かれた長編小説で、世界中で2億冊以上が発行されている「世界の大ベストセラー」といえます。
 1957年にはラルフ・トーマス監督によりダーク・ボガード、ドロシー・テューティンの主演で映画化(映画『二都物語』)もされています。

©2022 九條正博(Masahiro Kujoh)
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