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激変する就職活動の中で私がエムスリーに新卒入社を決めた経緯 -エムスリー新卒内定記2022②-

こんにちは!2022年よりエムスリーにデータサイエンティストとして新卒入社予定のTと申します。就職活動中に参考にしていた新卒内定記の執筆を、光栄なことにこの度私も担当させていただくことになりました。本記事では私が経験した就職活動と、最終的にエムスリーを選んだ理由について書かせていただきます。
私は現在修士2年なのですが、大学3・4年時にも就職活動を行っていたため、新型コロナウイルスが蔓延する前後の就職活動の変化と苦悩・その中で私が有効だったと感じたことついてもお話しできればと思います。
私も就職活動中にエムスリーの先輩方の新卒内定記を参考にさせていただき、特に田中さんの記事で心が軽くなったのを良く覚えているので、本記事もエムスリーに興味を持っている学生はもちろん、悩める就活生にとって少しでもお役に立てれば幸いです。


自己紹介

私は現在早稲田大学大学院に在籍しており、経営システム工学を専攻しています。その中でも統計科学研究室に所属しており、統計学やデータ分析の手法等を幅広く勉強しています。
研究テーマは、学部ではアメリカンフットボールについて、現在は野球について、どちらもスポーツデータの定量分析と戦略策定を行っています。どちらの研究もプレーのデータを分析しつつ、実際に分析結果が活用可能かどうかという点を考えながら進めていく研究なので、大変ではありますが非常にやりがいのある研究です。

学部での就職活動

私の学部での就職活動は完全に準備不足でした。まだ進路を決めていなかった大学3年の夏、周りの学生はすでにコンサルや金融業界のインターンへの応募を始めており、気づけば私は完全に出遅れていました。秋になり焦った私は、特に業界も絞らず、周りの友人が受けているインターンにひたすら応募しました。結果として色々と学びは得たものの、実際に就職を決断する決め手を欠き、大学院に進学することを決めました。
同じ境遇の方に向けて、就職ではなく進学を決めた主な理由を以下に少し記載します。
・様々な業界・企業でのインターンを経て自分の視点が低かったことを痛感した
・当時参加できたインターン先で大学や研究室で学んだ専門性を活かせる会社が少なかった
・所属研究室の全てが魅力的だった(研究内容・先生・先輩・同期)

大学院での就職活動

大学院では、学部で就職活動を経験したこともあり、業界や職種選びの軸がある程度固まっていました。業界としてはIT・コンサルティング、職種としてはデータ分析を行えるポジションを中心にインターンに応募しました。しかしながら、新型コロナウイルスの影響により、大学院の授業も就職活動も完全オンラインとなり、家から出ない日々へと生活が一変しました。ちなみに就職活動で家から出たイベントの数は3つです(インターン2つと証明写真撮影)。最終的にエムスリーに就職を決めるまでのオンラインによる就職活動は、対面と比べて移動がないなど良い点もありましたが、やはり苦しいことが多かった気がします。

対面・オンラインの就職活動の相違点

オンラインの就職活動はとにかく孤独です。この一言につきます。
対面からオンラインへと変化した就職活動に対して、私が感じる難点は主に2点あります。
1点目は情報不足になりやすいことです。
以前は就職活動中でも大学へ授業に行けば同じく就職活動を頑張っている仲間と情報共有やお互いの悩みを話すことができました。しかしオンラインになってからは、交流がほとんどなく、何気ない会話はもちろん、友人の就職活動の情報も全く入って来なくなりました。
私は幸いにも共に進学した研究室の同期と定期的にオンラインで雑談や情報共有をしていたので、この点については助かりました。大学院に入学したばかりの修士1年の4月中旬に、尊敬する同期の友人から「就職活動、もう始まってるよ?」と言われ衝撃を受けたのを強く覚えています。おかげで学部のときのように出遅れることがなかったので、彼にはとても感謝しています。
2点目は一人で考える時間が多くなることです。
一人の時間が増えたことにより、自分一人で考えることが多くなり、その結果何度も変わっていく自分の考えに対して不安になることが増えた気がします。対面であれば大学の友人や先輩、インターンで一緒になった学生などと意見交換を通じて自分の意見に対するフィードバックを得られますが、一人ではwebや本で様々な情報を取り入れるほど自分の意見がふわふわとしてわからなくなってきます。
これらの苦難に対して、私なりに最も有効だったことを改めて振り返ってみると、やはり人と話すことだと思います。私自身、友人とオンラインでお互いの就職活動の状況確認や、その時の新しい発見や考えを伝え合うことで、情報不足や考えすぎを防止することができたと思います。また、尊敬する方々に電話で相談させていただき、閉じた自分の考えをアップデートしていくことができました。

エムスリーの魅力

エムスリーと出会うことができたのも先に述べた友人のおかげです。
彼が何やら他の企業とは全く違うユニークな面接を受けたと聞き、私も好奇心からインターンに応募しました。その後面接やインターンを通して、エムスリーのことをより深く知っていきました。
最終的に私がエムスリーを選んだ理由は大きく以下の3点です。
・指針が明確かつ魅力的
・自らをアップデートできる環境
・集まっている人が論理的かつ温かい
順番に少しお伝えできればと思います。

1点目は魅力的な指針です。エムスリー全体とその中のデータ分析グループには、それぞれ大きな指針が1つずつ存在しています。エムスリーのミッションは「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らすこと」であり、データ分析グループのミッションは「データを活用し、エムスリーグループの利益を最大化すること」です。私が就職活動を通して出会った企業の中では、これほど明確に指針が定まっていた企業は他にありませんでした。加えて、その指針に向かって進むことは人や社会のためになると心から思えたため、この点は私にとってエムスリーの大きな魅力の一つでした。
2点目は働く環境です。これは言語化が非常に難しいのですが、主に2つ良いと感じています。1つは変化に寛容な環境であることです。エムスリーは常に新しい概念にオープンであり、様々な業界でお仕事をされていた方も集まっているため、新たな知識を身につけ変化を望む人にとって魅力的な環境だと思います。もう1つは自らの裁量の大きさです。インターンシップでは自分で考えて行動する時間が多く、進捗も自分で管理することができました。そのため、分析結果や進め方には本人に大きく責任がのしかかりますが、だからこそ自ら考えて行動できる環境になっていると私は思います。
最後は、集まっている人が論理的で思いやりを持っている点です。私がインターンや面接でお会いした方は、誰もが本当に論理的でしたが、それだけでなく相手に対して思いやりを持っていると感じました。

最後に後輩に向けて

最後までお読みいただきありがとうございました!まだまだ未熟な私ですが、最後に就職活動に対して今感じていることと、就活生への応援のメッセージを書かせていただければと思います。
就職活動で迷うことは避けられないと思います。理由は非常に単純で、考慮できる選択肢が多すぎるからです。さらに社会は不確実であり、避けることのできない大きな変化も起こります。私も大学院への進学を決めたとき、その後の授業や就職活動がほとんどオンラインで行われる未来は想像もしていませんでした。
しかし、私は大学院での生活も就職活動も後悔はありません。それは、柔軟さを忘れずに自分の考えをアップデートしながら、その時に最良だと思う選択をするように常に意識していたからだと思います。これは尊敬する高校アメフト部の監督から教わった習慣なので、本当に感謝しています。
就職活動では、考えが目まぐるしく変わり、そのうちに元の考えに戻ってしまうこともあると思いますが、その理由を言語化することで自分が大切にするものをより深く知ることができると思います。さらに、その過程で様々な選択肢を見てきた経験は、自分だけの唯一無二の知見を形成する手助けになるはずです。
ぜひ変化することを恐れず、自分が今ベストだと思える選択肢を、自信を持って選んでください!

エムスリーのデータ分析グループでは、今年もインターンを募集中です。興味を持っていただけた方は是非ご応募ください。
https://recruit.m3dag.com/